チラシって映画を観たくなる最も効果的な手段かと。
予告編をチェックする作業よりもずっと消極的な方法で情報を収集できてしまう。
まあ、これは映画館に足を運ぶか否かにも関係しているけど。
映画館に行く、チラシがある、面白そうだなと、並んでいるものから、選び取る、読んだり眺めたり。そのうち、スクリーンの前にいそいそ座る、とさっき貰ったチラシの作品の予告編が流れる。で、さらに興味を抱いたり、忘れてしまったり。
ちょっとマクラが長くなってしまったけど、観ようと思うまでの流れが「死刑にいたる病」はおおよそそんな風だった。2回くらい、予告編観たかなあ。ホラーっぽいんで迷ったけど、阿部サダヲが頭から離れなくなってしまった。
冒頭、大学の授業でキルケゴール云々と言うシーンもあり、その辺り、好き。
嵐電の鈴木卓爾監督が主人公岡田健史のお父さん役で出ている。こっちもおんなじくらい不気味。もしかしたら、阿部サダヲより不気味かもしれない。登場人物がみんななにかしら気持ち悪さと翳りを醸し出している。
それだけでも充分沼。
あと、やっぱりホラーは苦手。怖いシーンはずっと下向いてた。
あんなに沢山、酷いの必要だった?辛い。
そうそう、「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンズとジョディ・フォスターの一瞬深く繋がる関係を思い出した。
原作読んでみよう。
監督:白石和彌
2022 邦画
0 件のコメント:
コメントを投稿