ヴィムヴェンダース監督作品
モノクロ
1982年
西ドイツ、ポルトガル、アメリカ
前半、後半で、タッチが異なる。が、見通しの立たないなんともやり場のない、揺れているような感覚は共通している。
コッポラ製作のハメット(ヴェンダース監督)の撮影中断の最中に撮られた作品。
それで鬱々としているのかな。
この2年後1984年が、なんとなんとロードムービーの名作パリ、テキサス。
前半は、映画の中で映画を撮ってる。B級っぽくて面白そう。1964年のSF映画のリメイクらしい。ポルトガルロケ。ポルトガルには行ったことがないが、食べ物が美味しそうなイメージ。残念ながら、ちゃんと食事を摂っているところはなかったような、、、
で、続きを期待して観ていると、急に劇中、フィルムがなくなり撮影が終わってしまう。
主人公、なんとか撮影を再開しようと、後半はロスアンゼルスへ行くが、ここからはまるで違う映画のよう。ロードムービーのようで、サスペンス風味もある。そうか、フィルムノワールっぽいのか。あまり食欲をそそられないハンバーガーらしきものなど出てくる。
ううん、どうするの、主人公!って心配していると、唐突にまたも終わる。
前半も後半も急に終わる。が、それはそれでいい。
ただ、音楽が。曲自体は悪くないけど、一曲延々使い回すのはやめたほうがいいかも。
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