ずいぶん長いこと書いていない。
野火以来、映画館で映画をみていない、、、ww
DVDでは野村芳太郎監督作品、拝啓天皇陛下様、
グランド・ブダペスト・ホテル など鑑賞。
どちらも秀逸。
さて此度も映画ではなく落語である。
11月23日、古今亭菊龍独演会、菊龍師匠の噺をたのしんできた。
二席、最初の一席が干物箱。
二席目はらくだ。
干物箱、さいきんでは菊龍師匠の十八番になりつつある、志ん朝師匠などが演っていた古今亭のお噺。
放蕩がやまない若旦那の困ったちゃんぶりをたっぷり聴かせる。
師匠この日はすぐ近くの江戸遊で四時間風呂に浸かって、油気が抜けてしまったと枕で語っていた。席亭は声が掠れていると半ばはらはらしていたようだが、まったく感じなかった。
そして、らくだ。
とても久しぶり。
最後にいつだれの、らくだを聴いたろう。
まあそれはいいとして。
最初に、かんかんのうを師匠歌ってくださった。
浪曲調のいい節回しに拍手が飛ぶ。
いい雰囲気の中、なめらかな口調で、物語が進む。
死んでここまで喜ばれる、らくだって、一体、、、そして仲間の死まで食い物にする仲間って一体、、、
どんだけ、らくだが嫌なやつだったか。
最後、酔っ払った屑屋と、仲間(このひと名前あったかな?)の立場が逆転するあたりが痛快。
この日の師匠、円熟味を感じる素晴らしい出来。
人物の描き分けがとてもわかりやすく、まったく混乱しない。
死人のかんかんのう、気持ち悪そうだけど、ちょっとみたいかも。。。
画像は別日撮影のもの。