2016年7月25日月曜日

■ヘイトフルエイト■ヘイトフル8■血赤珊瑚鶏頭紅赤い~~

キネカ大森にて。
2本立て。
ヘイトフル・エイトのみ鑑賞。

多くを語らなくてもいいかもしれない、
クエンティン・タランティーノ監督作品。
8作目。
いつものことだけど、極端!!
まるで、スプラッタームービーを観てているかのような錯覚に陥る。
錯覚ではないのかも。。。。。 
2015年 アメリカ
主演 サミュエル・L・ジャクソン
音楽 エンニオ・モリコーネ
王道だ。
実に堂々として、西部劇らしい活気と躍動感。


やはり括りとしては西部劇になるか。
途中から、すっかり密室劇になる。
ちょっと眠くなった(;^_^A

いやいやいやいや、「そして誰もいなくなった」、血まみれ版とでもいったらいいのか。

そして、女性に対しての横暴な仕打ち。
ジェニファー・ジェイソン・リー、最初は目の周りの痣だけなのに、後半は郷土玩具の真っ赤な金太郎。
前歯もなくなり。 



こんな感じ↑

残念なことに、彼女の本来の傷のない顔はとうとう最後まで観ることがなかった。
いくら、毒婦とはいえ。

綺麗な女優さんなのに、ひどい、タランティーノ監督。
いや、全世界的な視点に立つと、これが女のポジションだといえなくもない。
まあ、そういうところも、タランティーノは狙っているんだろう。
この時代から、女性の地位向上って、すこしは進展しているのだろうか?
周りをみていると、たしかに男性の就く仕事に女性が進出しているが、だからといって、それがそういうことなのか、わからない。
男性の女性への気持ちが変化しないと、本当の向上にはならないよねえ。

それにしても、気持ち悪い。
塚本さんの「野火」も、かなり、うっく、となるが、負けてない。 

「キングスマン」で悪役のボスだったサミュエル・L・ジャクソン、この度も、悪いことこの上ない。
ほんと、頭吹っ飛ばすのが好きらしい。
そういう役柄を選んで出ているに違いない、なんて(^▽^;) 


2016年7月18日月曜日

■タワーリング・インフェルノ■スティーブ・マックイーン素晴らしい♪


1974年 ワーナー、20世紀フォックス
監督:ジョン・ギラーミン

スティーブ・マックイーン
ポール・ニューマン

こちらも、 キネカ大森、ワーナーブラザーズ・フィルムフェスにて鑑賞。

ぜんぜん顔とかよくないのに、とても素敵なマックイーン。
ポール・ニューマンもすごくいいんだけど、やっぱりこの映画はマックイーンのものだなあ。


ニューマンは観た中では、スティングが好き!
最高。

とか書いていたら、また、観たくなってきた。
できれば、小さくてもいいから、映画館で観たいなあ。
キネカさん、よろしくね♪

マックイーン、大活躍してぐったりしていると、今度はエレベーターが途中で止まっていると連絡が。
はあああってなる。
そこんとこの表情がなんともいえない。
スーパーマンじゃない感じが、リアルで惚れる。



パニック映画って、人間ドラマだ。
本性とか本音が露わになる。
ある意味、非常にわかりやすい。
ひとつ、気に入らないところある。
この映画。
全部いいんだけどね。
ラストでウィリアム・ホールデンが、後悔してこういう災害はなくさないといけないというんだけど、そこで後悔するな!といいたい。
さっきまでさんざん、大丈夫だから、パーティーは中止しないとわがままいってたくせに。。。
と、思ってしまうのね。
なにかもっとほかの言い方がなかったのかなあ。
せっかくの大傑作があそこで、ちょっと白ける。

文句書いてごめんなさい。

スコット消防士?かな。
フェルトン・ペリーでいいのかな。
脇役フェチとしては、チェックしなければならない。

わすれるところだった!
フレッド・アステア!!!!!!
これが遺作になってしまった。
わが愛するお方♪

今回感じたこと。
この火攻め、水攻めの、過酷な撮影がもとで、体調を崩してしまったのかも、と。
すこしだけ、ダンスシーンがある。
軽やかで優雅な御姿、、、、タメイキ、、、
ダンディな印象だけ残して逝ってしまうなんて、根っからの役者!! 






■スペース・カウボーイ■恥ずかしながら、初クリント・イーストウッド!

監督:クリント・イーストウッド
2000年 ワーナー映画

 

キネカ大森、ワーナーブラザーズ・フィルムフェスにて鑑賞。
ダーティーハリーとかも観たかったけど、逃してしまった。
残念。

みてみたら、豪華出演陣なのであった。
ボスでおなじみのトミー・リー・ジョーンズ、

ドナルド・サザーランド(
M★A★S★H マッシュ)、

ジェームズ・ガーナー(
ロックフォード(氏)の事件メモ)、

もちろん、主演はクリント・イーストウッド。 

と、 渋いおじさま揃い踏みである。

これで面白くなかったら、どうかしている。
そう、すごく、ドキドキした。

それはいつわかるんだ?
という謎がひとつ。
後半でやっと、わかる。
とてもシンプルな謎解き。

おじさま方は、若い宇宙飛行士たちからは馬鹿にされるが、女性からはモテモテ。
そりゃあそうだろう。
礼儀知らずの若いだけの男なんて、ねえ??



そんなこんな、数々の妨害や障害を乗り越えて、チーム・ダイダロス(揃いのジャンパーがそれはそれはセクシーで素敵)の面々は宇宙へ。

たしかに、カウボーイである。


乗り込むときの、トミー・リー・ジョーンズ↑
クリント・イーストウッドの親友、機知に富む。
飛行技術の腕前は超一流。
経験値に勝るものはない、ということを、体現している人。



伏線の使い方が、非常に効果的だ。
監督としてもすごい。 




それにしても、クリント・イーストウッドをいま観ることができて、よかった。
間に合った。
これから、ダーティーハリーシリーズ、観る。
人気がなぜあるのかは、よくわかった。
すでに映画史となりながら、新作を造ればヒットする、実力と人気、すごい。
人柄がとてもよさそうな、、、


2016年7月3日日曜日

■リザとキツネと恋する死者たち■サントラぜひ欲しい!!


監督・脚本 ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ
ハンガリー、2015年作品
 
トミー谷の歌う、判然としない日本語歌詞の歌とダンスが、とても面白かった!
サントラとか、出ていないのかな。
すごく、欲しい♪
デイビット・サクライ、と、いう人。
公式サイトによれば、10年ほど日本にいたことがあるとか。

 
 
よくある滅茶苦茶な白人の日本観とはちょっと違う。
といって、理解度が高いというのでもないんだが、嫌だなあ、この雰囲気、というのではない。
 
 
 
日本の伝説をモチーフに、別なファンタジーを創り上げている、とでもいえばいいのかな?
まあ、九尾の狐はもともと中国が起源になるし。

ヒロイン、リザの愛読書。
日本の文庫本風なんだが、中身はバーガーショップが舞台になっていたりして、へんてこ。
蟹肉バーガーってまずそうな気がしてしまうけど、どうだろう?

ほか、とんでもな料理やら、見どころ満載。

久しぶりによく笑う映画だった。
そう、ほかの人も笑ってて、よかった!
なんだか、この頃、みなさん、本当にこの映画が観たくてここに座ってるのかな?と心配してしまうようなときが、けっこうあるのだが、今回はそのような心配をすることもなく、楽しめて、よかった。
 
 
 
しかし、なぜ、そんな心配をしなきゃいけないのか?
 
ううん、どうして、映画を観ているとき、反応が薄いんだろう。
その割、隣の人と話していたり、、、
不思議。

2016年7月2日土曜日

■夢野久作の少女地獄■意外としんどい

1977年製作。
小沼勝監督。

当時ポルノ映画館で公開されていて、18禁だし、気になるけど、入るなんてとてもとても無理だった作品。



ようやく、キネカ大森にて鑑賞。
テーマ重い。
いまでもありそうなことというか、きっとある。
救われない世界。

理不尽だなあ。
それにしても、なぜ、ラストでああなるのか。
生きて、もっと辛い目に遭いなさい、ということだろうか。。。
己が罪をよくわかれということなのか。

少女たちには未来はなく、選択肢もない。
家柄が良くても、そうでなくても、学校が終われば、結婚。
現在、そのあたりのところは、じゃっかん違うが。
大筋は変わらないのではないか。
イジメがひどい分、生きにくさは増しているのか?

なんて、悲しいことを考えながら、92分観たのであった。
二人の少女の裸身が美しい。