2017年2月14日火曜日

■両国寄席■2月12日トリ三遊亭萬橘♪

日曜日は寄席に。
やっと、萬橘に会えるとばかり、期待に胸踊らせ、両国寄席へ。
そう、今年初の三遊亭萬橘。
このところ、よこはまの寄席が盛況なのか、まったく両国寄席はご無沙汰である。
来月もトリなし!
つまらない限り。 

まん坊がメガネをはずしている。
噺は寿限無。
前よりすこし変えたかな?

千葉の議員のらん丈師匠の噺のあと、小歌師匠があがってきた。
おおおおお。
すごい。
なんと、前の噺家の非難から始まるマクラ!
これも大御所だからこそ許される。
まあ、言われてもしょうがないかなあ、みたいなところもなきにしも。
なにせ、マクラで終わっちゃったような噺ではあったし。
それはそれで、面白かったけど、やっぱりあとに続く小歌師匠の実力には及ばないねえ、、、

中入り後、ようよう萬橘が。
メガネ、かけてない。
だから、まん坊くんは、メガネをかけずに上がってきたのか。
彼の師匠ラブは健在らしい。
すぐ終わらせるなんて、いけずなことをいうと、浪曲風のたっぷり!という声がかかる。
替り目。
泣かせる感じが盛り込まれ、ちょっと名人技になってきてる。
こういう酔っぱらいと夫婦になると、奥さんは大変。
落語だから笑って聞けるけど、実生活がこれだったら、どうしよう、なんて、ついリアルな心配をしてしまう。

さて、帰り道。
うどんの噺だったので、遅い昼を寄席開始前に食べたばかりだったのに、どうしても食べたくなり、かけうどんを食べてしまった。 
わかめと、天かすをサービスしてくれた。ありがとうございます。

明烏聴きたかったな。

■ヘイル・シーザー■もっとだしてよ、ジョージ・クルーニー!!

トランボと併映。

2016年アメリカ映画

ひたすら、ジョージ・クルーニーがローマ人の扮装で過ごしていて、チャーミングだった。

なかなか笑える。
随所に思い出し笑いのツボみたいなものが仕込まれていて、いまも時々笑っていたりする、、、!

スカーレット・ヨハンセン、大層美しい。
チラシでは、誘拐事件が発生して云々、となっていて、 ニュアンス的にはさまざまな俳優が解決に向けて協力しあうような感じなのかと想像していたが、そういうことではなかった。

もっとジョージ・クルーニー出してもらいたかった。
他の人も素敵だし、楽しいけど、そこは残念。

このシーンが一番好き♪
コーエン兄弟、映画にぞっこんだ。

2017年2月13日月曜日

■トランボ ハリウッドに最も嫌われた男■ブレイキング・バッドのブライアン・クランストン

監督 ジェイ・ローチ
2015年アメリカ映画
主演はブレイキング・バッドの ブライアン・クランストン。

ブレイキング・バッドは第二話くらいまで、観た。
ヘビーな内容だったので、リタイア。
どの役者さんも熱がこもっていて、観るのをやめても、気になっていたドラマシリーズ。
チラシを見ても、化けっぷりの素晴らしさに初めはわからなかった。
作品はただひたすらに、良かった。
主人公の苦しみや家族の辛さ、周囲を取り巻く敵味方。
とくに悪役のヘレン・ミレン!
よくここまで、役作りを徹底できるものだなと感じる。
トランボと一杯やるシーンなど、そこに居合わせている気持ちになった。
裏切った相手も許すトランボの懐の深さ。
ときおり、ローマの休日や、スパルタカスの名シーンがさりげなく挿入されているのも美味しい♪
ローマの休日が、最初かなりむさ苦しいタイトルで、名前を貸したイアン・マクレラン・ハンターが、付けたタイトルだというエピソードが、効いている。
そして、英語の、Roman Holiday という言葉のひびきの美しさ。子音言語も悪くないんだなあ。

長女のニコラ(エル・ファニング)、美人で聡明な女の子。
ニコラにスポットを当てることで、この映画の厚みが増してるんじゃないだろうか。
カーク・ダグラスから貰ったというオカメインコのサムが可愛くてたまらない。飼っていたことがあるが、ある日苦しんで死んでしまった。また、飼いたくなった。
映画の中には登場しなかったが、トランボの書いた物語。↓

■一之輔・天どん ふたりがかりの会 新作江戸噺十二ヶ月(笑)■

少し前のこと。
2月2日節分前日。

一之輔・天どん ふたりがかりの会 新作江戸噺十二ヶ月(笑)
に、いってきた。

座・高円寺2にて。

NHKのカメラがはいってた。
プロフェッショナル?
そんなタイトル。
テレビほぼほぼみないんで、もしかしたら違ってるかも。
4月放映予定で一之輔密着なんだとか。

この勢いで、ほかの噺家さんにもどんどんスポットライトがあたりますようm(_ _)m

江戸噺の新作一本をネタおろしするという縛りのある会。
二話ずつ、一之輔はひとつが新作手習権助、中入り後は、、明烏!
ここのところ、縁がある、かなり好きな噺。
艶っぽい。

一之輔はいままで聴いた中で一二を争う面白さだった。
ウケにウケる。ウケまくる。
特に新作の手習権助は、笑いすぎて、引きつけを起こすか、椅子から落ちるかってぐらい、笑ってしまった。

となると、天どんも引きずられて、頑張る。
トリの新作サギ烏は明烏の後日談のような内容。
相変わらずのずるずるな話っぷりだが、なんだか可笑しい。
このひと、志ん生に似ていると、落語会の大物がいうのだが、どうなのだろうか。
ぜひ、期待したい。