この映画、初めて観た。
なんとなく見逃して、現在に到る。
やっと鑑賞できて漸くすっきり。
スペインの映画。
スペインというと、つい、♪スペインでは雨は主に広野に降る、を思い出してしまうが、それは置いとこ^^;
1973年、ビクトル・エリセ監督作品。
とても寡作で、この映画を含めて長編は3本しか撮っていないとか。
無口な映画を寡黙な監督が撮ったのが、この作品。
資金やタイミングはもちろんだが、やはり、この緻密さと流れるような映像へのこだわりだと、ひとつ完成させるのに相当エネルギーが必要かと、、、そのためか、撮影監督のルイス・カドラードはこの作品の撮影中に失明したとある。さぞ無念だったのではないか。
優しく傷つきやすいアナと、お姉さんのイサベル。
イサベルはいつもアナをからかっている。時折悪質なくらい。
アナはちゃんと大人になれたろうか。
アナのお父さんとお母さんは仲良くなれたかな。
スペイン政府への批判が比喩的に盛り込まれているらしいが、あまりそうしたことは考えず、画面の美しさ、丹念に描かれる出会いと別れを追うことに専念した。
ミラグロスって、監督の鍵かな?
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