最強の敵は自分の中にいる
最高の神も自分の中にいるはず
LEFT BANK 左岸 鈴木慶一
優雅で美しく壮絶。
戦う敵はわんさか山のようにいるけど、心の状態をどう保つかが鍵になる。
2021年のショパン国際ピアノコンクールのドキュメンタリー。
監督はヤクブピョンテック。ポーランド映画。
出演しているのは2021年のコンクール出場者のうちの6人。入賞者もいれば、脱落者もいる。レオノーラアルメリーニが賞金を貰ってもセラピーに使って終わりかも、というようなことを話していたが、うん、そうだよね、無理ないよね、と感じた。レオノーラは中でも元気がよく、弾いている姿も明るいが、やはり常に自分と戦っているのが、この一言でわかるような気がした。
最終予選の演奏は6人全員のピアノを見事に違和感なく繋いでいる。みな素晴らしかったが、取り分けラオハオのピアノがよく、自然と涙が出て止まらなくなった。それにしても、チラシやポスターの女性は誰?とうとうわからなかった、残念。


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