2019年12月30日月曜日

*ジョーカー*怖いったら怖いし、差別きついな

数日前、鑑賞。
怖い。とにかく怖い。ホラー好きな人とか、平気だろうけど。
なんか、隣の人に殺されちゃうかな、わたし、、、、と、観ながら邪推してしまった。アメリカでは公開時警官の警備を増やしたりしているらしいので、あながち笑い事でもないかも。

監督:トッド・フィリップス
主演:ホアキン・フェニックス
2019年アメリカ映画
ヴェネチアで金獅子賞ももらってる。

バットマンがバットマンになるきっかけになった話。
または、ジョーカー誕生物語。
って、いろいろ書くとネタバレになるので、難しいな、感想書くのが。
音楽と衣装、画面の色合いが、ハリウッドっぽい軽さとは一線を画していた。
沈んでて、寒そうで、ジョーカーの服がだんだん過激になって、そこだけが歌舞伎みたいで、助六のようで。ホアキン・フェニックスは痩せていた。映画のために24キロ減量したとか。そこまでしたら、あとあと体調に響かないのかな。って、余計な心配だ。この役者さん初見だと思っていたら、「her/世界でひとつの彼女」で観ていた。うわ、全然違うよ。すごいな、プロだ。ちょっと気持ち悪いところは役柄に共通してるやもしれない、、、。リバー・フェニックスの弟らしいが、もう遥かに越えちゃってるね。
それにしても、血が出るやつじゃないの、次は観よう。
ホラーとスリラーは後味がよくない。あ、作品をけなしているのではなく、ごく個人的な体調の問題。

ニューヨークを走り抜けるジョーカー↑速い!
ダンスがこの世のものとは思えない優美さ。いつか、この人のミュージカルが観たい。酔いしれそう♪

2019年12月18日水曜日

*マリッジ・ストーリー*好きなアダムドライヴァー♪おっきなあ!

公開してるの知らないでいたら、お友達が観たというので、やっと気がついた。
なんだ、アダム・ドライヴァーじゃん!
あのパターソンのあの人だ。観たい!
ということで、行ってきた。 
2019 米英合作
監督:ノア・バームバック
音楽:ランディ・ニューマン
だって、アダム・ドライヴァーがホームドラマって、面白くないわけがない。結果、素晴らしかった。ぐーんと。今年の一番目とか二番目とかくらい。そういえば、パターソンは、バスのドライバーで、詩人の役だった。
今回はニューヨーカーの役。
似合うし、大きいし、演技にはたまげちゃったし。
スカーレット・ヨハンソンと2人、凄かった。ネットの感想で、2人の演技を絶讚してるひともいた。実にそんな感じ。
演技の女神が2人に降臨したんだと思う。そのくらい緻密かつダイナミックだった。

子役の男の子もかわいかったし、弁護士役のローラ・ダーンが妙にリアルで気持ち悪くって、もしかして、アカデミー助演女優賞とかノミネートされるかな?
暮れにいいもん観してもらった。満足(^^)

2019年11月21日木曜日

*ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト*1968マカロニウェスタン

1968年イタリア・アメリカ
監督:セルジオ・レオーネ
音楽:エンニオ・モリコーネ

と、たまには製作年云々のデータから始めてみる。
で、原案にベルトルッチ、 サスペリアのダリオ・アルジェントとあって、少々びっくりした。ほかにもうひとつ、発見したことがあったが、ネタバレにつながることなので、やめとく。
165分と長いが、気にならない。
ヘンリー・フォンダの青い瞳のヒール役ってぞくぞくする。例えて言うなら仁左衛門の桜姫東文章の釣鐘権助のよう。
タイトルをちゃんと覚えていなくて、最初タランティーノの最新作かと思っていた。始まってみたらマカロニウェスタンだったので、あ、やってしまった、でも、多分こっちのほうが好きだからいいや、という、いい加減なノリで観てしまった。
で、タランティーノのほうはワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドだったなと。多分、観た人の話を総合したところ、この2本、おそらくストーリーが似てるんだろう。特に終盤。 
タランティーノって、そういえば確かにマカロニウェスタンだなあ、、、
あーもう、それで、クラウディア・カルディナーレが色っぽくってムンムンしてて、きれいで素敵で、自分に自信を持っていて、かっこよかった。ラストのドレス、ほぼおっぱいが見えかかっているのは演出なのだろうか、エロすぎ。。。
タランティーノの方も観たいなあ。

2019年11月3日日曜日

*ローロ欲望のイタリア*あの!ベルルスコーニの話!

2018年イタリア映画。
監督:パオロ・ソレンティーノ
157分

公開されたら必ず行こうと決めていた。
運良く試写会が当たった。
うれしかったんだが、ううん、どうなんだろうなあ、こういう進行。
いや、トークショーって先にやるものなのか、後にやるものなのか。
後のほうがいいんじゃないのかなあ。
それと、なくてもいいような。
以前はトークショーのおまけなんて、なかった気がするが、、、
有名人が登場して、ネタバレトーク30分って、どんなに楽しみにしていた映画でも、本編始まったら寝ちゃうよねえ。あ、寝ない人もいるし、そこは人それぞれだけど。今度もしまた試写会が当たって、当日、先にトークショーというプログラムだったら、終わるまでロビーで待っていようかな?というくらい、この度のネタバレ度はショックが大きい。映画の見方をセレブ有名人に決めつけられたくないし。

本編はそうだなあ、それこそネタバレしない程度に。
フェリーニの甘い生活をちょっと思い出した。
画面はきれいで、水着のおねえさんはスタイル抜群なんだけど、顔の見分けがつかず、誰が誰やらよくわからずじまい。
でもね、9年首相だった嫌われまくったベルルスコーニのほうが、どこかの国の台風で国民が大変な目に遭遇してるときいそいそラグビー観戦してる在任期間の矢鱈長い首相より、ちゃんと仕事してたよ。

2019年10月22日火曜日

■両国寄席■2019,10/7五代目円楽追善興行■主任萬橘

ちょっと前になってしまった。
久しぶりに三遊亭萬橘を聴けた!!
あ〜もう、あれだ、幸せ〜〜〜って以外、言う言葉がない。
噺がまたまた、ねえ。
五代目の十八番、藪入りだし。
これは五代目で何度も聴いているので、噺に入ったところでイントロ当てクイズみたいにすぐわかる。
で。
あ、やばい。
萬橘の藪入りって、泣くじゃん!
と、手に手ぬぐいがあることを再確認して噺に聴き入る。
笑かしてくれるねえ、泣かしてくれるねえ。手ぬぐいなかったら、顔ぐしょぐしょよー。五代目のより、お父さんもお母さんも情けなさがアップしてるかも(^^)
うれしいねえ、生きててよかった。
来月はお弟子のまんぼうくんが二つ目になって萬丸になるとか。また萬橘主任の日がある!行きたいな、行けるかな。行けるといいな。
母心、すごく面白い!!!!

2019年10月6日日曜日

*千年女優*ヒロインすごく好き♪憧れる

先ほどの PERFECT BLUE パーフェクト ブルー に続き2本立て上映の2本目。
どちらかというと、こちらが観たかった。
振り袖のかわいい女性が元気よく中央を占めるチラシはとても魅力的なのだ。

そして、怖くない!
そう、ホラーが苦手な私にとって、怖くないというのは、映画鑑賞をする上でかなり重要な選択要素だ。

構成は似ている。虚々実々、虚構と現実ついでに過去の境目がよくわからなくなっちゃう。境目のぼかし方、うまいなあ。いつもやられてしまう。
この2本は表裏を成す作品と今敏監督は言っていたとか。こちらが明るく混ざっちゃうとしたら、あちらはどんより混ざっちゃう。蓮。花は澄んで美しい、根は泥の中。そうなのかなあ。違うかもしれないけど、パーフェクト・ブルーが蓮の根っこで、千年女優は蓮の花。かな?監督、もし読んでたら、いつかあの世からお返事くださいね♪ずっと同じ人を追い駆ける感じ、よくわかる。その人の顔もぼんやりしてきて、それでも追ってる。あの気持ちはなんなのかなあ、、、、 もはや恋とも言いがたいような。とは言うものの執念でもなく。
書きたいことがあるけど、思いっきりネタバレになるのでやめとこ。
セリフを確認したいので、もう一回観たいなあ。

*PERFECT BLUE パーフェクト ブルー*今敏初監督作品

一言で言って、怖い!

今敏初監督作品
1997年製作 日本公開は1998年

少し今監督のブログを読んだ。パーフェクト・ブルー戦記というもの。アニメーションの制作過程のことはよくわからないが、何回も制作担当が変わっている。いま、3人目になったところ。まだ変わるんだろうか。明るいタッチで書いているけど、かなりなストレスだなと感じる。
で、とんでもない勘違いをしていた。
この作品も音楽は平沢進だと思い込んでいたら、まだこのときは今監督、新人で、音楽について口を出せる立場ではなく、幾見雅博という人なのだった。次作の千年女優から平沢進。と言っても、全部で4本しか今監督の作品はない。
音楽監督を順に並べていくと、
PERFECT BLUE パーフェクト ブルー  幾見雅博
千年女優 平沢進
東京ゴッドファーザーズ 鈴木慶一
パプリカ 平沢進 
となる。
やーもう、作品もっと造って欲しかった!
惜しい。今&慶一がね、もっとね。東京ゴッドファーザーズいっこじゃ、残念すぎる。

それにしても、おっかない映画。
実写で見せる恐怖と、アニメで見せる恐怖の違いというか。例えばストーカーのキャラクターはどうしたってアニメのほうが怖そう。
どうもこの数日、映画の残像がちらつくけど、ついでに怖いんだよねえ。余韻は楽しみたいけど、ホラーは苦手、、、、

2019年9月16日月曜日

*ロケットマン*よかったし、泣けたし、ちょこっと怒ったし

ボヘミアン・ラプソディに並ぶ話題性の高い映画。
とかいいながら、ボヘミアン・ラプソディは相変わらず未見のまま^^;
ううん、こうなると観とけばよかった!なにか機会があったら、必ず観ることにしよう。

監督:デクスター・フレッチャー
主演:キングスマンのタロン・エガートン

エガートンなのか、エジャトンなのか、両方ネットにある。キングスマンの頃はエジャトン表記は見かけなかった気がする。
本国での発音はどちらなのかな?エガートンのほうが耳馴染みがいいから、そちらのほうが、日本では知名度が上がりそうだけど。きっとエジャトンが本来の発音に近いんだろうなあ。

で、映画。
よかった、面白かった、泣いた。
エルトンのお父さんとお母さん、とくにお母さん、ひどい!
ずっとバカにして、売れたら金の無心をして、そのくせ、やっぱり否定して。なんか、うちの母親みたいだぞ!
大体ああいう親は一体なぜ、子供を生むんだ?
お父さんは、なんでハグしてあげないの? エルトンにおばあちゃんがいて、ほんとに救われる。おばあちゃんがいなかったら、エルトン・ジョンはいなかったかも。ただ、娘にどうして遠慮するのかなって、そこは納得いかない。
エルトンのプールは底なし沼のよう。深い絶望。
派手なスタイルがとても楽しくて素敵だけど、却って悲しくなってくる。こんなにも苦しい中でファンを楽しませることに力を注いでいたのか、この人は!

タロン・エガートンのエルトン・ジョンは全く違和感がなかった。
歌もうまいので、タロン・エガートン演じるところのエルトン・ジョンというより、もともと彼はエルトン・ジョンだった、というくらいに感じた。途中少し混乱した。

そしてピアノ。ヤマハ。
小さいころの写真に写っているのはスタンウェイ?ぽかったが、あとは全部ヤマハ。なぜなのか、音楽関連の映画だと、ピアノがヤマハってことが多い。コンサートホールではほとんどスタンウェイなのに、映画はヤマハという不思議。なぜ? 知りたいな。

2019年9月2日月曜日

*イップ・マン外伝 マスターZ*2本立て

イップ・マン継承と2本立て。疲れるなあ2本立て。しかも、映画観るのも久しぶりだ。そう、キネカ大森の政党CM嫌がらせ事件からどうもPTSDがけっこうひどくて、ずっと観られなくなってしまった。信頼できる早稲田松竹に一度いったきり。で、此度キネカ。よかった、政党CMはやらなかったよ。
もう二度と嫌。
だいたいなんで鑑賞料金払って、嫌がらせされなきゃいかんのよ。
と、ごめんね、文句言って。キネカ大森さん。
もうやらないでくれれば、それでいいから、次の選挙戦からはやらないでね。お客さん減っちゃうよ。

さて、閑話休題。
2018年香港映画
監督ユエン・ウーピン

継承の後日談。
やや人物設定の複雑なチョン・ティンチ(マックス・チャン)主演。
すごいアクションに加えて、アクの強い容貌。イップ・マンとは対象的な雰囲気。
ストーリーも継承が昼間の話なら、こちらは夜の話と。
ミシェル・ヨーのアクションに惚れ惚れしてしまった。
すごい。
もっとも印象に残った戦いのシーンはあそこ。
そして、彼女は誰よりも潔いし、筋が通ってる。
それにしても、香港は、いつになったら自由になれるんだろう。
どうしたら、独立国になれるのか。香港の楽しい映画がもっとたくさん観たい!

かっこいい!姐さん、あなたについてゆきますm(_ _)m

*イップ・マン 継承*イップマンシリーズ、初めて観た

イップ・マン。
なんとなく気にはなってたけど、観たことなかった。
シリーズの初めというわけじゃないけど、ま、観ないよりいいよね。
そんなわけで、「イップ・マン継承」
2015年 香港映画
監督はウィルソン・イップ
主演はドニー・イェン。小柄で強くてかっこいい。
話はまだ香港がイギリス領だったころの設定。
白人の横暴にイップ・マン葉問が立ち上がって、詠春拳で叩きのめすというもの、ってくらいなら、ネタバレにならないかな???

なんかね、思うんだけどね、香港の映画とか、仲よかったのに急に裏切ってまた仲良くなってとか、あるよねえ、あれって、なんなんだろうなあ。
国民性かなあ。
ま、展開はめまぐるしくて、わくわくした。
それと、お腹打たれると、一緒に痛くなってしまうの、困る。
つい、うぐぐって言っちゃう。
そうそう、ブルース・リーの出番、少なすぎ!!
で、マイク・タイソン、巨人!!

2019年6月23日日曜日

*エル・スール*こちらも、ビクトル・エリセ監督作品

「ミツバチのささやき」と併映。
1983年、ビクトル・エリセ監督

エル・スールはミツバチのささやきより、長い時間が作品の中に流れている。主人公の女の子は初め8歳。その後、15歳。
2人の女の子が演じている。
なんだかこの女の子たち、違和感がまったくなくて、同じ女の子かと思ってしまった。

ここにも出てくるミラグロス!
監督の家にいたお手伝いさんの名前なのかな。
こちらのミラグロスは、ミツバチのミラグロスよりも存在感がかなり強い。 名前も設定も2作品に共通って、なんだか、噺家の羽織のようだ。 

ウィキペディアに、監督が撮ったのは3時間、公開時は90分となって、後半が削られた、とあった。そうなると、完全版というものがいつか出たりするだろうか。
後半、面白いのかな。
あそこまでで、話としては完結しているようにも思えるが、え、そこで終わっちゃうの?というようにも若干感じる。
さらに欲張りなことをいえば、後半も映像が美しいんでしょう、だったら、観せてもらないかなあ、である。

*ミツバチのささやき*ちょっと前に観た

この映画、初めて観た。
なんとなく見逃して、現在に到る。
やっと鑑賞できて漸くすっきり。

スペインの映画。
スペインというと、つい、♪スペインでは雨は主に広野に降る、を思い出してしまうが、それは置いとこ^^;

1973年、ビクトル・エリセ監督作品。
とても寡作で、この映画を含めて長編は3本しか撮っていないとか。
無口な映画を寡黙な監督が撮ったのが、この作品。
資金やタイミングはもちろんだが、やはり、この緻密さと流れるような映像へのこだわりだと、ひとつ完成させるのに相当エネルギーが必要かと、、、そのためか、撮影監督のルイス・カドラードはこの作品の撮影中に失明したとある。さぞ無念だったのではないか。 

優しく傷つきやすいアナと、お姉さんのイサベル。
イサベルはいつもアナをからかっている。時折悪質なくらい。
アナはちゃんと大人になれたろうか。
アナのお父さんとお母さんは仲良くなれたかな。
スペイン政府への批判が比喩的に盛り込まれているらしいが、あまりそうしたことは考えず、画面の美しさ、丹念に描かれる出会いと別れを追うことに専念した。
ミラグロスって、監督の鍵かな?

2019年6月4日火曜日

*ザ・バニシング-消失-*やはり恐ろしい

怖いよ、ほんとに。
もう観たくない。
だって、怖かったんだもん。

1988年、オランダ・フランス
監督、脚本:ジョルジュ・シュルイツァー
失踪 という名のタイトルで同監督によるリメイク版もあり。
ちらっとネットで覗いたら、リメイクのほうが、私には向きそう。
ヒッチコック大好き、サイコ大好きな人にはたまらないかも。
いえ、ヒッチ嫌いじゃないし、サイコは傑作だけど。
でも、いつも、こういうのが観たいわけじゃないし、、、
ということで、タイプとしては苦手だけど、映画自体の出来は、他の作品とは全く違う。2回観たくはないけど、ときどき思い出してしまう、間違いなくそうなる。凄い作品だし、なかなか日本で公開されなかったのも、理解できる。つまり、この映画を公開するにあたって、ずっと邪魔が入っていたというのは、まだ日本が恐れに対して謙虚だったってことかもしれない。って、なんだか一気に飛ばしてしまった。

いやあ、まあ、キネカ大森にて鑑賞。
キネカさん、どうしちゃったの?
あの、お客に対する嫌がらせとも取れる、予告編時に大音量で流れてくる政党CMは何?
テアトル系は結構流しているようだ。お子様向けでも平然と。
しばらく、テアトルと東急は足を向けたくないなあ。
片桐はいりさんには、申し訳ないけどm(_ _)m

2019年5月22日水曜日

*東京ゴッドファーザーズ*ずっと観たかった♪

ま、ご多分によらず、生きてるといろいろあるわけで。
映画もライブもご無沙汰間がかなり長期に渡ってる。
その間は家でDVDやCDで我慢するわけだけど、当然情報量も少なくなるので、好きな人の仕事について、知ることなく過ぎていることになったりする。
そういう1本がこれ。
〜東京ゴッドファーザーズ〜
あー。
やっと観れたよ〜 
ほんと、ごめんなさい、けいいちさま♪
2003年 今敏監督 で、音楽:鈴木慶一!!
かしぶちさんのドラムとか、武川さんのバイオリンとか、いっぱい聴こえてきちゃうしさ。幸せったらありゃしない。
リメイクなのね、ジョン・ウェインの「三人の名付親」って、何回も観た。つい最近もDVDで。好き、この映画。これが元ネタなんて、うれしい。ハリウッドは赤狩りで真っ二つに分かれて揉めに揉めてる歴史があるけど、困ったことに両側の人、両方とも素晴らしい作品がたくさんある。トランボの「ローマの休日」は何度も観たし、ジョン・ウェインのテキサス訛りなら、英語のヒアリングがそこそこできちゃうし。とりあえず、作品を堪能しとけばいいのかな、日本人だし。
で、脱線しちゃったけど、ちょっとだけ、オリジナル作品より出来がいいかも。ストーリーに無理がないし、1時間37分とは思えないような早い展開で、目も耳も釘付けになる。
江守徹はプロフェッショナル。 パプリカとはまるで違う人物を演じていて、さすが。

ムーンライダーズの誰かが音楽を担当している映画を観ると、毎回確認することがある。
そう、天才!と。
今回も、もちろん、確認した。
良明さん、そろそろ映画の音楽やってください。

お酒飲めないけど、タバコはアレルギーだけど、カリブでラム酒飲んで、コンポートのマスカットをぱくつきたいな♪

2019年5月21日火曜日

*パプリカ*今敏監督の遺作を再び

毎度、キネカ大森さんの名画座2本立て。
あとひとつは、東京ゴッドファーザーズ。↩音楽鈴木慶一♪

ずいぶん前にDVDで自宅鑑賞したんだが、此度ついに、大きな画面で2度目。
よし、いろいろすっきりした!
あ、原作筒井康隆だったか。そして、こっそり出演も。 

2006年作品。音楽は平沢進。
調べてわかったが、東京ゴッドファーザーズ以外は平沢進が今敏監督の音楽を手がけているらしい。パプリカ、音楽が画面と一体化していて、映画を観ているのか音楽を聴いているのか、軽く混乱する。って、少し奇妙な言い方かも^^;

赤基調の画面が明るく不気味。
赤ってあんまり気持ちのいい色じゃないんだなあ。とか思っていると、パプリカは赤を纏ってチャーミングだ。ううん、となると使い方か。話が飛ぶけど、パリ、テキサスは赤が美しい映画だった。
2度目となると、最初に苦手だったシーンも心して取り組むので、わりと平気だったりする。でもやはり、あそこの一連の流れはキモいなあ、、、
機会があれば、千年女優が観たい。よさそう。
そう、女の人描くのが上手だよねえ。噺家でいったら、菊之丞みたい。
これが遺作とは、なんとも惜しい。
が、無理もないようにも感じる。

2019年5月7日火曜日

そして*ブレードランナーファイナルカット*豪華すぎる〜〜〜〜

いまさっき書いたアキラと2本立て。
もうもう、この2作品、並べちゃうなんて、ほんと目が離せないわ、キネカ大森さん。
どうも最近、やる気満々のスタッフさんが増えたらしく、約2名、キラキラしてるひと、いるんだよねえ。いいねえ、若いねえ、楽しいねえ♪ そしてブレードランナーファイナルカット。
1982年アメリカ映画 
リドリー・スコット監督作品
 
実は初見。
そう、公開時なんとなく見逃してそれっきり。
いろいろと気にはなってたし、ハリソン・フォードだし、スターウォーズの次、くらいにこれが来たと記憶している。 
車が、縦に上がってく。ビルをういいいんって。シド・ミードってかっこいいな。色渋いな。くすんだ青と灰色の世界。
うどん屋の亭主、笹野高史かと思っちゃった。クレジットで違うことを確認。
ハリソン・フォードとショーン・ヤング、なんかぎくしゃくしてるように感じたが、どうも撮影中不仲だったらしい。多分、ハリソン・フォード、このころ追い風真っ最中だったし、あのラブシーンから考えると、結構不遜だったんだろうなあ。 ちょっとだけ、普段の彼はどんなんだろうと、パパラッチ的な興味が湧いた。

*まずは アキラ !*久々!大友克洋

この映画を観たのは何十年ぶりだろう。
公開時ロードショーで観た。
たまげたねえ、あれは!
原作はもちろん読んでいたし、すごくないはずがない!っとあらかじめ、心の準備をしていたにも関わらず、ぶっ飛んだ。
今回はキネカ大森にて、ブレードランナーファイナルカットと2本立て。↩素晴らしいチョイス!

大友克洋作、1988年公開作品。 
もしかしたら、これ以上、丹念に入念に念入りに、人を驚かせ楽しませる映画には、まだ出会っていないかもしれない。

バイクとか、興味ないけど、金田の赤いバイクにはしびれる!
あ〜そう!このバイクだった!と、今回もやけに興奮した。
鉄雄じゃなくても、あのバイクは特別。欲しかったバイク、乗りこなせなかった大きなバイク。お前には乗れないって言われて、悔しかったんだろうな、鉄雄。と、ネタバレしてしまいそう、、、m(_ _)m
もしかしたら、鉄雄が覚醒したのは、タカシとの接触以外にも原因があったのかもしれない。金田やほかの族仲間との付き合いの中で。てなことを久しぶりに観ながら感じたのだった。
だがそれにしてもラスト近くの鉄雄は気持ち悪い!しょうがないけどさ、それって大友の真骨頂ではあるわけだし。
また、どこかで上映したら、観に行きたいな♪
滅多ない衝撃!

2019年4月15日月曜日

*グリーンブック*非難とかあるらしいけど、楽しかった!ちょっとネタバレあり

予告編が楽しそうだったので、観てきた。
大笑い、ではないけど、よく笑った。
ほんとはね、大笑いしたいけどね、だって、「メリーに首ったけ」のピーター・ファレリー監督だもん。たしかこの人は兄弟で映画作ることが多かったかと。
でも差別がテーマで、げらげら笑っちゃうのは不謹慎か。
アメリカでは大きな問題。
それにしても、うまいなあ、演出。
ドン・シャーリーの登場シーンは歌と踊りをちょいちょい入れたら、インド映画みたいに華やか。
ステレオタイプとかの非難があるみたいだけど、そうなの?
確かに王道の構成で実に正々堂々とわかりやすい。そういうのはダメなの?好きだけどなあ、型に嵌ってるの。なぜって、観客に先が読めてしまう分、面白さを加味して作んないといけないから、却って難しい。で、それができてる王道映画だと思ったけど。ま、ケチつけようとすれば、どんなことでもネタになるから、しょうがないか。ただ、この監督、差別についての視点はほかの誰よりもシビアではないだろうか。

もしも、雇われた白人がイタリア系ではなくて、イギリス系だったら?クンタキンテを誘拐した、アフリカ系の黒人にとって最も忌むべき人種だとしたら、この映画成立しないかも。またはどんよりしたものになって、監督も違ったかも。それこそ、スパイク・リーとか?
「ドライビング・ミス・デイジー」もロードムービーで白人と黒人の立場が入れ替わっているけど、似たとこある。あれは、ユダヤ?だったかな、やはり、アメリカの白人社会の中で、白人なのに差別されている家族だった。
今度もやはり、白人の中でのマイノリティになるよね、トニー・リップの祖先がイタリア系移民というのは。この少し前にはアルカポネとか暴力でのし上がった人たちがいたわけだけど、やはりそれは、上流には認められない。
むしろ芸術面に秀でた黒人=ドンシャーリーのほうが、上流社会の人々の優越感を掻き立てつつ、自分たちは偏見がない、差別に対して理解がある、ということを示しやすい故に、表面的にはトニーより上の立場となる。それなのに、招待先で、トイレが使えなかったり、同じレストランで食事できなかったり、ひどいホテルだったり、やっぱり差別は行われていて、なんだこの連中は!インディアンから土地を奪い、人手不足だからってアフリカから大量に拉致した挙句差別とは失礼千万、北朝鮮よりひどいじゃないか!ってつい画面を追いながら真剣に怒ってしまう。南部ツアー最終辺り、ドン(マハーシャラ・アリ)とトニー(ヴィゴ・モーテンセン)のリアルな演技に引きこまれた。

ドンの超一流ファッション、センスがよくて、ぴかぴかしていた。
オルフェウスのCD買っちゃおう♪

2019年4月2日火曜日

*第34回菊之丞・柳朝二人会*平成31年3月28日

おお、平成最後の二人会!
今度からは令和元年。なんだか、感慨深い。
さて、柳朝師匠ストーカー部門ということで、いってきた!
あれれ、池袋園芸場、長蛇の列。テレビの影響なのかな。テレビ見ないから、こういうときは皆目わからない。

開口一番 まめ菊ちゃんの初天神。
間を取るのがうまくなった。

で、柳朝師匠の「天災」
柳朝師匠は声に張りがある。マイクなんていらない。
目の綺麗な八五郎のお話。
もとは関西落語らしいけど、東京に来るとはっつぁんになる。
そりゃ、そのがいい。八五郎、落語の登場人物、みんなおかしいけど、とりわけ変だもん(^^)
師匠、爆笑を何度も取った。やった〜。

菊之丞師匠の「不動坊」
これは菊之丞師匠、十八番だそうだ。
湯屋番みたいで、品川心中みたいで、さらにらくだのエッセンスも加わり、とても面白い。
笑いすぎて、ちょっと苦しくなった。
妄想と嫉妬って、笑いに変えるとこうも楽しくなってしまうのか。
江戸は女性が大変少なかったとか。きっと長屋の男女比率ってこんな風だったんだろう。

中入り後、「金明竹」菊之丞師匠、「武助馬」柳朝師匠でおしまい。次回は7月。また聴きにいこう♪

*転々*3回目。何回観てもツボ。好きな映画10本に入るかも

DVDで2度ほど観たけど、劇場では初。
観てよかった。
なぜって、35ミリフィルムなんだもん。
デジタルとは画像の雰囲気がまったく違う。
近頃ほぼデジタルの映像で鑑賞しているので、見慣れるまで変な感じがした。開始後数分で慣れたけど。

三木聡監督
2007年公開
三浦友和とオダギリジョーの2人が哀愁を漂わせながら、いや、でもやっぱり笑っちゃうでしょ的な軽妙な演技。
脇も松重豊(若!)やふせえりと、硬い!
これで楽しくなかったら、変だ。
吉高百合子がまた、とても初々しくて、髪型がかわいくて。好きな女優さん。



音楽が、、、ツボすぎ。
髭と口紅とバルコニーに、スカンピンと、もうたまらない。
だって、鈴木慶一とムーンライダース名義の実に貴重なアルバム火の玉ボーイの名曲なんだもん。
慶一の声がみずみずしくて、聴いてるだけで涙が出てしまう。
エンディングをこっそり一緒に口ずさみ、夜更けた帰り道、人気がなければまた歌い、どっぷり余韻に浸ったのであった。
いまのムーンライダーズも好きなんだけど、初期のはちみつぱいを軽くひきずってる数作のアルバム、最愛♪

2019年3月24日日曜日

*ロボコップ ディレクターズカット4K だけど、観たのは2K*

何度かテレビ放映されていたような。
劇場で観たのは今回初めて。
いや、なかなか過激なことで。R指定じゃないと通らないよね〜。
だけど、リアルには、こうなっちゃうのも事実。人には血が流れている。と思いつつ、きついなあ。

1987年アメリカ映画。おお、MGM、ライオン♪
監督はポール・バーホーベン。
ふっくらむちむちのナンシー・アレンがキュートでかわいい。そして強い。こういう暴力全開の映画にチャーミングな女性が登場すると、それだけで和む。ありがたい。
銃撃戦激しい!まるっきり西部劇でうれしくなる。
勧善懲悪の構図がまた、いい。
悪役がなかなかくたばらないっていうのが、大事。憎まれっ子世に憚るだわ。映画を盛り上げる要素だよねえ。
うぐぐとなりながら、結構あっという間の104分。
キネカ大森にて、鑑賞。おみやげのポストカード↓
いつもありがとうございます。 
#キネカ大森

*ヴィクトリア女王 最期の秘密*絢爛豪華な王朝絵巻〜♪

制作費いくらなのかな。
豪華でうれしい。
やっぱりね、映画だからね。
楽しくないとね。
女王とムンシーの衣装が贅を凝らしていて、それだけでも足を運んだ甲斐あり。 

監督: スティーヴン・フリアーズ
原題は『Victoria & Abdul』
前半面白くて、よく笑った。あ、わたしだけ。ほかのお客さんは笑ってないみたい、、、コメディーとしてイケてると思うけど、おかしくないのかなあ。それとも、わたしの沸点がほかのひとより、低すぎるのかなあ。ネタバレになるから書けないけど、晩餐会の準備とか、ねえ?あまりにも皆さん、笑わないので、笑うといけないのかとか、ときに後ろめたく感じたりする。ま、それは置いといて(^^)
女王は大御所ジュディ・デンチ
ムンシー=アブドゥル アリ・ファザル
「きっと、うまくいく」に出てた人。こんなハンサムな人いたっけ?と思ったら、セリフの少ない、でも、印象的な役の人だった。

女王陛下ってだいぶ脚色されているだろうけど、割とイメージ、近いのかも。女王であることの苦しみが、おぼろげに、伝わる気がした。なんといえばいいか、超人的な人ではなく、ごく普通の人。ついでに言ってしまうと、食べ方。あれでいいのか。ううん、演出すごいな。
商売柄、ヴィクトリアンデザインのアクセサリーというものを扱うことが多いのだが、今回映画の中で改めてそれらを堪能させていただいた。アールヌーボー、アールデコ、ヴィクトリアン、そこら辺のデザインを真似たもの、たくさんある。装飾品のお手本。とりわけヴィクトリアンデザインは人気がある。オーソドックスで華やか、服との相性がいい。 なるほど、女王陛下はあんなふうに着こなしていたのか。お付きの女官の着こなしも素敵。
チョーカーが欲しくなった♪

2019年3月13日水曜日

*顔たち、ところどころ*楽しそう。旅に出たいよ〜追悼

洒落てる映画だ!!
普段着の二人が、フランスの田舎を旅して回る。
おっきなJRの車に乗って。
邦題の通り、たくさんの顔を撮る。
みなさん、味のある、自信に満ちた表情。美しい。
顔ってこんなにも、綺麗なものなの。

2017年 フランス ドキュメンタリー
監督、出演:アニエス・ヴァルダ、JR

アニエス・ヴァルダの上着とかリュックとかポーチとか、真似したくなる。ちっちゃくて、可愛くて、決まってて。
とくにラストのリュック、よかったな。欲しい。
ヴァルダは色の洪水。
対するJRは黒基調。サングラスと帽子を取らない。
サングラスを取らないことで、いつもヴァルダに嫌がられている(^^)
微笑ましい、羨ましい、二人の旅。

最初と最後が特に好き。
強いていえば、色のついてるパターソン、みたいな。
できたら、この二本立て、どこかで上映してくれないものだろうか。
ゆっくり座って、心ゆくまで、二作品の世界観を味わいたい。
猫ちゃん、肩に乗ってて、いい子♪
追、アニエス・ヴァルダ監督、先日お亡くなりになったと友人から聞いた。高齢ではあるが、ラスト近くのあの酷い仕打ちがもとだろうか?
JR、哀しいだろうなあ。
どうか、ごゆっくり休んでください。
素敵な映画をありがとうございます。

2019年3月5日火曜日

*世界一と言われた映画館*淀長さんが好きだった映画館

山形県酒田の映画館のお話。
ドキュメンタリー。
このところ、よくドキュメンタリー観てるなあ。
べつに取り立てて好きじゃないけど、そういう映画が話題になることが増えてるのかな?

山形国際ドキュメンタリー映画祭2017公式上映作品
監督:佐藤広一

2019年1月から全国で公開しているらしい。
山形の酒田という街、大きな商店街。そのどん詰まりにかつてあった素敵な映画館が人々の思い出のなかで蘇っていく。
酒田ってとても魅力的。
いこう! いつとはいえないけど。
まず、ケルンには、なるべく、はやいとこいかないと。そして、カフェ経営についての諸々を伺いたい。  
ケルンというのは中で登場するカフェ&バー。
どちらかというと、映画の中ではバーのほうにスポットが当たっていたが、きっとコーヒーも美味だろうと確信している。

それにしても、風速27メートルというのは、人智を越えている。
当店オープンカフェ開催時、風速が12メートルを越えると、まず品物の軽そうなものから速攻で片付け、大体のときは早じまいをしてしまう。その倍以上の風速では、何かが飛んでいくのを防ごうとすると、脇から別ななにかが飛んできて、それから身を守るうち大事なものが舞い上がっていなくなり、自分は怪我をする。
そこにもし、火が、、、考えただけで大災害だ。

フィルムに出ていた皆さんは、グリーンハウスが復活することを心の片隅でいつも望んでいるのだろう。
いつか、復活グリーンハウスでグレン・ミラー物語を鑑賞したいなあ。あ、ジョーズでもいいや。

2019年2月7日木曜日

*バジュランギおじさんと、小さな迷子*インド映画長いんだけどさ、面白いんだよね!

インド映画長いからねえ、躊躇してたんだけど、チラシと予告編に惹かれて、観てきた!
いやいや。
楽しかった、面白かった、ドキドキした。
2015年:インド映画
監督:カビール・カーン
主演がサルマーン・カーン、プロデューサーも兼ねている。わあ、すごいなあ、ロケ地のいくつかは彼の所有とある。インドで役者として成功すると、桁外れなのね。

タイトルからも想像できる通り、かわいい迷子をどうしましょうというお話。
かわいいといえば、インドの言葉で、女の子はムンニーと呼ばれるらしい。 なんとチャーミングな響き♪
インドとパキスタン、お隣同士だし、日本で出会うパキスタンの人は良い方が多いし。嫌い合ってるの残念だなあ。
宗教がなければいいのかな?そうかも♪

ムンニーのおうちは、スイスにもパキスタンにもインドにも通じるところらしい。 そうカシミール。
2人の初対面に至るまで、ムンニーが迷子になるまでが、丁寧に描かれている。こういう厚みというのか、手法というのか、邦画にはなさそうな気がするけど、どうなんだろう。

バジュランギの大立ち回り、軽快で豪華なダンスシーン、細かいストーリー運び、変なキャラ(笑)↩特に主人公
あまり時間が長いことを気にせず最後まで観てしまった!

2019年2月4日月曜日

*古今亭菊流稽古会2月1日(金)*明烏、品川心中

最後に行ったのいつだったかと遡ったら、2017年11月だった。
師匠、ごめんなさいm(_ _)m
そして、もちろん迷子になった。
駅を出て、道が何本かあって、そのうちの2本のうちの1本が会館に続く道。で、どうしてか、両方の道を歩いても行きつけない。
そろそろおろおろしようかと思い始めたころ、見慣れた人が歩いてきた!
よかった♪
もう、いい加減、迷うの嫌。
この日は、好きな「明烏」「品川心中」
師匠の明烏は、巫女頭(もちろんそんなひとは、吉原にはいません笑)がとんでもなく、おかしい。
なんだか、廓のお姐さんたちが楽しげにくすくす笑っているところが、はっきり見えるようなんである。
甘納豆をぽりぽりぱくつくところも、よかった。
あのシーン、まったく筋と関係がないが、必ず入るのはなぜなんだろう。ちょっと気になってる。

そして、品川心中。
地元の話。
金造は幕末太陽傳で小沢昭一が演じた役だ。
心中のとき、白装束を着るはずがお金がなくて、 半襦袢だけで入水するという落語より更に情けない展開。もちろん、小沢昭一なので、死んだりしなかった。
この日は下げまで!
師匠は宮戸川や品川心中を全部演ってくれる。
なにかとても得した気持ちになる♪
下げまでやるとあまり面白くなくなるというようなことをおっしゃっていらしたが、いえいえ、そのようなことはございません(^^)

2019年1月22日火曜日

*ビール・ストリートの恋人たち*シークレット試写会♪

シークレット試写会に当たったので、観てきた。
ありがとうございますm(_ _)m
ヒューマントラストシネマ渋谷にて。
ここは画面が少し上の方に位置しているので、前の方に座席を取ると首が結構辛いことになる。ということを前回ダンケルクを観たとき学んだので、後ろへ座った。
それでも椅子が深すぎてやや体が厳しいことに。
音は繊細。
また差別がテーマかなあと漠然と考えていたらやはりそうだった。
ビール・ストリートというのは黒人の方々にとって大切なところらしい。そんな説明から始まって物語が進む。
これって、できうることなら、差別のことなしに観たい恋愛映画。というのは、画面の色や景色がとても綺麗で、差別の苦しさと同時に美しさを堪能するのがちょっとむずかしい。もちろん、私としてはってことで、そうじゃない人もたくさんいるはず。

監督は「ムーンライト」でアカデミー監督賞を受賞したバリー・ジェンキンス。この映画は未見。ウィキペディアをチラ見した感じだと重そうな空気感。
そしてヒロインの母親役のレジーナ・キングはアカデミー助演女優賞が期待視されているとか。確かにに迫力があるし、 美人だし。ちょっと楽しみ〜♪
豪華なプレスシートを貰いました。↓
 

2019年1月14日月曜日

*恐怖の報酬 恐怖の報酬 オリジナル完全版*重量級!

最初から最後まで、緊張しっぱなし。
ちょっと気を緩めると、観客ですら命が危うい。そんな感じ。

気の毒な作品!!
当時スターウォーズ公開と重なり、興行的にまったくうまくいかなかったとか。
これほど力強い映画でありながら、タイミングで影に隠れてしまうとは、なんという残念さ。この映画に携わった人々の無念を想う。

ウィリアム・フリードキン監督 1977アメリカ
フランス1953作品のリメイク版。未見だが、流れはかなり違うようだ。雰囲気も違うだろう。イヴ・モンタン主演。よさそうだなあ、、、
いや、ロイ・シャイダーも大好き。
で、ひたすらドキドキしながら観ていた。
こういう結末ってフランスっぽい。最初からハリウッドだとしたら、多分ならない。もうこれ以上はネタバレになっちゃうから、書かないけど。というか、書いちゃいけないけど。一見単純なストーリーみたいだけど、そうじゃない。複雑なものをたっぷり含んでいる。
アミドウという役者さんが印象に残る。日本ではあまり知られていない。この映画がもしも日本でヒットしていたら、この人、もっと売れっ子になっていたんじゃないのかなあ。惜しまれる。 敏捷さ、瞳の美しさ、じゃっかんアル・パチーノに似ているのがいけなかったのかな。

2019年1月7日月曜日

*君も出世ができる*フランキー!リリーの方じゃないぞー!

今年2本目。
グレイテスト・ショーマンと併映。
この度はこちらが目当て。
だってねえ、1964年の日本のミュージカルって外せないでしょう。
フランキー堺、好きだし。
監督は須川栄三。
音楽が黛敏郎、作詞が谷川俊太郎と、贅沢な顔ぶれ♪
谷川俊太郎作詞となると、それだけで、世界観がぐっと美しく変化する。うれしや。
中尾ミエの歌う、田舎田舎〜っていうのと、雪村いづみメインのアメリカでは〜、が、とくに印象に残ってる。
田舎〜の、やさしいちょうちょう、というフレーズに、胸がきゅっとなった。
素晴らしいのは、どの役者さんも音を外さないこと。
いや、そんなの当たり前なんだけど、いま、歌ってるプロの人、平気で外すし、ブレスは汚いし。聴いてらんないのである。
もっとレッスンしてほしいな。踊りのほうがうまい歌手って絶対違うでしょ。
浜美枝がチャーミングで欲張りでセクシー。
仕立てのいい洋服に華やかなメロディー、益田喜頓、有島一郎と味のあるベテランが脇を固める。
新年早々、娯楽大作2本と満足(^^)

そして、フィルムがとらぶったため、上映開始がすこし遅れたのだが、お詫びにと、名画座招待券をもらってしまった。
今回は先日頂戴したコンプリート賞のタダ券だったのに、さらに。
太っ腹だなあ、キネカ大森さん。
いいのに〜〜〜↩ふかわりょうさん風で。
好きよん♪

*グレイテストショーマン2019初映画2回目!*

謹賀新年!

というわけで、4日は今年の映画初め。
まず、グレイテスト・ショーマン。
これは2回目。
たしか前回はサントラが欲しかったが、売り切れでなかなか入手できない、というようなことを書いていたかと。前回ブログ 
今回は細部をよく観る!と意気込んでいたのだが、始まったら楽しくてすっかり忘れてしまった。
ちょっと映像が乱れた。
2回くらいかな。観たかったシーンでちょうど乱れたような。
ということで、またどこかで観たいなと思ってる♪

this is me は何回聴いても圧倒される。
オープニングはマイ鼻歌♪
サントラは仕事がとっても捗る。

2度目とあって、めまぐるしいシーンに若干目が馴れた。
よく造りこんであるなあ。。。
職人の仕事。プロフェッショナル。
ブランコの女の子、とっても可愛くてスタイルがいい。
この前は目が忙しかったが、今回はややゆとり。
やはり、P.T.バーナムについての本が読みたい。読もう。