7月31日の夜公演。
スケジュールをみたら、この地方公演の最終日であった。
しかも、夜なので、ほんとに、落なんである。
ちょっと得した気持ち。
演目。
河内山 中村橋之助
藤娘 中村児太郎
芝翫奴 中村国生
橋之助、実に素晴らしい。
あまりにも歌舞伎界の重鎮が次から次へと冥土へ旅立ってしまったので、どうなることかと、案じていたが、なんのことはない。
舞台から、心配ご無用、歌舞伎座にもお越しあれ!といわれた気がした。
花道のきわに座っていたためか、なんどか視線をいただき、妙なる幸せであった♪
よい貫禄である。
児太郎はかなり緊張していたようで、手がぷるぷる震えているときがあった。
まだまだ先は長いので、これからもがんばってほしいものだ。
芝翫奴の国生だが。
いきいきとしている。
花道の出のとき、かわいい!と呟いてしまった。
手順で頭がいっぱいでお客の反応をみるどころではなさそうなのが、初々しい。
肝心の踊りは、これがもう!
花道で足踏みをすると、こちらへ、がしがし響いてくる。
タップだったり、コサックだったり、果ては、
横ギバも見事に決めて、拍手喝采。
このひとの、弁慶が一日も早くみたい。
あの世で、三津五郎さんたち、さぞ、ほっとしたであろう。
またみよう。
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