2013年12月27日金曜日

バーニー みんなが愛した殺人者

ちょっとまえにみたんだけど、感想がまとまらず、こんにちにいたる。
コメディなのか、シリアスなのか、ドキュメンタリーなのか、フィクションなのか、はっきりしないんだなあ。
実話をもとにしている映画って、こういうところがむずかしい。
シャーリー・マクレーンのおばあさんぶりが、怪演だった。
うまいひとだねえ。


もうすこし、バーニーの人物像をほりさげることはできなかったのか?
たとえば日本でつくったら、どうなるか。
ほか、フランス、イタリアなんかでつくったらどうなるか?
ちょっと気になった。



2013年12月20日金曜日

砂漠でサーモン・フィッシング

DVDにて鑑賞。
ううん、まあまあ、かなあ。


ストーリーがよめちゃうというか、安心してみれちゃうというか、
たのしい映画だったからいいや~~。

ユアン・マクレガーってERとかのひとなのね。
みてないなあ。。。。。



2013年12月19日木曜日

清洲会議

おもしろい!




三谷幸喜、うまいな。
それぞれの俳優の個性やできることをよくしっている。


この松山ケンイチの動き、軽々としていて、滑稽。
いい子分をもっていたであろう秀吉の一端がうかがえる。
寺島進の黒田官兵衛はまさに、ジャストミート。
ちょっと(というか、かなり長い時間検索した)画像を探したが、みつからない。ひどいな。あれは、こんどの大河のよりも、はまってるぞ。

だがまあ、なんといっても役者陣でもっとも注目したのは、剛力彩芽!


ビジュアル面といい、演技といい、監督の力量なんだろう。
まさに、化けた。
今後が、ひじょーに、たのしみ。
お歯黒なんだけど、どうしたことか、違和感がない。
かわいいかんじも充分ただよう。
当時、こういうファッション(習慣?)がうけいれられたのが理解できる。

そうそう、中谷美紀のとんでもない化粧、すばらしい。
お歯黒はしていない。この当時、既婚女性はみなお歯黒をしたんだろうか、階級があったのだろうか?
もともと農民だったから、身分的にお歯黒はしなかったのだろうか?それとも、演出上のことなのだろうか?
けっこう、気になった。
踊りのシーンに、役者魂をとことん感じる。

会議の後の、英雄たちの運命にときおり思いを巡らせたりしてみた。こういう性格だから、ああいうことになっちゃうのねえ、と。
ううん、高見の見物か~~?



2013年12月6日金曜日

マラヴィータ

マーチン・スコセッシ製作総指揮、リュック・ベッソン監督、ロバート・デ・ニーロ主演とあったら、みないわけにはいかない。



タイトルの言葉の意味は、裏社会というのだとか。
デ・ニーロが「マラヴィータ」というときの発音と発声がかっこよくって役柄に合っている。
たぶん、いろいろなパターンをいってみたんだろうなあ。


デ・ニーロの娘役のディアナ・アグロンはgleeにでていたとか。
すごーくかわいい。
保護するFBIのふたりが、この凶悪な家族をみまもっている姿に、わらえる。とくにディアナ・アグロンの電話の絡みはおもしろい。
このヘアスタイル、女の子らしくてチャーミングで、よく似合っててうっとりしてしまった。すごくがんばった感が伝わってくる。
これで夢中にならない男子がいたら、そいつはビョーキだ。

家族がそれぞれ、ぶっ壊れてる。
でも仲はいい。サバイバルなのにどこかほのぼのとしてる。
あれだけ、ずばずばやれたら、ストレスたまらないだろうなあ。
うわあ、すっきりするなあ、と、爆笑しながら感じていた。
代弁というには、過激すぎるけど、ときおりは筋が通っている。
が、全員やりすぎ!!

トミー・リー・ジョーンズは、映画このたび、初見。
ボスのCMとかソフバンのCMではもちろんしってるけど。
苦虫を噛み潰したような顔で、ストーリーを引き締める。

ミシェル・ファイファーの料理がおいしそう。
食べてみたいなあ。。。。。

劇中映画としてスコセッシ監督のグッドフェローズがつかわれる。
映像はながれない。
使い方があまりにも絶妙で、ううん、さすがリュック・ベッソン!
はじめ、フランスで撮っていたリュック・ベッソンだが、のちにハリウッド進出をしたわけで、ちょうど映画の設定は逆。
アメリカから、フランスに越してきた一家。
アメリカ資本でアメリカ人の俳優をつかいながら、舞台はノルマンディで、たぶん、フランス人のエキストラなんかもつかっているだろう。アメリカにいたけど、故郷はイタリアってことになるデ・ニーロ夫妻。
異邦人としての感覚がパーティーのシーンなどで存分にいかされている。
終盤に向かっての緻密な積み重ねが、よく練られていて飽きない。






2013年12月4日水曜日

劇場版 SPEC〜結〜爻(コウ)ノ篇

ほんとは漸(ゼン)ノ篇からみたかったんだけどね。上映スケジュールが合わず、いいや、後編からみちゃえってことに。
そうねえ、ううん、話がひろがりすぎかなあ。
大味ってやつ?

あのさあ、スペックってさあ、びんぼーくさぁいカンジ、が魅力だったのね。
今回のはお金はかかってる、時間もかけてる、衣裳もだいぶよくなってる。
なんか、当麻(戸田恵梨香)の制服みたいな上下スーツもデザインは少し細身になったくらいだけど、素材が上質になってて動くと、さらっと揺れるでしょ。
テレビんときのはサージ風で、アイロン当てたところがピカピカしてそうだったのに、これは、すっきりしていて、洒落乙。
素敵、なんて、みたひとが、思っちゃったら失敗なのに、しっかり、失敗してる!
もっとゴワついてるほうが、当麻っぽい。。。。


突っ込みたいところも、いくつかあったりするけど、ネタバレになっちゃうか。
さいごのほう、当麻ってそういう感覚で戦うのか?とおもったり、
佐野元春の歌はいいけど、長すぎじゃない?ってちょっと飽きてみたり。

真野恵里菜、かわいいな。

それで。
結 ってついているけど、続、ありそう。
あるでしょね。

にしても、毎度毎度、加瀬亮、怪我しすぎ。
かわいそうだよ~~。



2013年11月24日日曜日

天使の分け前

こういう映画がみたかったんだよ~~!!

と、劇場で、おおきな声でいっちゃいそうになった。
そういえば。
いつもとても元気よく映画鑑賞するんだが、まわりのひとたち、静かにしてるなあ。
なんであんなにおとなしいのかなあ。
笑うときはおもいっきり、笑っていいんじゃないだろうか?
だって、たのしむためにみてるんだよねえ??
違うかな。

ま、それはなんというか、たのしみかたは、ひとそれぞれってことだね。

いやあ、よかった!
ここんとこみたうちで、かなりクオリティがたかい!

カンヌで審査員賞受賞するのももっともだ。

ケン・ローチってすばらしい。

オフィシャルサイト

役者が粒揃いなんだよね。
ハリー(ジョン・ヘンショー)と、ロビー(ポール・ブラニガン)はとくによい。
ロビーはこの映画が初出演にして初主演とか。
大抜擢が成功している。
モー(ジャスミン・リギンズ)がかわいい。
そう!
この映画のなにがいいって、これ!
これを書かねば!

タイトル!
タイトルが最高にいいよ!!
だって、洋画でカタカナのはいらないタイトルって、めったにないでしょ?
それが、この映画、ひとつもカタカナがはいってないんだから。

で、このタイトルの言葉が、いみじくもこの映画のテーマだったりする。
オープニングで天使の羽が 分 のうえのところにひらひらっとのっかるところからして、わくわくしちゃう。

なんでキルトになるかも、映画をみればわかるけど、実にうまい!
人間諦めなければ、かならず、チャンスはやってくる。
だけど、それをつかめるか、つかめないかも、実力のうち。
よし、ぜったいに、つかんでやるぞ、って、気持ちにさせてくれる。
ロビーといっしょに、がんばろー。

というわけで、このたびも、笑ってさわいで、盛り上がった!






2013年11月22日金曜日

アンコール!!

とってもたのしみにしていた一本!
期待にたがわない、おもしろい一本!


テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレイヴでよもやつまらないことはあるまいと思っていたが、いやいや共演陣もたいしたもので。

音楽教師役のジェマ・アータートンが美人でチャーミング。


息子役のクリストファー・エクルストンのすこしかなしそうな感じもいい。監督自らが書いた半自伝的な脚本とあったけど、この息子が監督かな?

クラシックのコーラスかとおもいきや、ロックやヒップホップで意外性抜群。
おじいさん、おばあさんの、ノリのいいこと。

人生はたのしもうと決心すれば、どんな年齢でもいきいきと輝けるものなんだなあ。

まるでミュージカル映画のように音楽がちりばめられている。
さいこーの頑固親父に拍手喝采!


2013年11月15日金曜日

両国寄席、防火のつどいの王楽

両国寄席は11月10日の日曜日。

トリが三遊亭萬橘!
井戸の茶碗。

芝離宮で夏に聴いたが、また、パワーアップしていた。
あの、いいいいいい~~~~~~、、おんななんですよ~~~、
が、どうしていいかわからないくらい、すき!
あの間は、すばらしい。

なんでも。
圓橘師匠から稽古をつけてもらっているとき、
何時間も間のダメ出しをされていて、朦朧としてきたとき、
やっと、「その間だ」といってもらえたとか。
以来、わすれないようにしているのだそうだ。
なるほどなあ、噺をきいていると、これは逸材だ、天才だ、と、おもってしまうが、そうじゃあない。
努力で得てきた技術なのである。
なんて、講釈は置いといて。
ひたすら、おかしい。おもしろい。
こんどはいつ、聴きにいけるかな。

喬太郎の清右衛門とはまたちがう魅力。
ちょっとずっこけていて、誠実というよりも、あっけらかんとしていて、すけべだ。


11月13日、水曜日は、大田文化の森で、初王楽。
いやあ、この日を待っていたよ、王さん。
かなりゆっくり枕でしゃべったのち、悋気の独楽。
火遊びはいけませんよ、ということらしく。
客席の拍手がぱらぱら~で、申し訳ない気分。
「待ってました!」をいえるよう、稽古してみようかな。。。。

2013年11月7日木曜日

ムトゥ 踊るマハラジャ

はずかしながら、初見でござる。
  ムトゥ踊るマハラジャ

おもしろいんだけど、歌とダンスがながくて、
ちょっと眠くなっちゃった。
おまけに、あの長尺にして、休憩がない。
腰がいたくなってしまうんだよね。
連れは、その後、軟弱ゆえ具合が悪くなり、
介抱に苦労したわいな。。。。。


こい~顔のムトゥさん。
インドってややこしい国なんだなあ。
身分がいやしいからって、なかなか俳優になれなかったんだとか。
そういう人材が各所に埋もれているのだろうか。

ふっくらヒロイン、ランガ。
こういうタイプって好みの人おおそう。

このひと、すごくおもしろい↑。
センディルという役者さん。
テーナとよばれていた。
あと、さんまにそっくりな声で、顔も芝居も、似ているひとがいた。
名前わからないけど、かなり笑えた。

いまのボリウッドブームの先駆け的な作品。
それにしても、お金かかってる。



2013年10月29日火曜日

クロワッサンで朝食を

フランス映画がおおい、きょうこのごろ。
ジャンヌ・モローときけば、やっぱりはずせない。

フランス、エストニア映画となっている。
監督はエストニアのイマル・ラーグ。
エストニアってどこなんだろう。
話の中で、おぼろげにロシア方面なんだなあとわかるが、、、。

ジャンヌ・モローはエストニアからパリに移り住んできた老婦人の役なんだが、役だか地だか、わからないくらい、ぴったりとしている。さすが大女優。

カフェにはいった瞬間の、まるで大きな花が咲いたような存在感に圧倒された。


対するエストニアの女優ライネ・マギの受けの演技が素晴らしい。
金髪のほつれ具合なんか、絶妙である。

ジャン・レノにちょっと似ているパトリック・ピノーが男の色気を漂わせ、全編洒落た映像で堪能させてくれる。

ジョー・ダッサンのメランコリーというのなら のメロディーは、
はじまりを感じさせて、ほどよく、うきうきする。

新ニッポンの話芸 2013年10月25日

10月25日、新ニッポンの話芸にいってきた。
成城ホールで開催されている寄席。
18日に鈴々舎馬るこがNHK新人演芸大賞で大賞をとり、
そのお祝いも兼ねて、ひさびさいった。

永久トリ、萬橘といっていたけど、今回はご祝儀で、トリは馬るこ。

ちょっとがっかりだったけど、まあ、めでたいからしょうがないか。

こしらの「子褒め」、萬橘の「提灯屋」、中入り後、馬るこが廓噺の「明烏」。

ここの会はトリじゃなくても、持ち時間が長い。
萬橘を満喫できて、うれしい。
登場人物の描き分けがうまい。

馬るこの明烏、若旦那のうぶさがよくでていて、ひらりんとは違う色合いでよろしい。
廣瀬さんにはうけていなかったが、あれはあれで、よいんでは?

で、来月も馬るこがトリとか。
まあ、いいけどさあ。
ご祝儀だったら、一回でいいんじゃないのかな?
なんにしても、客足がのびるといいよね。

ちょっと遠いんで、次回いくのは、来年かなあ。



2013年10月21日月曜日

真夜中のピアニスト

真夜中のピアニスト、2005年のフランス映画をみた。
マッド・フィンガーズのリメイクとあるので、
どんな映画かなと、しらべてみたら、これはアメリカ映画とあった。


ううむ、ちょいと、きついんではないかいな。
で。
これがフランス映画になるとこんな感じか。

ずいぶん、印象が変わるものだ。


果たして、主人公は幸せになれたのだろうか?
など、考えさせられる映画である。

それにしても、本日のブロガーは非常に書きづらい。
もう少々、なんとかならないものか、グーグルさん!!
ストレスで書けなくなっちゃう!!

主演はロマン・デュリス。
最近タイピスト!の鬼コーチ役でお目にかかったばかり。
イケメンというのとはタイプが違うが好男子。
チンピラになりきれないところがいい。

全編にながれるクラシックとフレンチロック(?)のバランスが映画の緊張感をうまくつくっている。
ミャオリン、清楚である。
この映画中、ほっとするシーンとして、彼女の存在は欠かせない。



2013年9月27日金曜日

ショートピース


いわずもがなの、大友克洋を中心とした、短編オムニバス・アニメーション。洒落乙なオープニングのあと、




森田修平監督の九十九にはじまる。
美しい。でもどこか、絵柄が古い。もう、過去のものという感はいなめない。
大友克洋は火要鎮。
圧巻の絵。
ストーリー、詰めが甘いように感じられた。
さて、ラストに舞う振り袖が、振袖火事のようであるが、振袖火事と、このお話とよく似た八百屋お七のお話は、別物である。



安藤裕章監督のGAMBO。
すでに鉄コン筋クリートを彷彿とさせる。
ラスト、白熊は死んだのだろうか?
四編中もっともよく話が練られ、短い時間でもみたひとに満足感を与えている。残酷なシーンは手加減してもらいたかった。苦手。。。
ガンダム・メカデザイナーのカトキハジメ監督の武器よさらば。
大友原作の漫画なのは、周知のとおり。
人物の動きがなめらかで、ストーリーも落語のようなオチがついて、かるく笑えた。

そう、とにかくここが、原点だね。


2013年9月25日水曜日

アンタッチャブル

なんかいみても、おもしろい!
名画といったら、これじゃな。
勧善懲悪、さいこうなり。

フィルムなのも得したかんじ。
ただ、傷んでいるのか、ゆれるんだよね。
それと、大切なケビン・コスナーとショーン・コネリーの出会いで、フィルムが荒れて、ショーン・コネリーの顔がぶれ、場面があちこちぶれた。
もう、がっかりったらなかった。

ケビン・コスナーが主人公なのをついわすれてしまう。
そう、こまったことに、脇役のかっこよさに目を奪われ、エリオット・ネスより、ほかのひと、みちゃう。
たとえば、ビリー・ドラゴ。
あまりの悪ぶりに、腹を立てながら凝視してしまう。
こんかい久しぶりにみて、あれ、松重豊ににてるな。
って、はじめてみたときはデビッド・ボーイとおもったが、時はうつろいやすいもの。。。。
ビリー・ドラゴ


アンタッチャブルではとくに贔屓がひとりいる。
その名はチャールズ・マーティン・スミス。
ときどきリック・モラニスとまちがえられるが、このふたりは同一人物ではない。
ウィキペディアもごっちゃにしてた!
役名はオスカー・ウォレス。
経理の人。
アメリカン・グラフティ以来のファン。
彼がでていると、画面がたのしくなっちゃう。
さいきんの画像をネットでみた。
いい雰囲気のおじさんになってた。



ケビン・コスナーはこの映画が出世作になったらしい。
公開当時、ショーン・コネリーとチャールズ・マーティン・スミスがでてる、ぜったいみる!しかも、デ・パルマ監督!って勢いで、ものすごく興奮してみたのはよく覚えているけど、それは覚えていなかった。

ショーン・コネリーの登場シーンに、どきどきする。
アルマーニの衣裳、ばかげている、と、自前の服ででていたとか。粋。
だけど、死んじゃうのはやだ。
実際のアンタッチャブルはだれも死ななかったとか、銃撃戦もなかったとか。ということは、実際にはウォレスは机上で大活躍していて、ライフルは振り回していなかったのか。

すこしアンディ・ガルシアについて。
はじめてみたとき、名前も顔も知らないひとだった。
でも、帰り道ではすっかり惚れていた。
素敵なにいちゃん。
かっこよすぎ~~~!!!


そうそう、デニーロ。
あまりこの演技は評価されていないみたいだけど、いいとおもう。
法廷で足をばたばたさせて暴れてるとこ、大スターじゃないみたいで、わらってしまう。
カポネにそっくり。

2013年9月17日火曜日

マリリン7日間の恋

マリリン・モンローという名前は、いつまでも新鮮な輝きをはなち、聞いただけで心臓が高鳴る。美しい響きだ。
マリリン7日間の恋 DVDにて鑑賞する。


そうか、王子と踊子の撮影中、こんなことがあったのか。
マリリンが遅刻ばかりしていた、アーサー・ミラーとの関係がぎくしゃくしはじめた、というのはしっていたが、こんなにやさしい支えがあったなんて。
すこし救われた気持ち。

驚いたのは、サーの称号をもつローレンス・オリビエが役作りに悩んでいるマリリンに平然と、セクシーならいい、といえちゃうこと。
そういう時代??
女性への蔑視とも、あのチャーミングなひとは、戦っていたんだ。
興味深かったのは、まず、ポーラ・ストラスバーグ(ゾーイ・ワナメイカー)。ずっとストラスバーグ夫妻の演技メソッドってどんなふうだったんだろうと、本なぞ読んで想像していたのだが、一端を垣間見たような。自信と、演者への愛があってこそできる仕事。

終始マリリンに理解をしめし、愛情深く接していたシビル・ソーンダイク(ジュディ・デンチ)。このひとが画面に映ると、とても安心する。よく主役を盛りたてている。

ルーシーのエマ・ワトソンが仕事に恋にいっしょうけんめいでかわいい。花が咲いたような雰囲気がある。



と、素晴らしい女優陣について書きすすめ、読み返す。
主演のミシェル・ウィリアムズのこと、ちゃんと書いてなかった。さいしょ違和感があったけど、だんだん慣れて、後半ドライブにいっちゃうあたりから、すっかりのめりこめた。
イメージの中のマリリン・モンローのギリギリ感と重なる。



コリン役のエディ・レッドメインと、モンローの付き人ロジャー(フィリップ・ジャクソン)の掛け合いがたのしい。

なにもあの当時のこととか、モンローの生き方とかしらなかったら、ちょっとちんぷんかんぷんになるかもしれないけど、まずはここから、はいってみるのも、いいんじゃないかな。


2013年9月8日日曜日

俺はまだ本気出してないだけ

スマイル、アゲインに続き、またしても、おやじもの。

おおおおそうかそうか。
いま、オフィシャルサイトをみていたら、「無能の人」現代版がつくりたかった、という監督のコメントを発見!!
そう、なにかみたい!
と、おもっていたのは、それだった!!
ちがうのは、おくさんがいないってとことか、
立ち直りがはやいとことか、くらいかあ。
これには、ゴンチチの音がからんでること疑いなし。
つら~いかんじのシーンをやさーしく、包んで、
なんだ、だいじょぶじゃん、という気持ちにさせてくれる。

堤真一の太い声がたいへんよい。
ダメ男なくせに、声だけはガッツがあって、ま、アンバランスっていえば、いえなくもないが。。。
とにかく、パンツでねてるし、ゲームやってるし、ごろごろしてる。
がっかりしちゃうヤツ。




濱田岳がまたもうまい。
この役は、ここんとこ演ってるおとなしめの役の中でも、
異色キャラだ。
なにを考えてるんだ、こいつは、という雰囲気をさりげにこなしてる。だけど、もうそろそろ、こういう系じゃない人間を演じてもらいたいかな。だって、ちっちゃくおさまったら、残念だもんね、素質もってんだからさ。

生ちゃんと山田孝之が、いい味を添えている。







もうひといき、監督には、本気出してもらいたかったなあ。
いろいろたのしいんだけど、ときどき、集中力きれるのねえ。
そこがねえ。。。。
おっとわすれていた。
石橋蓮司が全編タックイン・ステテコスタイルだった。
最高♪

2013年9月4日水曜日

スマイル、アゲイン

スマイル、アゲイン。。。もう一度わらおう

ううん、なんだか、日本語のほうが素敵だ。
原題は、「Playing for keeps」

映画の日に、いってきた!
ほんとは、アンコール!がみたかったけど、時間があわなくて、
調べていたら、この映画になった。
あまり期待もしてなかったんだけど、みてみたら、たのしかった。
ダメ父役のジェラルド・バトラーが、とってもダメ父!
このいい加減さでは、息子だってなつくわけがない。


お父さん、もてもてだ。
まわりのおじさん達とくらべると、それも当然か。
かっこいいもんね。

とりまく女優陣が豪華なんである。↑これはキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。
ほかにユマ・サーマン、ヒロインがジェシカ・ビール。
みていて、目が飽きない。
なんというか、大女優がちょっと息抜きででているような感じといえばいいかなあ。
監督はガブリエレ・ムッチーノ。
イタリア人。
あれ、この主人公は監督に似ているのかな?なんて♪
イタリアといえば、ねえ。
子役のノア・ロマックスがそばかすだらけで、とても愛くるしい。
さいごのほうは、ちょっとそだっていて、そばかすも薄くなってきているところも、チェックポイント。





ベタにたのしめる。
バージニアって緑がおおくて、景色がここちよい。
フェラーリびゅーんってやってみたいな!!




2013年8月18日日曜日

タイピスト!

きょうから開始!
まずは!

フランスの、とっても洒落乙映画、タイピスト!


公開初日のきのう、さっそくいっちゃった。
だって、ものすごくたのしみだったんだもん。

アーティスト、オーケストラ!のスタッフが結集!と、チラシにあるじゃないの。
これはもう、いかないでどうする?
生きてる意味がないでしょう!!

ま、とにかくいったいった。
おもしろかった、わらえた、どきどきした。

デボラ・フランソワ、ベリキュート♪
よれよれ走ってるとこ、最高。

アーティストのヒロイン、ベレニス・ベジョがこのたびは脇に回って、やっぱりすてきで美しい。



ちょっと名前のわからなかった、いい味出してる役者さん、なんだったかなあ、たしか、オーケストラ!にもでていたような。
タイプライター会社の御曹司のひと、なんていうんだろう。個性的な風貌で、気になる。
たまにはパンフレットを買いたくもなるが、たかいんだよねえ。
映画料金払うので、懐は精一杯だ!

製作がオーケストラ!のレジス・ロワンサル、撮影がアーティストのギョーム・シフマン。そうかあ、それで画面が凝ってるんだ。

ファッションがねえ、なんたってねえ、スカートがふっわふっわで、腰んとこ、きゅっとなってて、足首がしゅっとしてて、ハイヒールがついっとね、きまってて、色がエレガントでいうことない。。。。。

そうそう、ローマの休日がカラーになったら、きっとこんなかんじ。

銀座で観ようとおもって、ネットでしらべたら、あっというまにチケット売り切れ。
横浜の109シネマズMM横浜はだいじょうぶだったので、そっちまで足をのばした。はじめての映画館だったけど、なかなかよかった。
JAF割引で映画がすこしやすくなり、半券割引で夕飯がまたもすこしやすくなり、交通費のぶんくらい、もどったかな?
親切でたすかる~~。