2014年10月1日水曜日

her/世界でひとつの彼女 映画のこのみは、ひとそれぞれなのよね~~♪

スパイク·ジョーンズ監督の話題作。
アカデミー脚本賞を受賞している。

たとえば、ゼロ・グラビティをかなり、どきどき、ときに、ひいっと小声まであげてみた。
すごい!っと感嘆した。
だがのちに、ほかのひとの映画評で、こきおろされていて、今年度ワースト1とまで書かれ、へえ、そんなもんかいな、と感覚の相違にとまどった。
とはいえ、ハリウッドものは滅多にみないが...

まあまあそんなことで。

話題作でも、一般的に評価が高くても、感情移入できなかったり、退屈を感じたりするのは、仕方ないことだ。
とかなんとか、言い訳めいてきた。

映像きれい。
おしつけがましくない、洗練された都会の色が、しっとりと物語になじむ。雪の田舎のシーンも、室内のほかほかさと、外の寒さの対比がはっきりわかる。

音楽もここちよ​​い。
だが。
このここちよさが、問題。
とても眠ってしまいたくなる。
ラストまで、がんばれがんばれと、言い聞かせ、やっとおわってエンドロール。サマンサの歌から、エンディングの歌へと無難にひきつがれたところで、安心して寝落ちした。

エイミー・アダムスがかわいく、彼女がでているときは、がんばれ、と唱えなくてもだいじょうぶだった。
さすが、演技派。




鼓童を聞いていると、必ず眠くなるんだが、映画中の眠気はそれと似ている。
安心感のようなものだろうか。

ところで、夏が終わるとなぜだか、小津がみたい。
ジム・ジャームッシュもスパイク・ジョーンズも、あれを真似てみたいんだろう。でもね、さじ加減が、1分、ちがうのね。







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