先月に続き、菊龍師匠の稽古会へ。
今回は、死神と壷算!
よかった、先月こそっとリクエストしていた死神♪
真夏日の続く9月にぞわっとする死神はちょっと涼しくなって乙。
師匠の死神はほかの師匠のとは、少し違っていて、怖さにプラスして、シニカルなところが多めな感じがした。
それと、死神さんが洒落ている。
強いて例えてみるなら、中村仲蔵の斧定九郎かな。
四十絡みで、しゅっとしているって、やっぱりそんな風かなと。
で、壷算。
こういう算数系の噺って、苦手〜〜〜。
騙される側といっしょになって、すごく困ってしまう。
よく騙される方にも責任があるとか言う人がいるけど、それは違うと思う。なぜって、騙す方は計画的にやってくるけど、騙される方は無防備、つまり、気持ちの状態が違う。それだけでも、騙す方が、いけない。
まあねえ、ネットでもリアルでも、騙そうって構えてる輩は大勢いるけど。ずるい人もいっぱいいるけど。
こういう噺を聴いてると、とても現実社会の役に立つ。
でも算数は嫌い。
師匠の御姿を先日は撮らせていただかなかったので、今回もお写真はなし。緋毛氈にバックが大ぶりの菊の模様の藍染め、師匠は死神らしく黒い羽織に黒いお着物で、小ぶりの舞台ながら、美しい色合いだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿