2017年4月11日火曜日

■両国寄席■4月10日寿・橘也改め三遊亭朝橘 真打昇進披露公演千秋楽

タイトルが長くなってしまった。
めでたい事ゆえ、お許し願って♪

円橘一門からまた真打誕生、ということで、昨日千秋楽へ足を運んだ。
大盛況の両国寄席である。
なんでも、連日立ち見やら満席やらということで、この日もぎっしり。途中で椅子が5列分くらい足され、さらにぎっしりとなった。

前座も兼好の弟子のけん玉と、すでに分厚い始まりである。
好の助の新真打朝橘暴露話のあと、萬橘♪
この前ここで聴いたのは、2月、替り目。
ちょっとうるっとさせられた。

今回は、孝行糖。
前座噺のはずなんだけど、すごいわあ。
与太郎キャラを演ったら、向かうところ敵なしの萬橘。
ひさしぶりに、萬橘らしさを満喫させていただく。
中入り後、口上。
円橘師匠がそれぞれを表現するが、弟子をよく観ている。とても可愛がっているのが伝わってくる。
萬橘はちょっと叱られていたのかな?
やりすぎ、みたいなことを言われていた。

そんなことない〜!! 
孝行糖があんなふうに立体的になるなんて、どきどきしちゃう。
たしかに、主役は朝橘だけど、萬橘目当てが大勢いるんだし。

そしてとうとう、トリの朝橘。
化け物使い
なにをかくそう、この噺家さん、初めて聴くんである。
主人公が化け物屋敷に越してくるまでを丹念に語る。
そのため、引越し先で登場する一つ目小僧やのっぺらぼうの登場に臨場感が加わり、こき使われてかわいそうだな、という気持ちが倍加する。
これから時々聴きたい♪
ひとまずは、十日間興行、皆さまお疲れ様でした。
楽しい時間をありがとうございます。