監督:セルジオ・マシャード
「ストリート・オーケストラ」
本日鑑賞。
「シング・ストリート」との二本立て。
タイトルが混ざるためなのか、ときおり話が混ざってしまいそうになるという困り者。。。おまけに映画好きなら混同も仕方ないというような共通点も幾つかあり、ますます。
そういえば、このブログ、今年初。
元日に「シン・ゴジラ」を憧れの蒲田宝塚でようよう観たのだが、三回目となると、ちょっとブログは控えた。
三回見てもぜんぜん飽きない。
むしろ深まり、次のゴジラはいつ公開かなあと待ち遠しい。
もちろん、2016年ベスト1は「シン・ゴジラ」
さて、またもマクラがだらだらと、、、
ブラジルの映画って、あまり観たことがなかった。
なぜ、観る気になったか。
そう、オーケストラものだったから。
どうも、オーケストラ絡みのものに弱い。
クラシックががんがん流れる魅力には抗いがたいのである。
今回もバッハ、パガニーニ、ヴィヴァルディなどふんだんに。
曲がながれないベートーベンの第九のCD、なんていうエッセンスも洒落てる。
ラップや街のざわめき、どこをとっても音がちりばめられているという贅沢さ。
真向き。
子どもたちは、まったくもって子どもとは思えない苦労を強いられている。
ブラジルのスラムってこうも苛酷なのか。
なぜ、そういう仕組みになるのか。
上が下を搾取するから。
それだけのことで、こうもひどいことになるとは。
あれこれとても辛いのだ。
たとえば、欠席理由とか、楽器を持ってしっかり立てない理由とか。
こういう暮らしだから、あのリオのオリンピックの時は警察が街を綺麗にするという理由で、子どもを撃ったんだなあ。
実話ベースの話。
ひとひねりスパイスが効いていてよかったのは、はじめから強い先生ではなくて、徐々になっていくところ。
むしろ、先生が救われていく。
あ、ネタバレになってきたから、やめよう。
主演のラザロ・ハーモスがさすがうまい。
日本では知られていないが、本国では大物俳優だとか。
そうだろうなあ。
監督に最初で最後のお願い、と頼み込んだとかで、もともとのキャスティングでは主人公を支える親友役だったらしい。
ラッパーのRappin' Hood、ラップは聴かないのでよくわからないのだが、素晴らしい。言葉はわからないが、魂を鷲掴みされてしまうような歌。
すべての国のスラム街が、いつかなくなるといい。
と、まとまりがないが、ここらへんで。
おまけ↑
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