去年、12月31日に観たフォレスト・ガンプ。
テレビ放映では何回か観ていたけど、いかんせん、テレビ。カットが多すぎてストーリーが破壊されてしまう、とまでは言わないけど、どうも物語の流れに不自然さが出てくる。なんでそうなったの?と、疑問が生まれること屡々。
やっとちゃんと鑑賞できる。今回は解像度の上がった4K版だとか。
確かにフィルム作品は時間経過と共に傷みが増えるし、新しい技術で古いものを残していくのは大事なことだと今回4K版を観て感じた。
名人ロバート・ゼメキス監督の代表作。
時間の流れ方が心地よく、監督に誘われるようにフォレスト・ガンプの人生を一緒に旅させてもらえる。小道具にかばん、おさるのジョージの絵本、鳥の羽、チョコレート、ラケットなど、、、
この作品のトム・ハンクスは素晴らしい。
ひょろひょろしていて、一生懸命で。
音楽やファッションもぴったり嵌ってる。
ジェニーのヒッピーファッションはふわふわしていて、とても良く似合っている。フォレストガンプの軍服も、妙にぴたっと決まっていて見惚れてしまう。
エビ漁の小舟で暴れる元上官ダンがいることでこの作品は深みを増している。彼の苦しみ、喜び、怒り。監督が込めた戦争への非難。
小津安二郎監督の作品で、似ているものがあると聞き、調べてみたがよくわからない。父ありきのことだろうか?あらすじを読むと、ちょっと違うようだが。
ジェニーとの再会シーンが一番好き。
何度観ても泣ける。だけどさ、、、、
ジェニーって、女版寅さんみたい。
1994年 アメリカ映画
トム・ハンクス、ロビン・ライト、サリー・フィールズ、ゲイリー・シニーズ
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