2014年3月12日水曜日

もらとりあむタマ子 さほど期待していたわけではなかったけど、

鈴木慶一がでているんじゃしかたない、ということで、前田敦子じゃたいしたことはないだろうが、まあ、ということで、映画館に足を運ぶ。

意外と!
おもしろかった。

昔の言い方で、スマッシュヒットってやつ。



そもそもこのひとの、セリフ回しがねっとりしていて、ちょっとやなのね。
そこらへん、監督がよくわきまえていて、あまり多くの言葉をいわせないんだなあ、にくい演出。

こんなかんじでいけたなら、女優として、ひょっとしてひょっとするかもしれない。

表情など、魅力的。
それにしても、ださいジャージ姿だったり、汚い食べ方だったり、ファンのイメージを壊してしまうんではないか。

あのラストで果たしてタマ子は前進したの??

ネタバレになるけど、オーディションに応募しようとするくだりに泣ける。だれでも一度は通る道かもしれない。
わらっちゃうけど、わらえない。
その自堕落な、すすめない気持ちもよくわかる。
いつの間にやら共感し、親戚のおばさんに、遠回しに小言をいわれてるとこなんざ、かわいそうじゃん、と応援してみたり。
もちろん、そのままでいていいってことじゃないけど。

その後、タマ子は自立できただろうか?

中学男子、仁くん、好演。

お父さんのつくるごはんが、どれもおいしそう。
特に昨夜の残り物らしいロールキャベツがよかった。
あの上出来っぽいおかずを、実にずるずる、べしゃべしゃと食べる姿は圧巻。
せっかく心をこめて、つくっているのに、ちっとも感謝してないかんじが、もらとりあむ なのねえ。




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