2014年3月28日金曜日

テキサスの五人の仲間 1966年公開のドンパチのない西部劇



DVDにて鑑賞。
これはねえ、書いてはいけませんねえ。
でも、感想は述べなくてはいけない。
難しい。。。

そう!
いうなれば、おもしろい!
映画というものは、こういうびっくりがなくては!

監督がフィルダー・クック、
主演にピーター・フォンダ、ジョアン・ウッドワード。
見終わってから、あそこは、重要な伏線だったのか!
あれもか!
と気づくことの多いこと多いこと。
いやあ、やられたな~~。

宣伝にスティングにも匹敵するとあり。
まさにそのとおり。

撃ち合いのないウェスタンをはじめてみたな。

新鮮な味わいのある作品。
余韻がたのしい~~。


2014年3月20日木曜日

偉大なる、しゅららぼん 白馬!意味もなくでてるとおもったら、ちゃんとやくどこがあった

大統領の執事の涙がみたかったんだが、時間が合わず、再検討の結果、 偉大なる、しゅららぼん をみることに。




おいおい、それどうした、みたいなつっこみどころは、まあそこそこある。まだもうちょい、丁寧につくれたんじゃないのかと、いう気はしないでもない。

が、それはさておき。

お城で生活する現代人という設定にまず笑う。
はいこれ。と、渡された制服が、真紅なのに、またにやにや。
大爆笑はすくないが、たのしい。

意外性という点はううん、どうかなあ。
やっぱりそうか、ってかんじだった。
導入部の伏線はうまい。
笹野高史という優れた役者に支えられてこそ、生きてくる。
さすが。
テルマエ・ロマエでも渋すぎない、いい味をだしていた。
なんて書き方したら失礼このうえない。人生の大先輩で、長いキャリアの持ち主。ぜひ長生きして、素晴らしい演技をこれからもたくさん見せていただきたい。

だが。
だがだが!
どうしても岡田将生、濱田岳、渡辺大の3人は、どこをどうとっても!
高校生、しかも、1年生!には見えな~い。



演技がうまいから、いっか!




2014年3月18日火曜日

私が愛した大統領 もっと違う作り方があるのでは?短いのに長い

DVDにて鑑賞。

アメリカ映画かとおもっていたら、イギリス映画だった。
だから、こういうかんじになったのか、と、いまさらに理解。

映像がきれい。
アメリカの田舎ってこんなに美しかったのか。
当時の流行歌が効果的。
音楽が印象に残る。

だが、タイトルにも書いたけど、なんだか長い。
94分とあったので、ちょうどいいや、と、借りてきたのだが、残り20分辺りから、まだ終わらないかと、浮足立った。
ジョージ6世との出会いあたりで、長々しくなる。
ふたりの恋を主軸にしているのか、イギリスとアメリカの国家間の友情を描きたいのか?
はっきり書いてしまうと、後半、どっちつかずでテンポがだるい。
ビル・マーレイもローラ・リニーも素敵なだけに、惜しい。


ルーズベルト家は当然だが、名家である。
親族で結婚してるあたり(エレノアは、いとこの子供)はヨーロッパの王族や、日本の旧家の風習とおなじ。

まあ日本人としては、原爆をつくった人物というのが、どうしても頭をよぎっちゃうけどね。



強いアメリカ、アメリカ国民が求めた大統領。。。
車椅子だっていうのをほとんどの人は知らなかったとか。
それもすごいけど、愛人がいてもオッケーだったっていうのも、すごい!いまのアメリカじゃあありえない。
それにしても、そういうプライベートなことで失脚させられるっていうのもどうかとおもうなあ。
だって、それとこれとは、別だし、しっかり仕事できてればいいわけだし。できてなければ、非難されても仕方ないけどね。

と、映画評にならなくなってきたところで、きょうのところは終了。



2014年3月12日水曜日

もらとりあむタマ子 さほど期待していたわけではなかったけど、

鈴木慶一がでているんじゃしかたない、ということで、前田敦子じゃたいしたことはないだろうが、まあ、ということで、映画館に足を運ぶ。

意外と!
おもしろかった。

昔の言い方で、スマッシュヒットってやつ。



そもそもこのひとの、セリフ回しがねっとりしていて、ちょっとやなのね。
そこらへん、監督がよくわきまえていて、あまり多くの言葉をいわせないんだなあ、にくい演出。

こんなかんじでいけたなら、女優として、ひょっとしてひょっとするかもしれない。

表情など、魅力的。
それにしても、ださいジャージ姿だったり、汚い食べ方だったり、ファンのイメージを壊してしまうんではないか。

あのラストで果たしてタマ子は前進したの??

ネタバレになるけど、オーディションに応募しようとするくだりに泣ける。だれでも一度は通る道かもしれない。
わらっちゃうけど、わらえない。
その自堕落な、すすめない気持ちもよくわかる。
いつの間にやら共感し、親戚のおばさんに、遠回しに小言をいわれてるとこなんざ、かわいそうじゃん、と応援してみたり。
もちろん、そのままでいていいってことじゃないけど。

その後、タマ子は自立できただろうか?

中学男子、仁くん、好演。

お父さんのつくるごはんが、どれもおいしそう。
特に昨夜の残り物らしいロールキャベツがよかった。
あの上出来っぽいおかずを、実にずるずる、べしゃべしゃと食べる姿は圧巻。
せっかく心をこめて、つくっているのに、ちっとも感謝してないかんじが、もらとりあむ なのねえ。




2014年3月3日月曜日

地獄でなぜ悪い 園子温監督の娯楽作品という前振り、ううん、ちときびしい

おもしろいとこと、だるいとこがあった。

まだ浅い園子温歴だけど、とりあえずこれで、希望の国、みんな、エスパーだよ!とみてきた。
希望の国は素晴らしかったし、エスパーもそれなり楽しかった。

これはどうなんだろう。

もっと笑わせてほしかったし、どきどきさせてもらいたかったな。
じゃっかん期待しすぎてたかなあという感じがありあり。

最初のイメージが、作る過程でだんだんずれてしまったんだろうか。



なにか、惜しいんだよね。
あとちょっとなんだけど。
監督の映画への愛や情熱はいたいほど、伝わった。
だけどそれだけじゃあ。。。

この映画のチラシ、何種類もあって(5種類?)、たいへんわくわくして、みる日がくるのを待っていた。

俳優陣はキャラがたってたし、たちすぎっていうこともあったけど、それよりも、後半になるまで、だらだら~っていうところが多すぎ。
プロなら、そのシーンは削るでしょ、ふつー!って、みながらおもっちゃった。

友近が包丁持って街中を駆け抜けるシーンがあるんだが、鉄男みたいでうれしかった。
いちばん気に入ったシーン。

堤真一の殺陣はかっこよかった!

次作に期待してみよう。



恋の渦 モテキの大根仁監督作品

まずはちょこっと突っ込み!
予告編に制作費10万円となっているけど、内訳がしりたい!
だあああって、ありえないでしょ。
カメラの減価償却費だけでも、いっちゃってるとおもうけど。
スタッフ、出演者、全員ノーギャラっていっても、やっぱり、100万くらいはどうしてもかかるとおもうんだよねえ。

どういう手法を取り入れたから、そうなったっていう、理由付けしてもらえたら、すっきりするんだけど。

ドラマっていうより、ドキュメンタリーみたい。
女の子の化粧が垢抜けなかったり、室内のインテリアがしょぼかったり、カーテンがピロッとしてたり。
そのまんま自分やら、友達やらの部屋のよう。
どっちかっていったら、エンターテイメントが好みなので、こんなふうに、ほら、お前もお前も、こんなもんだろ、って、映像ではっきり言い切られてしまうと、そりゃあそうだけど、もうちょっと、夢見させてよって、いいたくなる。


このポスター、女の子たちが映像の雰囲気とだいぶちがう。
特に左のふたり。
9人のみで進行していく物語。
有名な俳優はひとりもいない。
それでもじっくりみせる。
役者がうまいのか、監督の運びがいいのか。
いままでにないタイプの映画。

映画がおわったあと、おさむ役の圓谷健太がポスターをもって、でむかえてくれた。
画面上でもっとも光っていた彼は、意外にも小柄であった。
いい役者になってほしい。