マリリン7日間の恋 DVDにて鑑賞する。
そうか、王子と踊子の撮影中、こんなことがあったのか。
マリリンが遅刻ばかりしていた、アーサー・ミラーとの関係がぎくしゃくしはじめた、というのはしっていたが、こんなにやさしい支えがあったなんて。
すこし救われた気持ち。
驚いたのは、サーの称号をもつローレンス・オリビエが役作りに悩んでいるマリリンに平然と、セクシーならいい、といえちゃうこと。
そういう時代??
女性への蔑視とも、あのチャーミングなひとは、戦っていたんだ。
興味深かったのは、まず、ポーラ・ストラスバーグ(ゾーイ・ワナメイカー)。ずっとストラスバーグ夫妻の演技メソッドってどんなふうだったんだろうと、本なぞ読んで想像していたのだが、一端を垣間見たような。自信と、演者への愛があってこそできる仕事。
終始マリリンに理解をしめし、愛情深く接していたシビル・ソーンダイク(ジュディ・デンチ)。このひとが画面に映ると、とても安心する。よく主役を盛りたてている。
ルーシーのエマ・ワトソンが仕事に恋にいっしょうけんめいでかわいい。花が咲いたような雰囲気がある。
と、素晴らしい女優陣について書きすすめ、読み返す。
主演のミシェル・ウィリアムズのこと、ちゃんと書いてなかった。さいしょ違和感があったけど、だんだん慣れて、後半ドライブにいっちゃうあたりから、すっかりのめりこめた。
イメージの中のマリリン・モンローのギリギリ感と重なる。
コリン役のエディ・レッドメインと、モンローの付き人ロジャー(フィリップ・ジャクソン)の掛け合いがたのしい。
なにもあの当時のこととか、モンローの生き方とかしらなかったら、ちょっとちんぷんかんぷんになるかもしれないけど、まずはここから、はいってみるのも、いいんじゃないかな。
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