2016年6月9日木曜日

■モヒカン故郷に帰る■楽しい!エンディングに細野さんの書き下ろし♪

先日のキネカ大森2本立て。
キツツキと雨、横道世之介に続く!
沖田修一監督作品。
笑いと涙ってあるけど、もうそれって、落語の人情噺そのもの。

2016年公開。



前田敦子目立つ。
科白は相変わらず、ややしつこいところもあるが、かえってリアル。
大家族とか、お母さんいないとか、ちょっと行儀の悪い女の子の役うまい。
今回もそんなん。
あの食べ方のとことんな汚さは、素なのか演技なのかもらとりあむタマ子」でも気になったがどちらだろう??



もたいまさことは、まるで本当の親子のよう。
ほのぼのと、やさしい気持ちになってくる。

松田龍平のモヒカン、最後までモヒカンで通した。
このての映画って、ラストで髪型を改めるっていうのが多いけど、そうではなかった。
つまり、モヒカンはまだ、東京でがんばるらしい。
ネタバレになるが、現実はころころと変わっていくものではない、これはこれでいいんだ、と、監督はいっているような。



戸鼻島という架空の島。
ロケ地はおもに広島だったらしいが、美しい。
遠景も近景も心にしみわたる。
そういえば、大林 宣彦監督の尾道三部作にもこういう道が出てきた。
広島はきれいなんだなあ。

千葉雄大のカーディガン欲しい。
淡いグリーンが海辺にはえる。

うふ(^^)/
エンディングは細野晴臣 モヒカン♪


■両国寄席6月6日■

ずいぶん長いこと、萬橘を聴いていない。
ブログ調べたら、まだ今年聴いてなかった!!!
もう限界。

さいきん、なかなか本拠地でトリとってくれないんだよね、萬橘。

やっとこの日は両国でトリだというので、いそいそと駆けつける。

しょっぱなに、萬橘一番弟子まん坊が。
おーい、まん坊、あなたどんだけ、師匠すきなん??
出てくるとき、眼鏡かけてるでしょ。
始まって少しして、眼鏡とるでしょ。
顔が頬っぺたとんがってて、ちょっと似てるでしょ。
髪型同じでしょ。
という感じで(笑)
あ、もちろん、噺はまだちょっと。
でも、顔とかしぐさとか、面白いから、いけそう。

楽八の宮戸川がよかった。
前編。
後編までやるのは、わが菊龍師匠くらいのものかな(^^)/
あれ、終わりがいいよねえ。
緋縮緬がさーーーーっと!
てね。
ぎりエロにならないけど、色っぽい。
このひと、また聴きたいな。
らっしーのとき、たぶん、一回くらい聴いてるとおもうけど、忘れてしまった。
二つ目と真打、実力がそう変わらないような気がするのは、気なのか、真実なのか。
どうも二つ目のほうが、気合が入ってて、噺も立体的、ってことがあるような。

で、ここで大変な、本日のメインイベントが楽春師匠より発表されてしまう( 一一)
なんと、マジックのダーク広春が勘違いで来ない!
ので、すこし長く噺をします。と。
その枕が妙にウケ、その後、トリの萬橘まで、ネタにされまくっていた。

萬橘は
「マジシャン本人が消えたんですから、これが本当のイリュージョンです」
と、うまいことをいう。
この日は厩火事。
前に聴いた時より、泣かせるタッチが増えた。
うん、いよいよ、名人を目指し始めたんだな。
いいぞー。

これは拾った画像。
萬橘、こういうひと。
年上のお上さんが、仲人さんに、「ほんとはななつうえ」
と白状するところ、前回より軽快になった。
あそこ、面白い。
好みとしては前のほうが笑えてよかったような。
季節的に蛙茶番を予想していたけど、レベルアップした萬橘がみれたから、満足。
つぎこそ、紺屋高尾!!