DVDにて鑑賞。
イギリス、2000年公開。
監督はスティーブン・ダルドリー。
原題と比べると、邦題がいくぶん、お粗末かなともおもえるが、内容的にはたしかに、ちいさな少年の物語であるから、まあ違和感はない。
ただ、主人公が自分の名前にしっかりと誇りをもっていることが後半で示されているので、そのあたりは生かしてもらいたいかな?
のっけから、Tレックス。
クラシックバレエの話なのに、BGMは当時のロックでうきうきする。
イギリス紳士のアステアがでてくるところも、素敵。
そうか、ここのジャンプも伏線になっているんだ。と、いま気づいた。
主人公の家族の描き方が丁寧。
ビリーの夢を理解できないお父さん、そのあと、体を張った説得にこたえて、お金をいっしょうけんめい工面するあたりに、涙する。
認知症のおばあちゃんが、また、リアル。
家族に認知症がいたりすると、いっそう迫ってくるものがある。
ラストシーンの跳躍がすばらしい。
プリンシパルのアダム・クーパーだそうだ。
たとえようもなく美しい。
さいしょは少年一人の夢であったものが、次第にまわりを巻き込んで、町ぐるみの夢になっていく。
ストーリーの展開に無理がなく、まるで実話(ではないが、モデルはいるとか)のよう。
チャイコフスキーの音楽はドラマチックで勇気がわいてくる。
ちょっと遅くなってしまったが、先週の金曜日の両国寄席。
ひさしぶりの萬橘のトリとあって、お客さんもよくはいっている。
先日依怙贔屓三人会で、滑舌がうまくいっていなかった(そこがメチャクチャうけた)、大工調べ。
練習したみたい。
かなり言葉が聞き取れるようになった。
その言葉で、今度は笑わせてくれる。
あれはあれで面白かったんだけどね。
このたびの、 カニ の間は、軽く笑っちゃうかんじ。
それにしても、なぜあのタイミングで、カニといれようと考えついたものか。すごい。
先月22日に横浜で紺屋高尾やってたんだよね。
残念なことに、その日は朝から熱中症になり寝込んでしまって、いけなかった。
聴きたいな、萬橘の紺屋高尾。
にしても、両国寄席は煙草臭いときが、たまにある。
おそらく、萬橘のタバコのせいと、おもわれる。
フランス2013年、シルヴァン・ショメ監督の実写版の映画。
カエルがでてきたところで、 パコと魔法の絵本 をおもいだした。
このあたりの色は心なし似ているような気がする。
フラッシュバックするところは、病んでいる人はじゃっかん辛いところがあるかも。
で、とてもとても驚いたのは、あのひとと、あのひとが、二役だったってことで、でも、誰と誰が、と書いてしまうとネタバレになるので、我慢して書かないでおこう。
クレジットをみたとき、非常にびっくりした。
たぶん、2回目なら、なるほどね、と、なるんだろうけど。。。。。
原題はアッティラ・マルセル。
なんでも、ベルヴィル・ランデブーのサウンドトラック盤の曲だとか。
てことは、本編にははいっていないということになるけど、いわれてみると、聞いたことのあるような曲。
似たようなメロディがあったかもしれない。
あの映画は悲しいにもほどがあったなあ。。。。
イリュージョニストも、切なかったけど、まだいくらか、ましだったかなと。
で、今回もやっぱり悲しい。
ただ、先の2本と比較すると、もっとも前向き。
シューケットはおいしそうだったけど、マドレーヌはどうなんだろう、焦げてるようにみえたけど、おいしいのかな?
ベヒシュタインのアンティークピアノに感激。
なんと、すばらしいことか。
装飾のほどよさ。古い味わい。そしてまろやかな音色。
ひとつ、つっこむ。
ピアノの横からのカットはスタンウェイなのに、正面からのカットはヤマハって、どういうことなんだい?
音は、ヤマハだったけどさ。
ああいうの、もうちょっと、注意してほしいよねえ。。。。。
ラフマニノフが泣くよ~~。
北沢タウンホールにて、今月4日7時、にぎやかに開演。
たのしい!!
あこがれの、橘蓮二の撮影も見学できて、収穫たっぷり。
遠峰あこさんは、おねがいしたら、きていただけるのかしら?
ミニライブとかやってもらえたら、うれしいなあ。
足についてる鈴に、工夫を大層かんじた。
こういうイベントってどうなの?と半信半疑だったが、ゆるく、あたたかな、会場であった。
プロデューサーさんのお人柄が反映されてるんだろう。
帰り際、あこさんのCD買う。
ちょっとだけ、お話もできた。
またいきたいなあ。
日本、娘さん、名曲だ。
ユーチューブでみあたらないので、もっぱら評判の、ボクかっぱ巻き。
2010年アイルランドの映画。
監督はダラ・バーン。ドキュメンタリー出身だそうな。
心にしみこむ。
みたあと、何日か、思い返していた。
主演のコルム・ミーニー(フレッド)が、不器用で真面目な中年男性を、細やかに演じる。
脇のコリン・モーガン(カハル)、ミルカ・アフロス(ジュールス)が、しっかりうけて、切なく盛り上げる。
なんだか、カハルとフレッドは、だんだん親子のようになっていって、とてもあったかい。
カハルの落ち葉が木から落ちる瞬間が美しいというセリフや、街の灯が花火のようだという、鋭い感性に、傷つきやすさを感じ、それで、こういう境遇になってしまったのかと考えたりした。
たくさんの才能があって、性格もいい。
痩せた体に、徹底した役作りへの執念がみえる。
アイルランドの役者さんって、ほとんどしらないけど、このお三方は素晴らしい。
ほかにもたくさん、素敵な俳優さんがいるのだろう。
チェックしてみよう。
コルム・ミーニーはスター・トレックにもでているとか。
みなければ!