2023年12月10日日曜日

*ゴジラ−1.0(マイナスワン)*特撮かっこいいです

 少し前に観た映画。
感想書くのが遅くなってしまったが、楽しくなかったとか、そういうことでは全くなくて、ただ時間を作れなかっただけ。

面白い。とてもよかった!
まだ1回しか観ていないが、機会があれば、もう1回は観たい。

監督脚本 山崎貴
主演 神木隆之介、浜辺美波

ちょっとだけ。
正面からのゴジラが何気多くて、鼻の穴とかついつい見て、笑いそうになる。今度のゴジラはちょっとデブ。
監督が意図しているかしていないか、わからないが、笑いを誘うシーンが時折ぽろぽろ。くすっと吹いてしまうが、これはただの不謹慎というものなのかもしれない。が、山崎貴監督なら、狙ってそうしているということも、あるんじゃないか?
ゴジラとなると、役者のみなさんも、力が入るらしい。堪能させてもらった。
浜辺美波さん、仮面ライダーの緑川さんと同じ役者さんなんて到底思えない。引き出しの多い女優さん💓
後半はノーラン監督のとある作品のようだった、、、、

2023年9月1日金曜日

⭐︎三遊亭志う歌独演会⭐︎得した気持ち

近場で落語って、とてもいい。
出かけるとすぐに会場。
少しすると、誰か出てきて、噺が始まる。
今日の開口一番は入船亭扇ぱいさん。七福神。好きな八五郎の噺。でももしかしたら、演じる噺家さんによっては、くまさんとかにもなりそうな。
なんと柳家三三師匠は初聴!すいません🙏
このあとは池袋演芸場で、トリだとか!
スッキリしました。ありがとうございます!全くその通りです。
噺は元犬ってことでよいですかね?
で志う歌師匠、出てくる。なんていう題だったか、ケチケチ商家の大旦那と三人の息子が、大旦那のお弔いについて丁々発止。師匠は歌武蔵師匠ということなので、やっぱり喉がよいんだなあ。大ウケ。そうそう、題は片棒。
中入り後はかわゆいマジシャン小梅さんのやや手元が危ういマジックから終いの中村仲蔵へ。仲蔵ってなると聴かずにはいられない。泣かせてもらった。もう少し緩急つけるといいのかも。これから応援したい、できたら、柳朝師匠とご近所対決していただきたいな。

*君たちはどう生きるか*宮崎駿監督最新作

原作が好きだったので、そして宮崎駿監督でもあるし、とりあえず。たまには話題作を観るのもよいね、ということで、近所の映画館へ。

2023年公開 アニメーション
宮崎駿監督作品

まあ大それたことは書かないが、なんというか、現在までの監督の集大成のような、ストーリーと雰囲気はノーラン監督のアレ←書かないどく🤫、に似てるなと。

自伝的要素:両親と主人公の関係が、原作とはかなり違うので、これは全く違うものになるらしい。もしかしたら、監督の子供時代が反映されてるのかなと考えながら観た。

相変わらず、声優さんというより、役者業を主な生業にしている方々を採用しているが。
とても上手で、もういっそ、そちらを本業にしたほうがいいのでは?という方もいれば、一応及第点だけど、その言い方では救いがなくない?という演技の方もいて、、、
こういう起用は、制作する上での条件なのだろうか?
じゃないと制作費出ないのかな。
アニメーションの声は実際の顔がイメージできる人じゃないほうが、好み。だって今観ているのは、アニメなんだもん。画面に集中したいわ〜

てなことで、きりこさん、よかった!

2023年8月20日日曜日

⭐︎私たちは何者?ボーダレス・ドールズ⭐︎松濤美術館にて

古人形を常日頃商いする身としては、やはり行かなければならない展覧会である。というのは大義名分で、単に観たかった。
夏休みだしお盆だし、混んでるだろうなと、やや引き気味で会場へ。
松濤美術館は久しく行っていない。渋谷から歩く道筋も覚えていない。井の頭線をたった一駅使う。こちらも渋谷駅大改装以来利用していない。乗り換えがかなり難しく、気分はもう観光。なんだかね、東京中がめちゃくちゃに壊されていて、渋谷もね、一緒だね。
ああ、はなから脱線。

本題。
今回の目当てはチラシ主役の女の子、村上隆Ko²ちゃん、人間国宝生人形の安本亀八が幾つか出ているのは絶対に見逃せない、ほかツイッターで見かけた松崎覚氏のドストエフスキーも気になる。
人形代(ひとかたしろ)から観ていくはずが、左右逆になり、リカちゃんからになる。気づいて人形代から改めて。
今まで、人形代、とは言わず、形代、と言っていたが、ここにある念の籠ったものたちは、ヒトが最初に冠されるべきものだなと。三つに割って池の底に沈めてあったって、怖いよ!
オシラサマ、静鎰にして強げなものを秘めていそう。台の漆塗は後世のもの?
年代ごとに展示分けしていて、観やすい。しかもケースをやや中央寄りに設置してあるので、後ろも観ていい。なんという親切な。
見物客はまあまあ多いが人酔いするほどではないので、一つ一つの作品をじっくり堪能できる。しつこいくらい、裏を検める♪
平櫛田中も堀龍女も、ぐるぐる廻る。うれしすぎる。素晴らしい松濤美術館。
ずっと気になっていた松本順先生の人形。安本亀八作。髭はご本人の本当の髭だそう。この方が大磯ロングビーチを開いてくれたから海水浴ができるようになったとか。実にきりっとした佇まい。吸い込まれそう。瞳、足元、姿勢、写真も見たことがないのに、なぜそっくりだ〜って思ってしまうのかな?
この松本順の人形あたりから最後の村上隆までの流れが大きな見せ場になっていて、四谷シモン作のルネ・マグリットの男、松崎覚作ドストエフスキー、天野可淡作の擬人化された猫、その他の迫力のある人形がぐいぐい迫ってくる!
行ってよかった。
できれば自分へのお土産ってことで、絵葉書とかクリアファイルとかボールペンとか、買いたかった。
ミュージアムショップ、作ってくださーい。

2023年8月17日木曜日

*コンペティション*ペネロペ・クルスその2

名画座にて2本立て。
疲れるから迷ったけど、まあたまにはいいか。
観たことない役者さんだし、美人だし、ということで。
しっかりまとめて、2本観た。
監督:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン
主演はペネロペ・クルス、脇にアントニオ・バンデラス、オスカル・マルティネス
スペイン、アルゼンチン合作
2021

いやいや、もう、笑っちゃう。だって、みんながみんな変なんだもん。
え、パラレルマザーズと全然違うんですけど、ペネロペさん♪
なんて芸達者なのぉ。
そして、なぜそんなに頭髪が爆発しておられるの?
惚れるぜ、姐さん。
アントニオ・バンデラスのぶっ飛んだシャツがダサくてセンス超えててよい。蒲田行進曲の銀ちゃんのネクタイみたい。

劇中劇が面白い。ほんとにこの小説ってスペインでは存在しているのかな、ないのかな、あるなら読んでみたい。セットも映画というより舞台のよう。
でもって、映画の話もめちゃくちゃなら、劇中劇もすこぶる奇妙。
こういう監督だとスタッフも役者も大変だよねえとか、同情していると、しっかり楯突いてくる主演男優ふたり。
そりゃそうだろうとも。
だがそれにしても、なんでこんなに3人ともわがままなんだ。
いいねえ、楽しいったらない。もしこの監督のマネージャーになったりしたら、きっと胃潰瘍になっちゃう。映画だからこそ、笑っていられる。
小気味良く物語が進むけど、終盤がまた一筋縄ではいかない。
なにげに挟み込まれたシーンもしっかり伏線になっていて、ありゃりゃ、そう来たか!と驚く。
ペネロペクルスの家ってことなのかな、障子があって、ちょっと和風。あの家のセットって、配信とかでは広さが見えてこないねえ。 
ブラック・コメディだけど、画像も物語も奥行きのある作品。

2023年8月15日火曜日

*パラレル・マザーズ*ペネロペ・クルスその1

スペイン、フランス合作映画
2021年
監督:ペドロ・アルモドバル
主演:ペネロペ・クルス
スペインってこういう風景なのか、行きたかったなあ。もう行ける機会もないだろうなあ、と、随所で残念がっていた。景色や空気の色がからりとしている。ちょうどこの重いテーマを背負った映画が、あんまり重たく感じないうちに、むしろ、お、いいじゃん!よし明日もがんばろ、となって終わっていくのにも似た雰囲気。
ペネロペ・クルスは初めて。今までご縁がなかった。優しそうな人。
ここでは、きちんとして自分の足で立ってる女性の役。
仕事のときはきりりと勇ましくたおやか。加えてお友達の社長さんもかっこいい男気のある女の人。
もう一人の主人公とも言えるミレナ・スミット。新人?だろうけど、大女優の前で臆することがない。それだけで立派だ。しかもチャーミングで、ディオールのジャケットを軽く着こなしてとても素敵♪
産院でのマタニティもよかった。地模様が刺繍なのか、少し立体的で可愛らしく、気持ちが和らぎそう。
スペイン内乱のことがもう一つのテーマだけど、できればこちらのみでアルモドバル監督に撮って欲しい。できるだけ早く。この内乱が世界大戦、二度の原爆での大量虐殺となっていった、負の歴史を記憶にはっきり留めるために。
ペネロペ・クルス2に続く 〜コンペティション〜

2023年7月27日木曜日

⭐︎ネットで観た映画⭐︎デリシュ、きっとうまくいく

〜最近ネットで観た映画〜

*デリシュ
画像も音楽もストーリーも全て⭕️‼️
映画館で観たかった。
機会があったら是非💓💓💓




*きっとうまくいく
王道のボリウッド映画。
以前キネカ大森で観た。今回2度め。
インターバルをいつでも取れるのが気楽でよい。
不憫なジョイが可憐。

2023年7月26日水曜日

*ことの次第*画家でいうなら前作(まえさく)?

ヴィムヴェンダース監督作品
モノクロ
1982年
西ドイツ、ポルトガル、アメリカ

前半、後半で、タッチが異なる。が、見通しの立たないなんともやり場のない、揺れているような感覚は共通している。
コッポラ製作のハメット(ヴェンダース監督)の撮影中断の最中に撮られた作品。
それで鬱々としているのかな。
この2年後1984年が、なんとなんとロードムービーの名作パリ、テキサス。

前半は、映画の中で映画を撮ってる。B級っぽくて面白そう。1964年のSF映画のリメイクらしい。ポルトガルロケ。ポルトガルには行ったことがないが、食べ物が美味しそうなイメージ。残念ながら、ちゃんと食事を摂っているところはなかったような、、、
で、続きを期待して観ていると、急に劇中、フィルムがなくなり撮影が終わってしまう。

主人公、なんとか撮影を再開しようと、後半はロスアンゼルスへ行くが、ここからはまるで違う映画のよう。ロードムービーのようで、サスペンス風味もある。そうか、フィルムノワールっぽいのか。あまり食欲をそそられないハンバーガーらしきものなど出てくる。
ううん、どうするの、主人公!って心配していると、唐突にまたも終わる。

前半も後半も急に終わる。が、それはそれでいい。
ただ、音楽が。曲自体は悪くないけど、一曲延々使い回すのはやめたほうがいいかも。
全体的にB級のノリなのに、ヴェンダース節は損なわれていないのが、素敵。



2023年5月23日火曜日

*薔薇の名前*この映画、なにをおいても美しい

公開時観て以来、ずっともう一度観たかった。
やっと念願叶って、じっくり鑑賞した。
だがやはり、細部ですっきりできないところが残ってしまった!
あのシーンは一体、、、
これは今後の機会に委ねるとしよう。生きてたらね。というか、そんなに好きならブルーレイかDVD、買うべき。
 
ショーン・コネリーとクリスチャン・スレーターの間合いというか、呼吸というか、絶妙。 


1986年:フランス、イタリア、西ドイツ
監督:ジャン=ジャック・アノー
衣装: ガブリエラ・ペスクッチ
原作はウンベルト・エーコ
原作は世界で5500万部も売れたとか。でも、作者エーコは自分の作品中最も最低と言っていたとか。それって、謙遜なのか、本心なのか、ジョークなのか。
 
とても寒そうな14世紀のイタリア。出てくる人、全員、靴下とかない。足、冷たそ。
それでも教会の人々は厚着だが、庶民はほぼ裸同然。なのに税は取られている。まさに人扱いされていない。家畜も人も家畜同然、のような、、、、
アドソは修道士は恵まれている、と心の中で呟いたりしている。
 
クリスチャン・スレーターが演じるアドソは美しく可憐で、ときに少女のように初々しい。そりゃ修道院だったら、さぞ目立つであろう、ときめく輩もいるであろうと、なんだか妙に納得してしまうのである。
 
ラストの訳が初見と違うような気がしているのだが、記憶違いだろうか。まったく逆なんで、ここは原作を読むべきときが来たのかとやや嬉しくも困っている。だって困るでしょ、あの長いしかも翻訳物に手をつけなくてはならないというのは、読書好きでも清水の舞台から飛び降りる心地。とりあえず、書店で物色してみるつもりだが、読了できる自信がない。
 
ショーン・コネリー。ジェントルマンだし、サーだし。この作品と、アンタッチャブルと、インディー・ジョーンズのサー・ショーン・コネリーがとても好き。ここでは修道士のフードのついたマントの着こなしがツボ。アドソと二人で相談しているときとか、ストーリーの複雑さもさることながら、衣装のラインが美しくて目が離せない。
そう、この映画、気持ち悪い場面もあるけど、それを補って、美しい。
ほんとうの主役と言えるかもしれない、ラビリンスな図書館にも、どきどきした。

2023年5月8日月曜日

*マリリンとアインシュタイン*1985年公開

1985年 アメリカの映画
監督: ニコラス・ローグ
主演:テレサ・ラッセル、マイケル・エイミル
原作:Insignificance テリー・ジョンソン作
 
Insignificance〜インシグニフィカンス〜無意味、取るに足らない、ささいなこと、
 
ううん、原題と日本公開のタイトルのイメージがあまりにも違いすぎて、観終わって何日か経つけど、未だ戸惑っている。原題にもう少し近づけて欲しかったなあ。だってイメージが違いすぎる。
マリリンとアインシュタインというタイトルだと、これはもう、主観に過ぎないけど、楽しいふわふわっとした映画、って感じがする。きっとそこを狙って、当時このタイトルにしたんだろうけど、それって観客への裏切り行為じゃないかと。
 
誰も理解し合えない、幸せになれない、不条理。
で。
やっぱりマリリン・モンローがすごく可哀想。救いがなくて、ほかの登場人物はしょうがないね、それも、って思うけど、彼女に至っては悲劇。なんなんだ、一体。
ディマジオって、もう少しお利口だったのでは?あ、映画だから、そこは仕方ないかな。口は悪いけど、優しい。だけど、うまくいかない。
 
おもな登場人物は4人。
マリリン・モンロー、アインシュタイン、ジョー・ディマジオ、マッカーシー上院議員。はっきりと名前は出てこないから、らしき人物ってことで。
マッカーシーってやだ。トランボを追い詰めたグループの筆頭。今作はマリリンに最低なことをする。
ラストはなんとも。このあたりがクローネンバーグとかに影響を与えたとかなのかなあ。
チラシが怖い。

*下丸子らくご倶楽部*文化の森出張編♪2023,4,28

久しぶりの落語♪
下丸子で開催されていた会が、会場のリニューアルに伴い、こちら文化の森へ出張。このまま文化の森になったりするのかな?もしそうなったら、時々行けてうれしいけど、下丸子の人には気の毒かも。ここは以前大田区役所があったところで、現在はちょっとした劇場や図書館、スタジオなどの入る、複合施設になっている。
会場自体はなかなかいいけど、周囲に飲食店がほぼ、、、ない。演者さん、打ち上げとかできなくて、不便だろうな、コンビニもやや遠いし。
 
トークに続き、若手バトル、でまたトーク。あと、一人ずつ。途中、中入り挟む。彦いち師匠、前聴いたときより、こなれたというか、聴きやすくなったというか。6人で2時間ちょっとか。一人の持ち時間少ないのも仕方ない。浅草と同じくらいの持ち時間。
馬るこ師匠、元気なかったけど、大丈夫かな。あまり笑ってなくて、心配。
馬風師匠の看病が大変だったのかも。
志ら乃師匠の反対俥、面白かった。
次回は6月16日

*シン・仮面ライダー*やっぱりこれは観ないとねえ!

観たいなあと思いつつ、日が経ってしまった。
劇場に行ったのは4月の終わり。ゴールデンウィークにかかる少し前。
既に公開から1ヶ月以上経過していたので、そう混んでいなかった。
入る際、お土産もいただき、うれしい限り。

監督・脚本:庵野秀明
主演:池松壮亮
そして、あーやはりな、塚本晋也監督出演してる。最近はすっかり役者業だが、また撮らないのかな。野火はちょっと苦手だったけど、初期作品はとても好き。地獄町小便下宿にて飛んだよ、塚本さん、セルフリメークしないのかな。してほしいな。主役は柄本佑さん、似合うね。あまり若い人だと、微妙に似合わなそう。って、めちゃくちゃ脱線した。。。これ読んで、お、そう来たか、なんて手を叩く人、いるかな、いるだろな、ちょびっとくらい、、、
 
怪人がたくさん出てくる。みんな〇〇オーグと凝った名前が付いている。サソリオーグとハチオーグ、いいな。あと、ハチオーグの下僕のひと、ちょっといい。たしか、イワゴウさん。
Kは哀しい。声は松坂桃李で、これもまた、哀愁を誘う。
 
前の2作と比べると、巨大化したりしないからか、こじんまりしている。仮面ライダーだからね、そうなるよね、でも、血糊キモい、ホラー苦手なんで、そこはうっくってなる。だが、その分、リアルさが増すというか。
 
ほんと、どこかにこんな風に悪者退治をしてくれるヒーローいないのかな。といいつつ、この悪者たちも、なにか暗くて辛いもの、背負ってたりして、勧善懲悪ってなんなんだろう。それこそ、常々庵野監督が言ってることか。
 
こんどは帰ってきたウルトラマンだったっけ? 
噂では金子修介監督だとか。
ぶっちぎりの怪獣映画でここはもう、ぜひともトドメを刺していただきたい。
エンディングの子門真人にしびれる。
兄貴亡きいまこそ、アニソン界に復活していただきたい。

2023年4月23日日曜日

*カラヴァッジョ*ヘビーだった観てよかった

1986年 イギリス映画 
監督:デレク・ジャーマン
主演:ナイジェル・テリー、ティルダ・スウィントン
テアトル系開催中の12ヶ月のシネマリレーのうちの1本。
リレーが中途で度々上映されなくなり、一体どうなっちゃうんだ?と気を揉んでいたところ、漸くキネカ大森にやってきた。
で、これはラインナップ中の迷いの1本だったが、リレー再開をかなり待ったことではあるし、 観ておこう、となり。
結果、大変キツめの作品だったが、決心してよかった。    
 
カラヴァッジョの制作風景がなかなかに凝っていて、それでいて少々の違和感もあり不思議。
モデルと背景は驚くほど作品そのものだが、なぜなのか、まだ下絵だから、という意味なのだろうか、監督の考えによるものか、描いているキャンバスの絵は全体にひたすら黒いか、赤黒く、ぎこちない。弟子のエルサレムが擂鉢でごりごりやっている赤い色とも少し違う濁ったような黒と赤の色。
そうした中で、地上に降りたアモーレだけは作品が登場している。はっきりとした制作風景はない。制作がもう終わったのかな、というような情景が映しだされている。
 
身分制度の中で人々が生きていた時代。それがいいのかよくないのか。
やんちゃをして、絵を描いて、褒められたり叩かれたりしながら、生きていたカラヴァッジョ。もっと、破天荒なひとだったんだろうという気がしてならない。
ティルダ・スウィントン、綺麗。なんて繊細な演技をするんだろう。あれ、デッド・ドント・ダイと比べると随分違う。こっちのほうが断然よい。

2023年4月13日木曜日

*ラストエンペラー*みなさんと教授の死を悼み

前回鑑賞後、あまり日が経っていない。
ブログ記事もわずかに前々回、、、
急遽キネカ大森さんは再上映ということで、やっぱりそこは行かなくてはいけない!ということで足を運ぶ。
たくさんの、観なきゃいけない!人々が席に座っていた。
教授、いっぱいいるよ〜〜〜
みなさんとお葬式させていただくね。
 
それで、ラストエンペラーは3回目だけど、厚い。すごいや、ベルトルッチ。ネットで読んだけど、この映画の撮影中、毎日モリコーネがベルトルッチに俺にやらせろ!って電話をかけていたんだとか。それはそれで、映画史に残るものになっていたに違いない。ちょっと観たかったなとこの期に及んで思ってしまうのは映画好きの業かも。
 
薄い布、おもに薄い絹が多用されていることに改めて気づく。
溥儀は何度も叫ぶ。オープンザドア と。
一度も扉は開くことがなかった。
重い扉、薄い布。どちらも溥儀の立場を表しているのか。。。不自由で気の毒。甘粕に利用され、どんどん孤独になっていく。
 
ハリウッド映画とは趣きの異なる繊細な運びがうれしい。
王朝絵巻の舞台劇のような豪華さに目を奪われる。
それで、ひとつ見つけちゃった。
結婚式のシーン。よろって。あれ、どうして撮り直さなかったんだろう。一発撮りって決まっていたのかな。あそこをもう一度となると、相当費用が嵩みそうではある。そこ含めて好き。
 
教授はきっと甘粕役、楽しかったんだろう。悪役って面白そう。
だけど、ベルトルッチは人が悪い。
話を戻すけど、教授に音楽を依頼したのは、出演が終わってからで。
しかも1週間で仕上げてほしいと言ったとか。とても無理なところをどうにか2週間で作ったんだとか。どっちも巨人。
 
撮ろうとしたら、スタッフさんが親切にも場所をあけてくださった 

追;終映後、片桐はいりさんが箒とちりとりを持ってお掃除していらしたので、少しお話させていただいた♪

2023年2月19日日曜日

*RRR*インド映画は楽しい♪

先日、ラストエンペラーを観終わって、上映館から出てくると、それはもう、元気いっぱいの老若男女が今か今かと待っていた。
そう、ラストエンペラーが終わると、次はRRRだったのだ。
皆さん、わくわくしているのが手に取るようにわかる。
これはすごくいい映画に違いない。とその場で次はRRR観る!と決めた。
だが、約3時間の長尺ものなので、躊躇う。
せめて途中で休憩を取ってくれたらなあ。休憩ってちゃんと画面に表示されるのに、日本ではそれは無視されてしまう。今に、失禁者が出ても知らないわよ、劇場経営者さんっ♪
 
20世紀初頭の物語。
主人公二人は実在の人物だけど、映画の時代とは違う。そして実際にはこの二人は出会っていない。もしも出会っていたのなら、きっとこうだったんじゃないのかな、という監督談話がある。

2022年、インド映画
監督脚本:S・S・ラージャマウリ
 
なんでそんなにスピーディーに動けるの?
少しはCGで加工しているんだろうけど、そもそも早い。 
近頃はなんでもCGなのね。虎とか、鹿とか。
 
笑い、ダンス、アクション、歌が代わる代わるやってくる。
ストーリーとしては単純だけど、ちりばめられたお菓子やごちそうが、すこぶる美味しい。
自然の美しさ、人間の残酷さ。そうだ、イギリスが悪い!同じ人間を差別するな!なんである。
結構重たいテーマだが、深刻にはならない。
日本ではこういう作品は撮れないだろう。お金を出してくれる人がいない。 日本の文化は終わっていくのか、引き比べて辛い。
シータ姫↑かわいい

*ラストエンペラー*なにか変化舞踊をみているような

1988年公開の言わずと知れた名作。
監督・脚本はイタリアのベルナルド・ベルトルッチ。
音楽:坂本龍一。
主演はジョン・ローン(すごく綺麗)
坂本龍一はこの作品でアカデミー作曲賞を受賞している。
ほか8部門受賞。この年のアカデミー賞はほぼ独占。
 
久しぶりに観た。
やはりなんといっても、ピーター・オトゥール♪
なぜあんなに素敵なんだろう。彼が出てくると、ほかの場面もすべて輝きを放つような。
もういないなんて、残念。
 
坂本龍一はもともとは芝居のみだったそうで、あとから依頼をうけ、しかも1週間で仕上げてほしいと監督に無茶振りを言われ、どうにか2週間であの名曲を創りあげたとか。仕上げてくる教授も教授だが、そんなわがまま言っちゃうベルトルッチもベルトルッチだ。名人同士の対決??
モリコーネがロケ中毎日のように、俺にやらせろとベルトルッチに電話をかけてきていたらしいが、どうして、そうしなかったのかな?どちらにしても名曲には変わりなかっただろうし、映画史に燦然と残ることになったろうし。
 
紫禁城は広い。
自転車で走り回れる。
皇帝の親でも入れてもらえない理不尽な場所。
溥儀は日増しに孤独になっていく。もしも皇帝になっていなかったらどうだったのかな。
いろいろちょっとイタリア人の監督イメージの中国って本当の中国とはかなりかけ離れているところがあるだろう。外国映画の日本が笑っちゃう感じなのと、似ていそう。
溥儀の妻二人が気の毒。特に婉容皇后。夫とは理解し合えず、子供は殺され、アヘンまみれにされ、最後はあちらこちらをたらいまわし。婉容皇后を陥れたのは映画では明らかに甘粕(坂本龍一)だけど、実際もそうだったのかな。
オープニングの雄大な曲と、最後のデヴィッド・バーンのレッドガードダンスが深く印象に残る。レッドガードダンスがどうにも苦手過ぎて、サントラを買えずにいるというのも悲しい話。
デヴィッド・バーン、好きなのに。

2023年1月25日水曜日

*黒い牡牛*トランボがアカデミー賞をもらった作品

1956年 アメリカ映画 
監督 アーヴィング・ラパー
 
ダルトン・トランボがアカデミー賞原案賞を受賞した作品。当時はロバート・リッチ名義。
日本では最終上映ということなので、取り急ぎ映画館へ。
所々、印象に残るセリフがある。もともとトランボが書いていた脚本をハイリ・フランクリンとメリル・G・ホワイトが共同で改稿したとか。
この辺りは、トランボ(2015年)に詳しく描かれていた。キング時代のトランボ作品、観てみたい。
余談だが、興行成績がよくなかったので、キングはRKOを訴えたとあるが、その訴訟はどうなったんだろう? 
日本ではこの作品人気あると思う。たしか、テレビ放映も以前はあったと思うし。
闘牛シーンが恐かった。メキシコでは、とても盛んに行われているのか。いまでもそうなのかな。
大きくて獰猛な牡牛のヒタノが、主人公の小さなレオナルド少年の言うことだけは素直に聞くのが、微笑ましい。車に襲いかかっていくヒタノ。おいこら!と止めたあと、レオナルドは鞍もなしでひょいひょいとヒタノに跨って去っていく。よろけもせず。。。メキシコって逞しい。 
学校の先生がやさしくて、好き。
マタドールリベラの衣装が華やかで、よく似合っていた。
 
音楽はヴィクター・ヤング。

*浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」2023,1,17午後の部*なんとなんと3年ぶりとか!

なんとなんと、新春浅草歌舞伎は3年ぶりだとか。まったくもって、感無量。もうこんなことで開催されなくなるというのはやめにしていただきたいもので。思いっきり楽しんできた。なんというか、自分を解放したというか、いわゆるすっきりしたというか、そういったプラスの感覚。
 
新春浅草歌舞伎は、歌舞伎ファンなら知っている、松竹の推す中村さんの若手大集合である。
尾上松也、中村隼人、中村歌昇、中村莟玉とわくわくするような素敵なあにさんたち。
 
この日は午後の部だったので、演目は傾城反魂香と連獅子。
傾城反魂香で修理之助を演じていたのは莟玉さんで、上手くて可愛い♪歌昇さん、種之助さんはとても息のあった夫婦役。
当時の絵師は腕が立つのかな?そこら辺ちょっと知りたい。 

休憩を挟んで、うふふ、連獅子。
これも子獅子が先ほどの莟玉さんなので、否応なしに高まる期待♪とっても可愛いのである。ずっと、心中で可愛いを唱え続け、後半の頭を振るところでは、振るというよりは、振るぞ、振るぞ、振りまくるぞ、お客さんのために!という気構えが松也さん共々感じられ、観ているこちらも惜しみなく手を叩く。拍手喝采鳴り止まず、素晴らしかった。観劇でこんなにも元気を頂戴できるとはm(_ _)m
間に狂言が入る。これがまた、歌昇さん、種之助さん。ベストカップルとしか言いようがない。
 
帰りがけ、ついぞ買ったことのないブロマイドを2枚、もちろん莟玉さん、入手♪フォトフレーム欲しいな♪

2023年1月15日日曜日

*フォレスト・ガンプ/一期一会 4Kニューマスター版*

去年、12月31日に観たフォレスト・ガンプ。
テレビ放映では何回か観ていたけど、いかんせん、テレビ。カットが多すぎてストーリーが破壊されてしまう、とまでは言わないけど、どうも物語の流れに不自然さが出てくる。なんでそうなったの?と、疑問が生まれること屡々。
やっとちゃんと鑑賞できる。今回は解像度の上がった4K版だとか。
確かにフィルム作品は時間経過と共に傷みが増えるし、新しい技術で古いものを残していくのは大事なことだと今回4K版を観て感じた。
 
名人ロバート・ゼメキス監督の代表作。
時間の流れ方が心地よく、監督に誘われるようにフォレスト・ガンプの人生を一緒に旅させてもらえる。小道具にかばん、おさるのジョージの絵本、鳥の羽、チョコレート、ラケットなど、、、
この作品のトム・ハンクスは素晴らしい。
ひょろひょろしていて、一生懸命で。
音楽やファッションもぴったり嵌ってる。
ジェニーのヒッピーファッションはふわふわしていて、とても良く似合っている。フォレストガンプの軍服も、妙にぴたっと決まっていて見惚れてしまう。
エビ漁の小舟で暴れる元上官ダンがいることでこの作品は深みを増している。彼の苦しみ、喜び、怒り。監督が込めた戦争への非難。

小津安二郎監督の作品で、似ているものがあると聞き、調べてみたがよくわからない。父ありきのことだろうか?あらすじを読むと、ちょっと違うようだが。
ジェニーとの再会シーンが一番好き。
何度観ても泣ける。だけどさ、、、、
ジェニーって、女版寅さんみたい。
 
1994年 アメリカ映画
トム・ハンクス、ロビン・ライト、サリー・フィールズ、ゲイリー・シニーズ