2021年4月18日日曜日

*あのこは貴族*黒いタートルと赤いスカート

やっと出会えたお気に入り。
嵐電の鈴木卓爾監督おすすめとあり、かなり期待した。
よかった、期待に違わぬ素晴らしい映画。
門脇麦さんの抑えるだけ抑えたような難しい演技。なんだか惚れ惚れした。
対する水原希子さん、一生懸命生きてる。明るくて、決断力もある。凛々しい♪
監督と脚本同じ岨手監督。
いいなあ、次回作品も観たい。
どうも女性の監督で女性が主人公だと、感想書くにも若干肩に力が入りがち。
さておき。
ファッション。
共通点がないような2人に見せかけておいて、実はコーディネートが似ている。希子ちゃん同窓会にて、黒に赤のさらさらしたロングスカート。
初めて2人が出会うシーン、麦ちゃん黒いタートルに赤い冬っぽい赤のロングスカート、こちらは赤い地色のタータンチェックだったかも。
一見そうでもないけど、よく見れば、かなり華やかな彩りで、服装をチェックするのが楽しかった。
さらっとエルメスのバッグとか、さすが貴族。
 
希子ちゃんの田舎に住んでるお父さん、もうなんというか、典型的ないつぞや世間を騒がせた、ポテサラじじいだった。
日本の女はさ、身近なところに、最大の敵が潜んでいるから、疲れるよ。
こういう映画のジャンルをシスターフッドムービーと呼ぶらしい。女性同士の連帯とかって。なんかそういう激しい言葉遣いじゃなく、ふわっといけるような世の中になるといいなあと。でも、日本のポテサラなじいさん、それから、若くてもじいさん、いっぱいいるし、日本に住んでる外国の人にもそういうひと、いっぱいいるし、難しいなあ。。。。。日本の男全部がポテサラじじいということではないけどさ。。。。とりあえずポテサラじゃない男の人たちには、ごめんね。
 
監督・脚本:岨手由貴子
原作:山内マリコ
2021年

2021年4月4日日曜日

*わたしの叔父さん*デンマークの美しい風景が心に沁みていく

デンマーク映画。
2021年公開。 
第32回東京国際映画祭にて東京グランプリ(最高賞)受賞。
監督はフラレ・ピーダセン。
もちろん、この監督の作品は初見。
小津安二郎大好きだとか。納得。
 
観終わってから知ったが、 登場する叔父さんは、美しいヒロインの実の叔父さん。さらに農場と家はこの叔父さんが実際に運営し、住んでいる家。もちろん、叔父さんは演技素人!これには驚いてしまった。
なにしろ、観ている最中、この叔父さん役の俳優さん、上手いなあ、デンマークの名優なんだろう、あとで調べようと、考えていた。
 
小さなエピソードが順送りにゆっくり展開する。
ときどきくすくす笑うシーンもあり、あたたかい。
でも、小津って、、と若干不安になる。
そして、ああ、やはり。
なんというか、小津ジャームッシュの方向性とはややベクトルが逸れるというか、好みで言えば、ジム・ジャームッシュのほうがいいかな?
 
ちょっと最後のヒロインの心情を理解するのが難しい。頑固なのかな。こんなことになったのは、あなた達のせい、とでも言いたいのか、それとも、全て自分が悪いと思い込み過ぎているのか、それとも、、、、などなど、観てからずっとあれこれを思い巡らせている。
 
キネカ大森でおみやげ貰った。
ありがとうございますm(_ _)m

2021年3月23日火曜日

■亀戸梅屋敷寄席■2021,3,18

いつの間にか、亀戸梅屋敷寄席に月1回通っている。
調べたら去年の7月から。
緊急事態宣言明けからということか。
ふうん、もうすぐ1年になるとは感慨深い。
もしかしたら、コロナの不自由さをなんとか堪えていられるのも寄席通いの賜物なのかも。
お腹がよじれちゃうくらい笑うなんて、日常そうそうないし。
そうそう、噺家さん、マスクしなくていいから、羨ましいなあと、妙なことを羨ましがる今日この頃^^;
 
で、この日も満席で、札止め。
もう、当たり前、になりつつある。
 
受付では、前座仕事がすっかり板についた楽べえさん。
来月ふたつ目昇進。今度は楽花山さんになるらしい。
めでたいけど、来月から前座仕事をする人がひとり減ってしまうのが心配、とは、中トリの小圓楽師匠。ボランティアでも立候補しちゃうかなあ、なんて(*^^*)
 
開口一番、楽べえさんで洒落番頭。だいぶ滑舌がよくなってきた。
ふたつ目昇進おめでとうございますm(_ _)m
来月いないのねえ、寂しいな。
 
鳳月さん、孝行糖。
好きな与太郎の噺。なんだか色男な与太である。
鳳月さん、紙入れとか聴いてみたい。
 
中トリは小圓楽師匠で阿武松。
とても気になってしまったことがある。一体阿武松が本気で食べたら、どのくらいの量になるんだろう。知りたい!
 
休憩後、まずは萬橘師匠。この日は時そば。
笑って聴いてたが、ふと、そばを食べるジェスチャーをしている手許に、そばが一掬い、見えてしまった。
毎度々々芸に感服しているが、実物があたかもあるように見えたというのは、かなり貴重な体験になるだろうかと思う。 
やはり真に迫った演技だと、ないものを見ることがあるらしい。
 
トリは全楽師匠で猿後家。
猿に似てるって、やはりブスなのかな?個性的で好きだけど。
人の好みは十人十色、ということか。
大瀧詠一も歌ってるし。

*旅猫リポート*迂闊だった〜〜

これもDVD。
最近近所の図書館でDVD貸出を始めたので、ありがたく利用させてもらっている。
 
なんだこれは、驚いた。
涙出すぎ!
 
いやあ、有川ひろ原作とは気づかず、ドキュメンタリー風のかわいい猫がいっぱいでてくるやつかと。
 
全然違ってて涙満載のドラマだった。
油断していたため、より一層泣いてしまうという愚挙に。
 
猫連れの旅って大変そうだと思っていたが、主人公はさして苦にする風もなく、淡々と楽しげ。
平和な映画だなあなんて、少々たるくなりかけていたところに、畳み掛けるようにドラマはピッチを上げていく。
なんという手腕。
 
監督:三木康一郎
弱虫ペダルとか、ううん、観てない。
観とけばよかった。
 
2018年
昨年逝ってしまった竹内結子の主人公を支える抑え気味の演技が光ってる。
福士蒼汰くんて、かっこいい。

*モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険*DVD

あまり劇場で好みの作品がかかっていないので、DVDをちょこちょこ。
なにせロードショーは延期ばっかりだし、名画座はそれはいいや〜〜みたいなものが多くて。
まあ、好みがうるさいってこと。
 
監督: 山崎エマ
2017年 アメリカ
日本とイギリスのハーフの女性。
クラウドファンティングで2000万円集めて制作したとか。
エマさん、作ってくれてありがとう!!
 
ひとまねこざるの著者、レイ夫妻の明るい国外逃亡物語を主軸に作品の背景が、関わった人たちのお話で構成されていく。
 
映画の予算のことはよくわからないが、2000万円でこれだけやれるって、さすが日本の血が流れてる、なんて誇らしく思っちゃった♪
あの絵がそのまま動いているようなアニメーションが、心地よい。
ジョージがかわいい、黄色い帽子のおじさんがやさしい、作者のおふたりが素敵。
ハンスが亡くなってからの作品を守るためのマーガレットの奮闘ぶりがまた凄い。
国籍の問題、ユダヤ人であることの障壁を乗り越えてアメリカに渡る勇気。そうしないと、強制収容所行きだから仕方ないとはいえ、大変な決断だ。逃げ延びてジョージを出版してくれて、よかった。
 
ところで、ハンス・レイの天文学の本が手許にある。
これは、恩師草下英明先生の訳。
いい本なので、時折購入しては知人に押し付けている。
おすすめ♪

2021年3月4日木曜日

*カポネ*トム・ハーディーはいい男。

2020年アメリカ映画
監督:ジョシュ・トランク
主演:トム・ハーディ
 
アル・カポネメークには、なんと4時間かかっているとか。
頬の傷も再現されている。
観終わって、カポネって幾つで亡くなったのかと調べたら48歳だった。この映画は最晩年を描いているということらしい。
お金が掛かっている。さすがアメリカ、ハリウッド。
調度品や衣装が丁寧で美しい。
食事もおいしそう。
悪くないけど、もう少し柱になる物語が必要だったように感じる。もったいないような。
トム・ハーディーは、なにを要求しても大丈夫な役者。飛行機だって操縦してしまう♪
今回、ややネタバレになるけど、おむつ姿まで、披露してくれた^^;
ダンケルクの相棒ジャック・ロウデンがもっと出てるかと期待していたがさほどじゃなくて、残念。
久しぶりのカイル・マクラクレンはツインピークスのときと余り変わっていなくて素敵だった。

2021年3月3日水曜日

■亀戸梅屋敷寄席■2021,2,25中トリ三遊亭萬橘

亀戸梅屋敷寄席、2月25日。
お客さんの入りが初めちょっと心配だったけど、開演間近には、7〜8割、埋まってたような。
 
開口一番は楽べえさん。
寄合酒。

鯛好さんは、なんと、風呂敷。
なんと、とかいっても、うわあ、菊龍師匠と聴き比べ!なんて思っているのはわたしだけなんだけど、、、^^;
とはいえ、年季が違うなあ。
でも、この日は、いままで聴いた鯛好さんの噺のなかで、いちばん面白かった。下品との境界線すれすれな感じ、まあまだ昼間だし♪
 
で、たくさん笑っていい流れなところに、さらになんと、中トリに萬橘師匠。あれれ?中トリはたしか圓福さんでは?
萬さんいうには、圓福さんが来ない、連絡もないし、どうしたんですかね、心配なんですけど、とにかく上がってくれってことなんで、上がってきましたって、いい調子で始まってしまう。
蜘蛛駕籠!
なにもう、すごくおかしい!
笑いすぎてお腹いたいし、最前列のお客さん、椅子から落ちそうになってるし、あっら、くっまさ〜ん、が癖になる。
踊りも歌もおもしろおかしくて、上手。手もきれい。
いつぞやの両国寄席の稽古屋と比べると、格段に歌が上達している萬橘師匠。 
勉強されてるんだなあ。。。なんだか感動してしまった。
 
この日は野暮用に付き、中トリで退散m(_ _)m
次回はちゃんと最後まで。