2018年9月18日火曜日

*ゲットアウト アカデミー賞脚本賞*こりゃ優れている怖いし

怖い!
最初っから最後まで、怖いよ!
低予算5億っていうことなんだけど。一体5億のどこが低予算なんだ???? 
アメリカって太っ腹!
5億あったら、 カメラを止めるな! は何本作れるんだ?

ということで、アカデミー賞脚本賞をゲットしたゲットアウト(*^^*)
、、、非常に怖い!
あとのほう、あれれ?なところもないわけじゃないけど、ま、それもフランケンシュタインみたいでいいかななんて。
すべて不気味で怖い。 
監督:ジョーダン・ピール
主演:ダニエル・カルーヤ

監督はコメディの売れっ子で、今回初監督作品とか。
ホラーとコメディってそういえば、近いなと、改めて感じた。
それで最近特にチョイスしているわけではないにもかかわらず、この映画もまた、人種差別について描かれている。
アメリカって、一体。
ただ、どの映画も声高にそれを言うのではない。
強いていえば、この作品が最も色濃いというか、ま、そのものだったりする。といっても、怒りが顕になっている、というのでもない。
少し、観終わってから調べてみたが、どうもラストが当初から変更になっているとか。
DVDには、それが収められているのだとか。
現実には、そうなるだろうなあというラストはDVDに収録されている方。きっとそのラストだったら、観終わったあと、やりきれなくなっていただろう。このラストになって、よかった。
2ができるという噂もあるらしい。
ちょっと気になるなあ。
もしできたら、観たいなあ。

2018年9月11日火曜日

*さよなら、僕のマンハッタン*このタイトルじゃない!もっと面白い!!

ワンダーストラックと併映。
設定年が1978年。
ワンダーストラックと一年違い。

ノーチェックだった。
意外にも面白かった!
そう、なんで、意外となってしまうのか、答えは簡単。
タイトルにセンスがなさすぎ。。。。(T_T)

本国ではあまりヒットしなかったらしいが、この雰囲気は日本ならうけると思う。タイトルさえ、もすこしよければ。

曲もいいし。
そもそも原題はサイモンとガーファンクルの The Only Living Boy in New York だったら、ううん。

ま置いといて。
監督はマーク・ウェブ。
制作総指揮にジェフ・ブリッジズ。出演も。
この方もキングスマンに出てたねえ。
2本とも、キングスマン繋がり?
で物語の設定年度が近くて、舞台も同じニューヨークなのか。
なかなかな組み合わせ♪ 
音楽のせいなのか、スムーズに物語が運んでいく。
大人のぐちゃぐちゃに巻き込まれてみたり、一層ぐちゃにしてみたりする、無茶な主人公、若くていいな。
ジェフ・ブリッジズ、キングスマンより断然存在感がある。
ヒットしなかったの、惜しいなあ、、、、
そして。
ニューヨークって広いのね。

2018年9月10日月曜日

*ワンダーストラック*セルズニックのあたらしいやつ

監督:トッド・ヘインズ
2017年アメリカ

やっと観れた。
基本、キネカ大森に来そうな気がするものは、待ってしまう。
で、なんとなく来そうな気がして待っていたら、結局、いまになってもまだ掛からない。
焦っていたら、目黒シネマで上映してくれた。
よかったよかった。

「ヒューゴの不思議な発明」がとても好きだったので、これも大いに期待。セルズニックが係わっている映画は好き。
前回とはトーンが違う。
大きな違いは、静けさ。
映画が静けさの中で進行していく。
やや実験的でもある。
映画から音を外したらどうなるのか?という。

共通点は大きな箱。箱という言い方は少しおかしい。
箱みたいな駅、箱みたいな博物館。
巨大さの中の緻密さ。

主人公とお友達になる黒人の少年ジェイデン・マイケルが、とてもかわいい。
この気持ち、わかるなあ。
きっちり結末もついて、すっきり。
もしもスコセッシが撮っていたら、どんな風だったかな?

キングスマン ゴールデン・サークルと、まったく違うジュリアン・ムーアに脱帽。役者よのお。