赤い映像とたたみかけてくる、かきむしるような音楽(上野耕路)。
DVDにて鑑賞。
長くて怖くて、だけど最後はなぜかそういった気持が残らない。
さわやかってわけじゃないけど、やな感じにはならなかった。
岡崎京子の漫画が原作。
ちょっと読んでみようかと考えてる。
寺島しのぶは何本かみていて(主演での作品は未見)、今回の脇の演技もまた渋い。
あれがやれる女優さんは日本においては他にいないんではないかなあ。
気の毒で切なく、滑稽。
ぜひ、この役の延長のようなヒロインで主演をやっていただきたい。
そうしたら、みたい!
沢尻エリカ、よくぞここまでやっちゃうもんだ。
こんなにしなくったって、大女優だけどね。
「なめてくれない?」っていうのが、こわかった。
奇形にあこがれる、というようなことを大森南朋がいう。
たしかにそうしたものかもしれない。
どうみても、あんなに完璧な美のひとは、実生活でお目にかかることないし。美と奇形は表裏一体なのか?
いつも気になる、新井浩文。
そつがない。
ファッショナブルで豪華だが、赤がきつい。
まあ、もともとそういう色彩感覚の監督だからしかたないが。
おそらくこの感覚が好きでたまらないひとも、いるんだろうな。
画像検索をしていたら、目張りばっちりプーリップのヘルタースケルターを発見!
これはこれで、映画の世界をよく表現している。
観た本数、DVD2作含む32作品。
時系列順にならべてみる。
鍵泥棒のメソッド
ふがいない僕は空を見た
夜ごとの美女
レ・ミゼラブル
グレン・グールド
宇宙人王さんとの遭遇
きっとうまくいく
赤い靴
希望の国
桐島、部活やめるってよ
みなさん、さようなら
シンドバッド 七回目の航海
百年の時計
風立ちぬ
シカゴ
タイピスト!
スマイル、アゲイン
俺はまだ本気出してないだけ
マリリン 七日間の恋(DVD)
ショートピース
アンタッチャブル
真夜中のピアニスト
クロワッサンで朝食を
ムトゥ踊るマハラジャ
アンコール!!
天使の分け前
劇場版SPEC ~結(クローズ)~爻(コウ)ノ篇
マラヴィータ
清須会議
砂漠でサーモン・フィッシング(DVD)
バーニー みんなが愛した殺人者
黒いスーツを着た男
↑百年の時計。
もう2度と見たくないのは、宇宙人王さんとの遭遇。
これを観たあと、精神的外傷が大きすぎ、
40日間、映画鑑賞がストップした。
寝落ちしかかったのは、夜ごとの美女。
風邪気味で、薬を飲んでいたのがまずかった。
おもしろかったのに。。。
ムトゥ踊るマハラジャは、初見。
これがボリウッド映画の原点なんだなあ。
いやあ豪華。サービス精神たっぷり。
また観たいのは、きっとうまくいく、アンタッチャブル、
鍵泥棒のメソッド、天使の分け前、マラヴィータ、清須会議あたり。百年の時計もロマンティックでいいな。
No.1は、天使の分け前。
ミステリー味もあり、そこそこよかったけど、
ううん、大ヒットかあ。
そうだよねえ、いまどき、取り違えなんてないわけだから、
理由付けは必ずいるよね。
福山雅治がとってもやな奴を演じてた。
さもエリートのようにふるまいつつ、ころころころころ方針を変えて、ふたりの子供の運命を翻弄してしまう。
ひとの心の中なんて、まったく慮ることのない奴。
セレブって偉いんだ、ふうん、よかったね、と喧嘩を売りたくなる奴。
子供がなつかなくても、ぜんぜん気にならないってある意味驚き。
といって、リリー・フランキーが素晴らしいってことでもないけど。
そんなに子沢山なら、もっとがんばって、稼げよな!子どもと遊んでればいいってもんじゃあないぞ!といいたくなる。
子役がそれぞれ、深い演技をしていた。
不思議なのは、そうだよね、たしかにこっちと血がつながってるよね、と、納得してしまうとこ。
福山方の実子にあたる子なんて、まったく顔とか似てないのに。
名演技だなあ。
さいしょ、かわいくないとおもっていたのに、中盤以降、尾野真千子が感じるのと同じように、愛しいとおもえてくる。
尾野真千子と真木よう子が対照的でよかった。
ただねえ、子供3人いてタバコってどうなんだろ。
そういう演出なのはわかるけど、ふつう、経済的にも苦しいわけだし、吸わないんじゃないのかなあ。。。。
ラストがねえ。
はっきりしてもらいたいんだよね、結局どう決着をつけたってことなんだろうか?
あの優柔不断男は!
そしてほんとうに、父になったのだろうか?
あのあとまた、だれかになんかいわれて、変えちゃったんじゃないだろか?
とちょっとばっかり不信感ののこる後味なのだった。
みたひとは、あれで満足できたのかなあ?
カンヌで審査員賞をもらい、スタンディングオベーションもあったってことだけど。
淡々としたふうが、じゃっかん小津風を意識してるか。
この感想を書くにあたって、検索をした。
そしたら、ねじれた絆 という原作があるらしく、しかもちゃんと話を通してないってことでもめてるらしい。
そーゆーの、よくない。
そーゆーとこ、けちっちゃだめよ、フジテレビさん。
いわずとしれた、高畑勲監督最新作。
なんとしたことか。
ちょっと後悔。
みなければよかった。
トラウマになりそう。
10日以上まえにみたんだが、いまだ次の映画をみにいけずにいる。
なんでだれも幸せになれないんだ。
赤毛のアンののりでみたのがいけなかった。
蛍の墓ののりなんだ。
まいった。
地井武男の遺作。
終盤三宅裕司にかわるが、違和感がない。
むしろ、臨場感があってうまい。
はあ、2006年の映画だったのか。
いつのまにやら、結構な時間が流れてる。
本日DVDにて鑑賞。
たのしい。
いろんなひとが、あっちこっちで、登場して、めまぐるしい。
伊東四朗なんか、めちゃくちゃだ。
テンポ良い。
いかにもホテルの物語。
考えてみると、意外に三谷幸喜はみている数がすくない。
あとは、先日観た清州会議と、マジックアワーくらい。
テレビドラマはちょこちょこみているが。。。。。
予告編で役所広司が鹿の頭をかぶっているのはなぜなんだろうと思っていたが、やっとわかって、すっきりした。
すっきりといえば、この映画、因縁がある。
半年くらいまえ、DVDのやすうりで、これを買った。
レンタル落ちではない、ということで。
買って帰って開けてみたら、レンタルのシール。。。。。
嘘つかれた~~とがっかりしながら、ともあれ観はじめたら、ひきこまれた。
まあ、いいかと、おもいはじめていた矢先、なんと、途中で画面がじゃみじゃみとなり、とまったり、復活したりを繰り返し、とうとう観れなくなった。
翌日返品した。
それ以来、観たかったんだが、なんとはなしにすっきりしなくて日が過ぎた。
12月31日からハッピーニューイヤーのお話。
きょうみるには、ぴったりの映画。
そんなこんなで、新年早々の映画の日は、自宅にて過ごしましたとさ。
2014年初投稿。
あけましておめでとうございます。
イケメン。
ラファエル・ペルソナ。
あちこちに、アラン・ドロンの再来と書いてある。
たしかにそのとおりだ。
罪を犯しているはずなのに、そんなことないような気がしてしまう。
監督がカトリーヌ・コルソニ。女の人。さいきんは、女性の監督もおおくなった。
セテラ・インターナショナル配給か。
クロワッサンで朝食を と同じ配給会社。
この会社のタイトルの付け方って。。。
もう少し、センスの良いタイトル、ないの?
おもしろい映画なのにもったいない。
そうね、たとえば、『Trois mondes(原題)』(3つの世界)って
いうニュアンスを生かせなかったものかなあ。
むかしはもっとフランス映画のタイトルって素敵だったとおもう。
ベティ・ブルー愛と激情の日々とか、勝手にしやがれとか。
24時間の情事とか。
黒いスーツを着た男って、なんだか。
クロチルド・エム。
情感のある深い演技が、この映画全体の流れの中でたいそう調和している。またみたい。