2015年7月6日月曜日

猿の惑星:創世記(ジェネシス)小気味良い展開と緻密な構成 

DVDにて鑑賞。
このところ、DVDのものは、よかったと感じた時だけ書くことにしている。
つまらなかったもののほうが、突っ込みどころが満載で書きやすいけど、いくら悪口書いてもしょうがないでしょ、ということで。
書いてよくなればいいけど、もう、映画はできあがってしまっているんだからさ。

監督: ルパート・ワイアット
2011年公開、アメリカ。

まず、特殊メイクがすさまじい。
猿そのものにしか見えないのに、人間(アンディ・サーキス)が演じているなんて。鑑賞中、ちょっと混乱しておもしろかった。

隣のパイロットのおじさんは、なんて災難なんだろう。
車をこわされたり、チンパンジーに襲われたり、挙句、、、
隣家との関係の描き方の丁寧さ故に、この作品は重厚なSFに仕上がっている。
ここがなかったら、ふつーにSF。
そうならないために、相当神経を尖らせて撮影したのかなと想像する。

ハリー・ポッターのマルフォイ(トム・フェルトン)がでている。
子役時代に悪役を演ってしまうと、あとは脇で悪役で、っていう方向性しかないのか?
だが、憎たらしい演技は実に光っている。
10年後、どんな悪い役を演じているだろう。たのしみ。



第一作(チャールトン・ヘストン主演)と比較すると、ずいぶん、特撮も特殊メイクも、進歩したものだ。
テレビ画面で見ていても、ちゃちな雰囲気もなければ、合成の不自然さもほぼ感じられない。

日進月歩、だね。


主人公の父親役ジョン・リスゴー。
ガープの世界で、女装のゲイ役だったひとだ。
シーザーの名付け親。

頭のいいオランウータンが、後半、さらにパワーアップ。
本来穏やかで争いをしないゴリラが、凶暴という設定だったのが、ちょっと。。。オランウータンとゴリラの性格が逆ではないのか?
映画だからべつにいいんだけど。
ちょっと引っかかった。
まるまる人間の動作をするシーザー。

 



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