2014年5月29日木曜日

おっぱいバレー 綾瀬はるかはチャーミングで声がかわいくて。。。

DVDにて鑑賞。

2009年作品。
羽住英一郎監督。
綾瀬はるか主演。

エロで頭がいっぱいの中学生たちが、きらきらしていて、とても前向き。つねにおっぱいのことを考えているしょうもない、やつらだけど、まあ、そんなもんなんだよね。男子って。



綾瀬はるかの衣装がお洒落でおとなかわいい。
やさしくて、面倒見がよくて、理想の先生。
個人授業、うけてみたいわあ~~。

BGMがまた。。。
♪ピンクレディの渚のシンドバッドにはじまって、荒井由実のルージュの伝言、卒業写真などなどが、うまい具合に画面にはまる。
キャンディーズの微笑がえしは決まりすぎ
ただできうるものなら、個人授業もオリジナルでおねがいしたかったなあ。そこだけ、残念。あのアキラのボーイソプラノでシャウトしないと、あの曲の魅力は全開にならない。



まったくやる気のなかった子供達にやる気をおこさせるのって、たいへんだ。
このタイトルだと、もっとやらしい内容かなとおもったけど、そんなこともなく、案外とまじめ?であった。
ラストはあれでいいのかな。
って、好みとしては、ちょっと不満だけど、ストーリー的にはあれが自然だろう。
古い街並みが美しい。
東京と地方では、進学への意識がだいぶ違う。
そんなに勉強しなくてもいいよね。
大学とかじゃなくて、もっと実のある学びと、豊富な18までの人生の選択肢が必要なんだなあ。って、映画はそこまでいってないけど。






2014年5月28日水曜日

白ゆき姫殺人事件 湊かなえの心の辛さとやるせなさ 

まずはすっかり思い違いしていたことを訂正しとこ。
劇中にでてくる芹沢ブラザーズをしらべていたら、じつは架空なんだといまようやく納得した。

ほんとはTSUKEMENだった。
CMとかでけっこうつかわれてるなあ、そういえば。
でも芹沢ブラザーズって名前のほうがなんかいいな。



いろんなとこに、伏線やらなにやら張り巡らされていて、もう1回はみたほうがよさそう、つまり、正直にいうと、かなり面白かった。

井上真央は勘所が非常によい。
すっかり外堀がうめつくされたところで、ようやく登場して、物語をびしっとまとめあげる。

 きっとありますよ、いいこと

湊かなえの、自らを元気づけるフレーズなのだろうか?
この作家はたぶん嫌なおもいや、悲しい出来事をたくさん経験してきたにちがいない。赤毛のアンが愛読書だったのは、作家自身なのかも。イジメとか家庭環境とか、自分の現在置かれている状況と引き比べながら鑑賞しているひとも多いだろう。
それにしても、学校でのイジメ、職場でのイジメ、家庭での虐待、そういう心をむしばんでいく行為が世の中からなくなることなく、どんどん増えていくのはなぜ?など、考えながら、ストーリーを追い続けた。

ちょい役だけど宮地真緒、うまかった。

狂言回しのヘンな格好の染谷将太がすき。

関係者が先週キネカ大森の中村義洋トークショーに参加して、裏話をきいてきたうちのひとつ。
染谷将太は原作にはいない役。
脚本を作る段階で、どうしてもこのせりふをいうキャラがいないということで、急遽つくったのだそうだ。
残念ながらネットに画像がない。



こういう女の人いる。
ものすごく意地悪なんだけど、男の人はわからないから、やたら評価が高い。で、ともすれば、美人だからひがんでるんでしょ、という結末をつけられて終わりになってしまう。
そうか、みんながきちんと人物評価をできれば、世の中から、イジメはなくなるんだな。パパラッチみたいな、いらん仕事も消えてなくなるかも。

もうひとり、心底悪役がひとりいるけど、それは書かないどこ。



へえ、白ゆき石鹸ほんとにあるんだ。
よさそう。。。。



2014年5月26日月曜日

雨月物語 いやあ、京マチ子さん美しい、、うっとり

これも、せんだっての、ナバロンの嵐といっしょに図書館にてちょうだいしてきたDVD。

1953年溝口健二監督作品。
撮影は宮川一夫。

ハリウッド映画にしても、邦画にしても、昔の女優さんは、なぜこうも、画面が匂い立つような美しさを持ちえるのか?
そして、それぞれの女優さんがまったく一様ではなく、しっかりと個性がある。画一的な美ではないのだ!

いまの女優さんには残念ながらない、優雅さ、エレガントさ。

手、肩の動きのしなやかさ、腰つきの下品ではない色っぽさ。

電車で平気で化粧しちゃういまどきの日本人女子とおなじ民族なのかと、いぶかってしまう。


田中絹代はすばらしい。
このころは溝口健二とは、すでに好い仲だったのか?
そんなことはどうでもいいが、やはり、女優陣の中で抜群に光る。

そうそう、平和島に天仲という老舗の天麩羅屋がある。
蒲田に松竹撮影所があったころ、溝口健二と田中絹代の連絡所だったそうだ。
そのころつとめていたという女性に、ずいぶん昔にちらっときいた。
携帯電話がなかったころって、ロマンチック。
逢引がなかなかおもうようにならないって、もどかしいけど、わくわくしちゃう。
みんなが、それに加担して、ちょっとしたチームみたい。

会えた時のうれしさはいまどきのデートの百倍きらきらしていたかもしれない。

って、かなり映画から逸脱した。



白黒画面はときどき眠くなる。
かなしいかな、天然色をみすぎたからなのか。
いままで眠くならなかったのは成瀬巳喜男の浮雲、フェリーニの道。テキサスの五人の仲間。
今回雨月物語は自分の教養の無さをさらけだすようで嫌だけど、数分だるくなった。寝ちゃう、ということはなかったが。。。。

それにしても、深い物語。
いまの女の人だったら、こういう男の人の願望をちゃんときいてあげられるかな。無理だろうなあ。
たぶん、だったら、好きにすればって、匙投げて、でていってしまうんだろう。
ああ、日本の慎ましやかな女性はいずこへ。。。。。









2014年5月21日水曜日

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! がんばるおじさん達、ちょっとかっこいい♪

この監督初見。
エドガー・ライト。
脚本サイモン・ペッグ、エドガー・ライト。
サイモン・ペッグは主演も兼ねている。

そうねえ、おもしろかった、うん。
楽しんだ。
損した感はない。
でも、あくまでも趣味として、いう。
こういう展開には不満。
ストーリーとか、書かないけど、SFじゃないといけないのかな。
ラストのために、あの物語がいるんだろうか。
もっと破天荒なばかっぽさが欲しかった!

主人公の名前がいい。
ゲイリー・キング!
王様じゃん。
でも、かっこわるい。
とんでもなく、いけてなくて、情けなくなる。
ひとことでいって、純。
現実との折り合いがつけられないって、とても共感する。


このひとがよかった。
ニック・フロスト。
太ってるのに、足がはやくて、喧嘩が強い。
主人公より目立っていたかも。
ピンチになるとでてきて、助けてくれる心強い奴。


スティーブン バディ・コンシダイン
書くとネタバレになるのか。
つらいとこだなあ。
このやくどこ、なかなかおいしいんじゃないのかな、としておこ。

それにしても、みなさん、見事な飲みっぷり。
イギリスのビールはアルコール度数低いのか?
そんなことはないよねえ。。。。。
お酒に弱い当方としては、うらやましいかぎり。

90年代のUKロックがふんだんに流れて、とても贅沢。

脚本から、安心したこと。
イギリスの人たちも、お店がチェーン展開していくことが嫌なんだ。よかった。









2014年5月18日日曜日

ナバロンの嵐 うわハリソン・フォードわかい!

DVDにて鑑賞。
図書館のリサイクルコーナーになぜか置いてあった。
近所の人が寄付されたのか?
図書館ラベルなど一切ない。
ありがたく頂戴した。

1979年イギリス映画。
ガイ・ハミルトン監督作品。
めったにみない戦争映画。さていかがなものであろ?

画面や、さいしょの音楽で、1960年代の映画だとおもいこんでいて、クレジットにハリソン・フォードとあって、びっくり。
とても若い。
てっきりスター・ウォーズの前とおもっが、調べたらちがっていた。
この前年がスター・ウォーズ公開。
そうか、あれで人気ものになって、これなのか。
なんか、ハン・ソロから数年前にみえちゃう。

ロバート・ショーと、エドワード・フォックスのコンビの達者さが作品の質をあげている。
フランコ・ネロが悪の魅力をふりまいて面白い。

退屈しないで一気にみれる。
リアルじゃない戦争映画はけっこうたのしいな。

ディア・ハンターとか、プラトーンとかは、ちょっとパスだけど。。。。





ロバート・ショー、ひさしぶりにみたら、またスティングがみたくなった。



2014年5月7日水曜日

テルマエ・ロマエⅡ 絶対だめだとおもったけど、意外と!

あのテルマエ・ロマエの続編。
監督も同じ、武内英樹。

この作品はなんといっても、音でしょう。
ルシウスの時空を旅するおりの、オペラ、すばらしい。
この度もよかった。
まったく詳しくなくてもわかる、誰も寝てはならぬや、道化師を声高らかにうたいあげる。
きいてるだけで、しあわせになっちゃう。
一曲だけ日本の曲が!
ラストをすべてさらってく、強力なインパクト。
これ以上は書かないでおこう。
これから、見る人にわるいから。。。
やっぱこれはテレビじゃだめ。
あのいい音は映画館じゃないと!


もちろん内容も、おもっていたほどには、残念ではなかった。
指圧のあたり、ちょっと飽きたけど。

セット豪華、エキストラの数すごい。
贅沢しすぎ?

平たい顔族は出汁がよおくきいている。
せりふのない外波山さん、たしか、前作ではちょっとだけあったような気がするんだけど。。。。
ちょっと残念。

前回悪役だった北村一輝(毎日会ってるよ~~♪映画館でね)がこんどはちがった。
なにゆえ?あの役作りはどんなふうにやったんだろう?
健康だったり、痩せてたり。
メイクで痩せた風につくれるのか?



今回もヌードの多い阿部ちゃん。
おつかれさまです。
いつも鬼平犯科帳で小杉十三郎を演じていたことをおもいだす。
ほんと、うれてよかった。



2014年5月6日火曜日

猫侍 大笑いまではいかないけど、おもしろかった。ねこ、かわいいの♪

猫好きには、たまらない。
いろんな猫がこれでもかって、でてくる。
しあわせすぎっ♪


玉之丞↑
3匹の猫がシーンにあわせて、演技しているとか。
つぶらな瞳のメインキャラは、本名あなごちゃんというらしい。
雪みたいに白い猫。

北村一輝が「テルマエ・ロマエ」とはまったく違う演技。
未見だが、「日本の悲劇」では重厚なあじわいだとか。
ぜひ、みなければならない。

せりふの言い回しが絶妙で、本人は大真面目なのに、きいているこちらは、わらってしまう。
とくに、大詰めの寺脇康文との掛け合いには、まいった!


なぜか、猫に好かれてしまう斑目久太郎のうろたえぶり。
あの濃い顔で、本音はとてもこまっているというギャップが絶妙。
ここんとこ、たのしい作品がつづいていて、うれしい。





MUD ダラス・バイヤーズクラブに続き、マシュー・マコノヒー!


ジェフ・ニコルズ監督・脚本、2012年の作品。

オープニングからわくわくした。
だが、このかんじは「地下鉄のザジ」で一度味わい、手痛く裏切られているので、すぐ取り消すこととした。


マシュー・マコノヒーはダラス・バイヤーズクラブのように激ヤセではなく、よく鍛えられていて、胸毛もなく、すっきりと、かっこよかった。
あれ?たしか、ダラスのときは、生えてたんじゃあなかったかなあ?
そういうのも、いろいろ変えるということか。
役者よのお。

ちょっときたないんだけど、セクシー。↑



このふたり(タイ・シェリダン、ジェイコブ・ロフランド)の素晴らしい演技。
やっぱり、大人は子役にくわれちゃうよね~~。
どっちの子も家庭にさびしいものがある。
陰影の表現がよい。
片方はやたらに喧嘩っ早くて、片方は物品への執着がはっきりしている。でもどちらも、やさしい。



リース・ウィザースプーン、この役柄をどう解釈するべきか。
あまり書いてしまうと、ネタバレになるので、やめとこ。
複雑な人格、とだけ。


しぶい、サム・シェパード。
たくさんの罪を犯しているのに、応援者ができてしまうMUD。
その第一番の人物。

川沿いに家のある文化ってアメリカにもかつてあったのか。
しらなかった、勉強になった。
山窩とはちがうけど、つうじるものがあるような気がした。
まあ、ネイティブがそうなのだと、いうべきかもしれないが。

50年代ポップスが軽快にながれる。
アメリカン・グラフィティがみたくなり、それから、スタンド・バイ・ミーの鹿のシーンがよみがえって、エンディングでは、無性に腹立たしくなってきた。
なんだよ、ばーろー、大滝御大のやろー、死にやがって!!
ゆるさないからね!
MUD感想おしまい。




2014年5月1日木曜日

プリンセス トヨトミ 岡田将生の役名が、おかしい。ゲーンズブール旭って。。。

プリンセス トヨトミ DVDにて鑑賞。

鈴木雅之監督の2011年作品。

万城目学原作ものは、「偉大なる、しゅららぼん」に続いて、2作目になる。

そんなわけで、「20世紀少年」では、同じ字で、まんじょうめだったので、まんじょうめまなぶ、と読むと、何の疑念もなく、おもいこんでいたが、その読みだけではなかった、ということも、この間に知った。

ファンタジーなんだけど、もしかして、リアル?って考えさせるところがすごい。大阪のイメージに合っているんだろう。
あーまーそういうふうには全然おもわないひとも、いるんだろうけど。


これなんか、よくできてるなあ、と感心させられた。↓


うまく古色をだしている。
画面で見るかぎりでは、明治の頃のものっぽい雰囲気。
なかの本のほうは、紙がちょっと新しめのようだったけど。
ライトアップされた大阪城とか、派手だし。
豪華でうれしい。
エキストラの数もすごい。




ところで、ゲーンズブール旭って、なに?
源?
旭は朝日姫というはなしだけど、ゲーンズブールっていうのは別に戦国武将にかけたとかじゃないのかしらね。
これが気がかり。

綾瀬はるかって、いつみても、いい役者だ。
八重の桜のときより、太っていて、走ってるところなんざ、たいへんにセクシー。
胸に目がいきがちだけど、脚もきれい。
なにより、演技がばつぐんだよね。

沢木ルカと、森永悠希の呼吸があっていた。

おわってから、あれ、あれはどうなったの?
みたいなのも、ないわけじゃないけど、エンタメとしてたのしめれば、それはそれで、もうオッケー!