2014年1月28日火曜日

ヘルタースケルター こりゃあ、ホラーだ!

赤い映像とたたみかけてくる、かきむしるような音楽(上野耕路)。
DVDにて鑑賞。


長くて怖くて、だけど最後はなぜかそういった気持が残らない。
さわやかってわけじゃないけど、やな感じにはならなかった。
岡崎京子の漫画が原作。
ちょっと読んでみようかと考えてる。

寺島しのぶは何本かみていて(主演での作品は未見)、今回の脇の演技もまた渋い。
あれがやれる女優さんは日本においては他にいないんではないかなあ。
気の毒で切なく、滑稽。
ぜひ、この役の延長のようなヒロインで主演をやっていただきたい。
そうしたら、みたい!

沢尻エリカ、よくぞここまでやっちゃうもんだ。
こんなにしなくったって、大女優だけどね。
「なめてくれない?」っていうのが、こわかった。
奇形にあこがれる、というようなことを大森南朋がいう。
たしかにそうしたものかもしれない。
どうみても、あんなに完璧な美のひとは、実生活でお目にかかることないし。美と奇形は表裏一体なのか?

いつも気になる、新井浩文。
そつがない。

ファッショナブルで豪華だが、赤がきつい。
まあ、もともとそういう色彩感覚の監督だからしかたないが。
おそらくこの感覚が好きでたまらないひとも、いるんだろうな。
画像検索をしていたら、目張りばっちりプーリップのヘルタースケルターを発見!
これはこれで、映画の世界をよく表現している。




0 件のコメント:

コメントを投稿