6月26日、両国のギャラリーとくにてのお稽古会です。
今回、待望の柳田格之進を師匠が気張ってくださるというので、仕事をすこしはやめに切り上げ、いってまいりました。
この噺は、だれでいつ聞いたものだか、忘れましたが、まあ、子供の時分に聞いたんですね。
噺家さんは、あまりタイトルをおっしゃらないので、聞き終わっても、なになんだか、わからないことがあります。
まあ、それはそれで、あとで調べるという楽しみもあり、けっして嫌な作業ではありませんが、こうやって、何十年もわからずいるものも、けっこうな数でありますね。
このお話、お武家さんと商家のかかわりを描いております。
武士は食わねど高楊枝という言葉をご存知でしょうか。
そこにお侍さんの見栄というか、成り立ちというか、そんなようなものが垣間見えるんですが。
柳田格之進は誤解をうけたことから、娘を苦界におとし、解けたところで、大団円となるのですが、菊龍師匠の格之進は筋立てがきちんとしていて、季節感もよくでていました。
次回は土地柄を反映して、おすもうさんのネタなんだそうで。
武士の心情がいまひとつ理解できないというようなことを師匠は申されていました。
そこらへんが、さいきんはあまりかからない由縁なんでしょうねえ。
それにしても、この間の宮戸川全編といい、こたびの柳田格之進といい、大ネタをたくさんお持ちですねえ。
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