2017年7月26日水曜日

■ニュー・シネマ・パラダイス■ひさびさにみた!シチリア■

ひさしぶり!
折りに触れ思い出し、心に引っかかっていた映画。
ニュー・シネマ・パラダイス。
やはり、とてもよかった。
ああそうなんだよ、こういうの観たかったんだ、という感じ。
イタリア映画ならでは、といいきれるほど、観てはいないけど。
画面の美しさ、空気のすやっとした透明感。
溢れるような情。
この情というものが、イタリアの映画ではしつこくなくて、けれど細やかに豊かに綴られる。道や、ひまわり、、、、
1988年公開
ジュゼッペ・トルナトーレ:監督
エンニオ・モリコーネ:音楽
トト!
なんて可愛くって、賢いの。
アルフレードとの取引なんて、実に素晴らしい。冷静さと、チャンスを見逃さない観察力。見習わなくては!
初見から随分経っているので、かなり忘れていた。新鮮だったり、このシーンはこのあとこうなる、と、思い出せるシーンがあったり、なかなか楽しい。
エンディング。
あれは、公開時のものなのかなあ。
ちょっと違うような気が、、、それとも当時見落としていた?
オープニングの賞歴はあとから足したものなのはわかるが。
いつかわかる日がくるだろうから、いまは疑問符のままで♪

2017年7月2日日曜日

■松竹大歌舞伎6月30日蒲田アプリコ■

歌舞伎ひさしぶり〜!
このところは、地元に年一回やってくる、この松竹大歌舞伎がもっぱらの楽しみとなっているが、去年はアプリコが改装工事でなかった!(T_T) 
今年は気合でチケット売り出し初日にはPCの前にスタンバイ。
前から6列目、はじっこ!
そう、花道の脇。
やはりここよ、ここが好きな場所。

今回は雀右衛門の襲名披露公演。
吉右衛門様♪

演目は妹背山婦女庭訓
口上
太刀盗人

妹背山のとき。
携帯を30秒位鳴らす人と、バイブを鳴らす人、ふたりもいて、ほんとううううううに!嫌だった。
ちょうど歌昇、米吉の見せ場にもかかわらず。
あれだけ、携帯の電源はお切りくださいと、上演前にお達しがあったにもかかわらず!! 
なぜ、切らない?
もしかしたら、嫌がらせ??
って勘ぐってしまうくらい長いこと鳴っていた。
携帯鳴らす人は退場でいいと思う。
ということで、演者も観客もやや集中力の切れた状態になってしまったが、そこへ雀右衛門のお三輪登場。
切ないお三輪、かわいいお三輪、かわいそうなお三輪に引き込まれ、疑着の相に変じたときには、さっきの携帯のことなどすっかり忘れ、拍手喝采。なんという演技力、技術力。
そして吉右衛門。
なんて、素敵なんだろう♪

口上はもちろん吉右衛門が仕切る。
ゆったりとして、舞台も客席もほどよくリラックス。
なんだか、鬼平の屋敷にでもいるような。

最後は舞踊。いわゆる松羽目物。狂言がベースになっていて、自然と笑ってしまう。
又五郎、種之助の軽快な踊りがとても面白く、このお二人の舞踊が機会があれば、また観たい。