言葉のない会話を続けているような。
海のザブン、ちくたくちくたく、鼓動。
2017年、イギリス、アメリカ、オランダ、フランス合作
セリフが極端に少ない。
主人公的な役割を担うフィン・ホワイトヘッドは全体で5分も喋っていない。
マット・デイモン系の顔、ノーラン様はお嫌いなのだろうか? それとも好きなのだろうか?
ハリー・スタイルズ、ちょっと似ている。
今回知ったこと。
ダイナモって、この撤退作戦のことだったんだ。
この親子と、友人のジョージ、気骨があって素晴らしい。
観るまでは、戦勝国側の映画は辛いなあという気持ちがあったが、観終わってみると、やっぱりちょっと悲しい。
だが、それはラストのみで、全編そういう気分になることはなかった。
むしろ、この気質が羨ましく、生まれ変わったらイギリス人がいいなと。普段はばらばらなのに、ピンチになると団結して事に当たれる、なにを差し置いても、それが優先であると皆信じている。
観終わったときの気持ちは、「英国王のスピーチ」とほぼ同じ。
空を縦横無尽に駆け抜けるスピットファイヤー!
この飛行機が主人公かな。
海も空も陸もノーランカラーに染まって、長い長い100分だった。
また観よう。
今年のナンバー1。
と思うけど、まだホドロフスキー始まってないなあ。