2015年9月27日日曜日

転々 オープニング、曲が流れたらもうあとは泣くだけwwムーンライダーズ!

ラベルはさまざま貼りこんでしまったが、待ち遠しかった「転々」である。

2007年の邦画。
三木聡監督作品。
この人の作品はつい先日、イン・ザ・プールをDVDで観た。
病んでる人のコメディという雰囲気、とても楽しかった。

そして転々。

名作といわずして、なんというか。
まあ、それは、贔屓ポイントも相当あるんだが。
タイトルに既に書いているんだが、もう一度。
はじまって、しばらくすると、インストロメンタルの♪髭と口紅とバルコニー♪が流れる。もうもう、ここで泣く!


映画館の大きないい音で聞くインストロメンタルはまた格別。
いままで死ななくてよかったとか、生きてた甲斐があったとか、生死を賭けてもいいくらい嬉しくなる。
ぜんぜんオーバーじゃない。 


お腹にタオル巻いたりして、さらに増量もしているのか、ひたすらかっこ悪い三浦友和に、前髪具合がどうにもバランス良くないオダギリジョー、やらかい小泉今日子、かわいくて雰囲気のある吉高由里子。
ふせえり、岩松了、松重豊の3人組。
脇はしっかり固まってるし、脚本は重いのに笑わせるし、終わりまで飽きることがない。


原作でははっきりと、ふたりの設定はされているらしいが、映画ではそうじゃない。
お父さんは知ってて、こどもは知らない、というパターン。

オダギリジョーがひとり、はぐれて、三浦友和を探すシーンで、♪スカンピン♪
もちろん、手ぬぐいで目を拭く。
うますぎる、音の置き方。

オダギリジョーはどうしたかなあ。
小泉今日子のところに帰る勇気がでてたらいいけど。
エンドロールで、慶一の歌う♪髭と口紅とバルコニー♪が大層おもむろに流れる。
とどめ刺されて、クレジットがぼやける。 
こういう終わり方はもはや詐欺!
実名で登場する岸部一徳。
セリフはまったくないが、出番は多い。


おまけ。


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