2014年4月23日水曜日

グーグーだって猫である 見事にハマって、最初から、(泣)

DVDにて鑑賞。
のぼうの城の犬童一心監督。
音楽は細野晴臣。
主演は小泉今日子。

こまったことに、初っ端から、泣いてしまった。
だってねえ、大島弓子でしょ、そらあもう、泣くね、うん、泣く泣く。

猫の話を大島弓子にされてしまったら、アウトだよ~~。

そういうことで自分が終始うるうるなのを、正当化してしまうけど。

うっとうしい外人がでているんだが、終盤それがとても大切な役割を果たす。

天才漫画家がかくも孤独で奥手であるとは、作品からして、想像はできたけど、これでは。
独特の読後感をあたえてくれる作品の造り手。
だれも描けない世界。
だけど、、、
いいんじゃないの、あとすこし、幸せでもさ!
孤高なるものを深く学んだ。
いまはずいぶんたくさんの猫を飼っているんだとか。
この漫画は読んでいないので、読んでみようかな。


食べちゃいたいくらい、かわいいグーグー。
犬童一心にはまりそうな予感。






2014年4月15日火曜日

ダラス・バイヤーズクラブ ハズレがつづくとアカデミー賞にすがってみたりする。おおやった!

日曜日、新規の仕事がおもうようにいかず、きょうまで疲れをひきずってしまった。
これはもう、映画で気分転換をしないとだめ。
すぐなんかみなくっちゃ!
で、キネカのチラシをみたら、ダラス・バイヤーズクラブなら、ちょうどいい時間。
きまり~~。
不満の残るものがつづいているときは、賞をとっていたり、なるべく話題性の多いものをえらんで、すがってしまう。

よし!
いつもの席があいていた。

マッドの予告編、とてもよさそうな感じがするので、みたい。

本編はじまる。
ジャン・マルク・バレ監督。
主演がマシュー・マコノヒー。
助演にジャレッド・レト。
なんとこの役のために、それぞれ21キロ、18キロという過酷な減量をしたとか。
そんなことやっちゃって、病気にならないのか。
役者って肉体労働、たいへんなお仕事だ。

ちらみした紹介文にエイズになって、事業を始めた主人公というような内容があったなと、思い出しながらみる。
主演はもちろんいいんだけど、レイヨン役のジャレッド・レトが非常によいのね。そういえば、蜘蛛女のキスにも、心優しいゲイのひとがでていたっけ。

せつない。

片想いの気持ちがよくわかるよ~~。
なんでロンは気づかないんでしょうね。
まあ、わかったって、どうしようもないけど。
そしてさあ、T・レックスがさあ。。。。
マーク・ボランの声が、レイヨンに合いすぎ!
なける。
苦しくってのたうちまわってるところは、こっちも具合がわるくなって、吐きそうだった。
いっつもストッキングが伝染してるのが、おかしい。
あまりにもいつもなので、そういうタイツがあるのかとか、考えてしまった。
メイク・ヘアスタイリングでもアカデミー賞を受賞している。
さもありなん。
あの垢抜けないスタイルは素晴らしい。
出会いのシーンのレイヨン↓化粧濃いんだけど、けっこうきれい。



東京でも撮影していたとは。
ちょっと日本人としては違和感をかんじてしまうが、ロンの行動力と勇気をよくあらわしている。

蛾に囲まれるシーン。なんだかほっとする。↓
117分しっかりと堪能。
つくりこんだ作品を鑑賞できてよかった!!!!





2014年4月14日月曜日

古今亭菊龍 こそっと落語会 一

蔵前のビッグシップできのう開催された菊龍師匠の落語会にいってみた。
熱心なファンがいるのだなあ。
先日の稽古会にいらした方が、何人かいらしていた。
会場でであい寄席という寄席のチラシをもらったが、よくみたら、そこにも!うつっておられる。
こういう熱心なファンに支えられているのだなあと、ジンとしてしまった。

お題は、火焔太鼓。
古道具屋が最後めでたく大山をあてて、しあわせになる物語。
この噺のいいところは、ハッピーエンドというところ。



テンポよくすすんでいく。
若手の落語とちがって、安定感がある。

でもすごく真面目なひとだ。
なんでも一生懸命練習して、しすぎて、じゃっかんはやくなってしまった。
もうすこし、ゆっくりのほうがよかった、のだそうだ。
練習だいじだけど、しすぎると、なれてしまうんだなあ。
ベテランでもそんなことがあるんだ~~。
というか、とてもおもしろかったんだけどさ!

2014年4月12日土曜日

地下鉄のザジ こちらの感性がとぼしいのか、たのしみがたく。。。

ルイ・マル監督の地下鉄のザジ。
1960年制作。
すでにタイトルにも書いているけど、このタイプのものは、たのしめるひとと、たのしめないひとで、大きく評価がわかれる。

だめだったなあ。

何回か、途中退場してしまおうかと考えたが、それは映画を放棄することになるし、やめた。
だけど、だるかった。

冒頭、線路をはしる列車のシーンは、わくわくした。
流れるメロディーも素敵だ。
きっとこの映画はたのしい、と、期待した。
ザジが超生意気でかわいい。
スカートもセーターも、買ってもらったデニムも、よく似合う。

だが、だんだんと、だるくなってきてしまい、それが修復されずに終盤までいってしまった。
映像化は不可能といわれた原作に、忠実になりすぎたのかもしれない。

先日みた園子温監督の 地獄でなぜ悪い と共通するまだるっこしさ。

映画はエンターテナーであるべき、と言い切ってしまったら、不遜だろうか。
伝えようとするメッセージもよくわからず、いっそのことと、目をつぶってみたが、寝るにも寝られず、、、。
そのあたりは、タルコフスキーのほうがいいなあ。
だって、完全な睡眠にいざなってくれる。

まあ、万人が星5つの映画なんて、めったにないけどさ。
ほんとに今年は、映画にあたらない。。。。。


ザジの笑顔。
夕方だんだん疲れてくるあたりが、子供らしい。





2014年4月7日月曜日

古今亭菊龍稽古会

先週の金曜日、4日になるが、古今亭菊龍稽古会なるものに、いってみた。
北沢地区会館というちいさな会館。
いかにもお稽古という雰囲気で、はじめシャツスタイルでいらした菊龍師匠がちょこちょこっと着替えて、着物姿になり、稽古会がはじまった。

さいしょが、まだあがっていないという、三遊亭白鳥作「ナースコール」
おもしろいけど、これも、テレビじゃだめだろう。
新作にしても古典にしても、落語はテレビではむずかしいのか。
そんなこといってるから、テレビ見る人どんどん減るのにねえ。
菊龍師匠によれば、白鳥さんは与太郎女性版というつもりでこの噺をつくったとか。

つぎがお客さんからリクエストを募って「浮世床」
なんかちょっと違うなとおもったら、オチを変えたそうだ。
そうか、いわれてみれば、そうだなあ。

三席目は「雲籠」
ずいぶん久しぶりにきいた!
いろいろきいているんだが、タイトルはまったく覚えていない。
はじまると、あこれか、とわかる。
もすこし、タイトルしっかり覚えよう。
この噺おもしろんだよねえ。
大笑いしそうになって、ちょっとはずかしくなり、おさえてしまった。

菊龍師匠、わたしのイメージするところの落語である。
これこそが落語の王道。
ライブでしっかりした落語をきいたの、ほんとに何十年ぶりだろうか。
またききたいな。
噺にぶれがないというか、笑いを取るところはしっかり取って、
そこはかとオーラがただよい、年季がちがう。
小さな会なのに、しっかりと格をみせつけている。

って、次近い!
4月13日、今度の日曜日。
本所ビッグシップで6時から。
古今亭菊龍こそっと落語会だそうだ。
いってみよー。